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#1「想定外」を「想定内」にするのが人生の基本姿勢

毎年、年末年始はテーマを決めて、それに関連する本を集中的に読んでいますが、今年はレイ・ダリオ(世界最大のヘッジファンドの産みの親)の書籍で攻めてみようかと思います。

以前、『PRINCIPLES FOR SUCCESS』を読みましたが、絵本になっているので30分くらいで、成功の原則のエッセンスを知ることができます。小学生でも読めるレベルなので、活字慣れしていない方にも良いですし、お子さんにもお勧めです!私は新卒社員に回覧して読んでもらいましたし、友人は小学生の子どもに渡してました。
私も小2の娘におススメしましたが、「ちいかわ・銭天堂・名探偵コナン」で満足しているのでと却下されました…

このレイ・ダリオのガチの本があります。
・世界秩序の変化に対処するための原則 なぜ国家は興亡するのか
・PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則

なんと、この2冊で1100ページと大ボリュームです。年末年始だけでは読破する自信がないので、今からこの2冊をランダムに読み進めていきたいと思います。

今日はコチラ。

過去500年に起きた政治的・経済的な激変を研究し、現在に生きる我々が経験したことのない根本的変化が、将来、発生し得ることを解説した、未来を歩むためのガイドブックとなっています。

自分で過去500年に起きた歴史を調べるだけの時間も気力もありませんし、仮に、学ぶことができても、うまく解釈できる自信が全くありません…

4,400円と普通の書籍に比べれば、多少割高ですが、上記を考えると、圧倒的にコスパ・タイパの良い内容であることは間違いないでしょう。
とはいえ、550ページのボリュームで、下手すると積読、読めたとしても消化不良になる可能性大なので(汗)、ブログに綴っていきながら、少しずつ消化して、未来の意思決定に活かしていきたいと思います。

今日、読んで気になった箇所はこちらです。

過去の歴史の中での、帝国(オランダ帝国、大英帝国など)や王朝(中国王朝など)などの興隆と衰退を研究した結果、以下のようなビッグ・サイクルがある。
ビッグ・サイクル
1)生活水準を大幅に向上させる創造性と生産性に富む平和な繁栄の時期
2)富と権力を巡る争いが多発し、富、生活その他大切なものが破壊される不況、革命、戦争の時期
との間を行ったり来たりする。

とてつもなく大きな好況の時代ととてつもなく大きな破綻の時代は、他のことでも同じだが、一生に一度の割合でしか起こらない。だから、歴史のパターンを何世代にもわたって研究した人でない限り、びっくりすることになるのだ。

政治制度や経済制度、貨幣、帝国が、永遠に続いたことはない。それなのに、制度が破綻すると誰もがまさかと思い、メチャメチャにされてしまうのだ。

これを読んで感じたのは、今まさに、ビッグサイクルの後者(破壊の時代)に突入しているのではないかということ。
富の不公平さ、戦争、不況、災害など、破壊リスクが増えていますが、そんな状況下においても、
人間誰しも、現状維持バイアスがあるので、今の、制度・政治・貨幣・会社が続いていくだろうと考えてしまいがちです。そういう思考にいると、何かが破綻することは「想定外」になってしまいます。
例えば、自分が働いている会社が潰れることを「想定の範囲内」と思っている人はごく少数ではないでしょうか。

でも、過去の歴史の中で、永遠に続くことがないのであれば、「想定外」のことも十二分に起こりうるので、途轍もない状況が訪れる(いつ、起きるかは分からないけど、いつかは起こる)ことは「想定内」として捉えておくことが、人生の基本姿勢として必要になっていきそうです。
そのためには、分かりやすい準備としては、まずは、個人でも会社でも内部蓄積を増やすことですね。他にもいくらでも、備えることはあるので、コツコツと準備していこうと思います。

なかなか読み応えのある本なので、少しずつ咀嚼しながら、ブログに綴っていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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