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西アジアの歴史ー2

今日はメソポタミア文明から。

前回のエジプト文明と合わせて

オリエント文明と言ったりもします。

オリエント急行という有名な寝台列車がありますね。最初フランスのパリとトルコのイスタンブール(オリエント)を繋ぐということでした。今は定期便はないらしい。


メソポタミア文明は、チグリス川とユーフラテス川のあたり。地図でいうところのイラクで起きた文明です。メソポタミア=川と川の間の地域、の意味。一番最初に生まれた文明です。

前回書いたエジプト文明とは違って、こちらの土地はずいぶん平坦で海もなく、さらに結構豊かな大地だったので、つまるところ色んな民族が、この土地と豊かさを求めて入ってきた。また、この地に入ってきたシュメール人という人たちが、すごかったんです。


<シュメール人の功績>

1灌漑農業。運河を作って水を農地に運び、安定して作物が穫れるようにした。

2絵文字〜楔形文字の誕生。のちに作られるハンムラビ法典もこの文字で書かれている。さらに楔形文字はやがてアルファベットに進化します。

3交易。灌漑農業が発達していたので、麦が良く穫れたため金銀青銅宝石などと交換した。平らな土地だったから木とか石とか貴重な交易品でした。

460進法や分数の発明。交易をしていたので計算方法が発達した。

5芸術。交易で得た金銀などで装飾品を、発達した文字で詩歌など文学も生まれた。

と、まあこんなかんじで、要するにすごい発達した文明だったことがわかれば良いです。

だって、今から5000年前の人たちですよ?!すごくない?!今でこそ人生80年とか100年とか言われてますけど、当時もっと短命だったのに!!!

で、この楔形文字を見てわたしはギルガメシュ叙事詩について語りたいと思います。


わたしの年齢、バレますが、小さい頃ギルガメッシュというテレビ番組をやっていて、内容は忘れましたがすごくインパクトのある内容だったと思います、というのを思い出し、つい書きたくなりました。笑


で、ギルガメシュ叙事詩は楔形文字で書かれた有名な叙事詩。叙事詩というのは記録というか、そんな感じ。そこに大洪水について書いています。旧約聖書の中にノアの箱舟という物語がありますが、これがその大洪水の話。


「ノアの箱舟」

人々が神様を信仰しなくなって荒れてしまったので、神様はいやになって全部流してしまおうと考えた。ノアという真摯に神を信仰する人がいて、神様はその人に大きな箱舟を作るように言った。その人は家族総出で大きな大きな箱舟を作って、近所の人にばかにされながらも神様の指示通り、地上に住む生き物のペアをつかまえてきてとにかく生き物という生き物、ノアの家族とか入りたい人(つまり真摯に神を信仰する人)を箱舟に乗せ、食べ物をたくさん用意し、全員がその箱の中に入った。するとみるみるうちに大雨嵐大洪水が起こり、箱舟の中にいた生き物たちだけが生き残った。嵐がやんでいつ地上に出ていいものかと鳩を放した。すると鳩はオリーブを加えて箱舟に帰ってきた。もうオリーブが育つまでに地面が回復していることがわかり、ついに地上に降り立ち、その中にいた生き物はそれぞれ栄えた。神様は二度と大洪水を起こさないという誓いの代わりに空に虹をかけた。

という、もうこれは常識レベルかもしれませんので、かなりはしょってます。今でも鳩が平和の象徴になっているのはこの物語があるからです。知らなかった方は今日から知ってる人になったからよし。


はい、


そして、


紀元前2000年頃、この地を統一する政治権力、古バビロニア王国ができます。


さて、このバビロニア王国でできた有名なハンムラビ法典というものが見つかるのが、紀元前1700年。目には目を、という有名なやつ。


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