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シンプルなシステムの中の自由さ ドラクエ1感想

先日ドラクエ1(Switch版、スマホ版準拠)をクリアしました。

ドラクエ歴としては、何となくユアストーリーを観て感動し、なんやかんやでダイの大冒険(新アニメ)を毎週楽しみにし(原作は知らない)、ゲームをクリアしたのは関連作込みでこれが初めてです。

ちなみに前回こんな記事も書いてるので興味あったら。
未プレイ勢が映画『ドラゴンクエスト ユアストーリー』を観たときの感想
https://note.com/reachtsumodora6/n/nbc69c2a28772



いやー、面白かった!
一晩でクリアした。てか、気付いたらしてた。

それもそのはず、このゲームで最初に言われるのが「魔王を倒してこい(できたら拐われた姫を救ってくれると嬉しい)」であり、唯一の目標である。
明確な攻略順や山場、イベントがほぼないため、切り時(小目標達成時)が分からず一気に突っ走ってしまったのが一番の理由だ。

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攻略順も探索場所も自分で決めていいのだ。もちろんノーヒントという訳ではなく、町で情報収集して自分で判断する。イベントアイテムも自分で見つける。
魔王を倒すまでの道を自分で作っていくゲームだと感じた。

何事も全て自分で決める、自己責任のゲーム。失うもの(所持金の半分)に納得できるときは死んでも電源を消さずそのまま続行できる。だからこそ何度でも挑戦でき何度でも失敗できる。
「自由には責任が伴う」だなんて言われるけど、このゲームは何事も自己責任だからこそ、とても自由な旅だと感じた。

この自由な感覚、自分はポケモン赤緑ぶりに感じた。私の初プレイゲームにして、今までで一番楽しかったゲームである(回想シーン突入)。
当時、私は都会っ子のちびっ子で、いろいろな意味で制約が多く、外で遊ぶことすら「危ないから」「苦情がくるから」と制限されかねなかった。
だから画面の中とはいえ、大自然や見知らぬ場所や怖い大人がいるような子供には少し危ない世界を、ポケモンと一緒に誰に怒られることなく自由に冒険できたのが楽しくて仕方なかった。
ポケモンシリーズは新作が出るたびプレイしていたが、そのうちイベントやそのためのフラグ管理要素がどんどん増えて、その分自分の好きなように世界を冒険することは出来なくなっていったし、他人の人生をなぞらされている窮屈な印象を感じながらプレイしていた(ポケモンバトルは楽しいけどね!)。

そして、あの自由な冒険は恐らくもう二度と出来無いかもなと思っていたら、今回まさにそれができたのである。
システム的にできることは少なくても、自由を感じることはできるというのは新たな発見だった。むしろ、戦術や仲間のことを考えなくていいから、戦闘は愚直にレベル上げるだけで探索にほぼ全集中できるって側面もあった。

決められた道ではなく、自分の好きなようにゲームを進められる。そんなゲームだから、プレイしているうちに、画面の前で指だけ動かしながら座っているだけのはずなのに、まるで自分が大地を歩き回っているような感覚になる不思議なゲームだった。
そりゃ一気にクリアしちゃうよね😅


そんな感じで勇者に入れ込んでプレイしていると、印象に残ったイベントがあって、
どうしても誰かに話したいので最後に2つだけ紹介する。
ネタバレ注意な!やってない人はすぐクリアできるしプレイした方がいいよ!





①カッコいい装備
若干ウトウトしながら洞窟内を探索してたら、奥の方にある宝箱から装備が出てきた。
「しのびのくさり?……ニンジャ!ニンジャ!」
とウキウキで装備したら急に怖い音楽が鳴った。

……どうやら「しのくびかざり」だったらしい。呪われてしまった。
頑張って探索したからさぞかし強い装備だろうと思ったのにー

ちなみに迷ってじり貧で死んでしまった。「(まぁ城にいるじいさんなら呪い解けるかな?)」とか思ってたら、

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もうなんなん?🥺
城を出禁にされたけど、城下町で呪いを解いてもらえたとさ。

ちなみに2回とも一発ツモだったし、呪い解いた後でも高く売れた。易しくなってる?



②若気の至り
私もノリノリで勇者になりきっていたので、そりゃ姫様を救うべく一念発起ドラゴン討伐クエストに挑戦しましたよ。
最初はボロ負けだったけど、別のところを探索して、強くなって再挑戦したら、まぁなんとか勝てた。
さぁ姫様を連れ帰ろうと思って話しかけると、わざわざ専用グラ用意してまでお姫様だっこなんてするからびっくりした。姫様救っちゃったよ……☺️



……ん?


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……この子、俺に惚れてる!!!?




ひっさびさにときめいちゃったよ。
自分も最近は分別がついてきて、アニメとかで美少女キャラが惚れているのはこの冴えない男キャラであって自分ではない、ってのは意識に根付いてたんだけど、
今回ばかりは夢見ちゃったよね。勇者になりきってるんだもん。

こんなんされたらこの後どうするかしか考えられなかった!
ろくなスポットもないし回復もしたいし宿屋に直行だな!!!ぐへへ



……んなこと思って宿に行った、その翌朝

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……終わってみれば有名なやつだった。有名にもなるわ。

宿屋のおっさんに察されて勇者も照れたろうな。俺もだ。開発陣のおっさんに思考を読まれ切ってたわ。
そんな恥ずかしさと、でもやることやりきった満足感で、一人テレビの前で「グヘァ」と聞くに堪えない声を漏らしてしまったとさ。


以上です。
下らない話にお付き合い下さりありがとうございます。


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