西アジアの歴史ー6ー旧約聖書について2
昨日、モーセのエジプト脱出まで書きました。今日は残りです。
題名が西アジアの歴史になっていますが、うーむ、まあいいか。
・ダビデ
・ソロモン
取り上げている物語はあくまで旧約聖書の中の有名なものの一部です。
この二回のところで知って欲しいのは、
1旧約聖書ってこんな内容であること(一度は触れたことある内容では?)
2登場人物の名前とやったこと
3神との関係(特に一神教というところ)
です。
さて、今日取り上げる二人の物語は今までと少し違います。
モーセがエジプトから脱出し、イスラエル人は無事にカナンの地で暮らすようになりました。少し歴史を先取りしますが、カナンの地はやがて南北に分かれていきます。ダビデはその南の方の王になりましたが、北の王が亡くなり、カナンの地であるイスラエルにイスラエル王国を建国します。
<ダビデ>
とにかく甘いマスク、キレキレの頭脳の持ち主、ダビデ。彼は幼い時から「やがてイスラエルの王となるであろう」という予言され、頭に香油を注がれていた(頭に香油を垂らすというのが、王であると認められたしるしになっていた)。竪琴の上手なダビデは、イスラエル王サウルのもとで大変可愛がられたけれど、とにかく人気なものだから王は彼に嫉妬し、彼を殺そうと企む。ダビデはイスラエルから逃げ出す。戦いがあって、イスラエル王サウルは死んでしまう。そして、ダビデはイスラエルの王になる。ここまでは良かった。いつものパターン。そして、ダビデは一目惚れした女性と恋に落ちる。相手は今戦いに行っている主将の奥様。ダビデは美しいその女性欲しさに、旦那を危険な戦地へと送り込み、結局思惑通り旦那は戦死する。ダビデはその女性と結ばれる。そんなことをしていた矢先に神はダビデを見放し、彼は自分の子供の一人に殺されそうになる。この事実さえ辛いのだが子供はその戦いの中で亡くなる。ダビデは神に背く自分の行いを大いに反省し、神はそれを許した。やがてイエスキリストはダビデの家系から生まれることとなる。
<ソロモン>
ダビデと略奪した美しい女性の子、ソロモン。平和という意味の名前を持つ彼は、父から受け継いだ、立派に栄えたイスラエルという国をとにかく大切にしようという目的で、戦争をやめ、周辺諸国と和平を結ぶための戦略結婚を受け入れた。また平等な裁きを行い、経済を発展させ、さらにイスラエル王国は栄えることとなった。また、イスラエル人のために豪勢で立派な神殿を作った。満足したので今度は自分が住むためのまばゆい宮殿を作ることにした。そしたらお金が足りなくなった。13年かかってようやくできたが、その間人々は重労働と重税に苦しんだ(足りないお金は税金でまかなおうとした)。その宮殿には各国から美しい女性が集まってきて、ソロモンは掟を破ってたくさんの妻を持った。女に溺れた彼は神から見放され、しかし彼は神に許しを乞うことはしなかった。その後イスラエル王国もぐらつくことになった。ソロモンの平等な裁きというのは、彼が自ら神に乞いた「賢さ」で、今でも沢山の「ソロモンの格言」が残っています。
以上が、ざっくりとした旧約聖書の物語です。もうざっくりしすぎていいのかこれで?と思いますが・・・タラーなんとなく旧約聖書とか、よく聞く名前の人物が何した人なのかとか、わかっていただけたならよかったです。
よく、ソロモンの嘘つきとか、ガイアの夜更けみたいなのありますよね。いずれも、ギリシャ神話だったり旧約聖書の登場人物です。
ここにもまた、歴史の裏に女性ありではないけれど、惑わす話が出てきますでしょ。土地を求めるところから始まって、お金がないーとなり、お金があるーとなったら、オンナです。そこに宗教が絡むと、常に神様の存在があるということになりますね。お金(正確にはお金というよりも富)に溺れ、女に溺れ出すと、神様を省みなくなる、すると、破滅するという流れ。反省すればまだいいけれど反省しないと国が滅びるというね。
で、ここで。人は罪人ていうところから始まるんです。反省すれば救われると説かれているんです。だから反省の意図を持って祈ったり、各宗教が儀式を作ったりお祈りの仕方が決まっていたりというのが出て来るんですね。
さて、次回から、歴史の流れに戻りますね。脱線いたしましたが、脱線ではなく、大事な大事な話です。リーダーとしては。
手塚治虫氏も聖書物語出されています。興味を持った方はどうぞ読んでみてください。大洪水は、ノアの話ですね。
『歴史から平和が実る』という合言葉をもとにブログを続けています。ご自身のリーダーとしての未来を考えるきっかけが見つかりますように。 このブログでのリーダーの定義は「人生を、自分自身が舵をとって進もうとするすべての人のこと」お役に立てましたら、投げ銭応援お願いします。