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消えてから悔やまれる話

1回だけと決めつつ、結果2回もジョブチェンジしてしまっているが、どこも人間関係で離れた訳ではない。

だから前職の同期とか、前々職は先輩や後輩や他部署の人と飲みに行くことがちょいちょいある。
こうして勝手に離れていったのに自分を誘ってくれるのは大変ありがたい話なので、極力…いや無理にそちらに合わせてでも行く。

そんな席で、ありがたいやら過大評価やらあるけれど自分を持ち上げてくれさえする。

…誘っておいて俎上に載せる人は、嫌がらせでもない限りいないのはわかっている。
ただ単純に悔やまれたり、惜しまれるのは嬉しい。
いや、そんなに思ってたなら在職時にもっと評価するとか、環境に配慮するとかしろよとかは思わないこともない。むしろメッチャ思う。

ただ、去って何にも思われないよりは、その反応が評価だと思えば…かなり買われてた気がしてニヤッとする。

前々職は、自分のように攻撃的(?)に残業を受ける担い手がいないから残業が増加中。
前職は何故?と思う施工ミスをやらかしたり、そもそも仕事数が減っている上、上位職の方も異動やらはたまた転職でいなくなる始末で大変らしい。

しかし正直なところ、所詮は「惜しまれている自分でなくても誰でも替わりは利く仕事」だ。
なぜスキルも無い自分がそこで出てくるのか…

その人にとって自分は好く思われている、ただそれだけであって、それが最大のファクターなのだ。
自分自身、根暗な陰気野郎だからファーストメットでは好印象でないことは確かだが、今こうして語らえるくらいに思ってくれているのは、自分に見えない自分の良さというものがあるのだろう。

メンテナンスというのは感謝される仕事でも、褒められる仕事でも、助かる人がいるわけではない。
ただ、何かがあったときに初めて困る。

困るところになってからメンテナンスしてないことを悔やまれるような…なかなか評価に繋がりにくい仕事に思う。
自分は近々で評価されてチヤホヤされるより、こういう役回りが似合っている。

余程のホワイトカンパニーでない限りは、上司も上司で自分のことで精一杯だと思う。
だから視野を他に向けようとしたってそうも言ってられねえ!な昨今においては公平、正当評価を謳っていても評価されないなんてザラなんだから、自分の役回り通りに動けたらそれでいいと思った。

ただ、チヤホヤされたくないわけでもないのだが。

分かってる人が分かってくれればそれでいいや。


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清水青庸
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