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後悔のようで、後悔していない。

転職して早2ヶ月。
いや、まだ2ヶ月か。

面談して、面接までして理解して納得していたはずの仕事内容だったはずなのに、毎日出勤するときは気が重い。

土日にどこか出かけて、そこで気晴らしの一つでもやらないと月曜日はかなり重苦しい。

話はしていたけれど、実際見てみたり、少しでも仕事に触れると違和感が生じるのはよくあることだと思う。
仕事内容があまりに広大すぎてついていけない、これについていけるような存在と思われていることが気が重い原因。
格が違うとそんなのはすぐわかっちまう。
仕事内容も言われていたことと焦点が違う。
言われていたことに触れないわけではないが、自ら出張るようなことはしていない、といった感じで、なんだかもどかしさを覚える。

それと雰囲気。
面接までは割合和気藹々としていたのに、出勤する職場は殺伐、とまではいかないが、とはいえ和気藹々さは感じられていない。
自分の人見知りさが拍車をかけてそう感じさせているであろうところはあるから、こちらの非は少しはあるけれど。

だから、今ひとつ馴染めないし、全くもって力にもなれていないのは凄い感じるし、これからも大して変わらんだろうことは明白。
中途採用なら、社会人としては経験者なわけでろ少し教えたら多少はやってくれるでしょ、というような風潮がある…気がする。
社会人としてはそこそこの自分が、いたずらに職歴を重ねてしまっているが故、尚更そう見えている気もするし、スキルや経験値の格が違う方々と対等な感じで仕事をするなんて、土台無理だろうと早々に思っている。

辞めたいけれど、2ヶ月は早計過ぎる。
何もわからないから、周りがある程度見えてくるのまでは粘りたい。
見えずに過ぎても少しでも何かを得れたら…
しんどいけど。

、と書いていると敗走者の言い訳と捉えられても文句は言えないわけだけれども、ここまで数社を経験してきても後悔はない。
社会としての日本に狭苦しさを感じていたけど、今は真逆。
前の会社では絶対に得られなかった知識もついてきたし、若干の経験もある。
だからってそれを売りにもしてないし、できない半端者でしかない現状だが。

転職は三十路まで、なんてザックリ言われているが、未経験者でも不惑を過ぎても入社してきた人も見てきたし、何回か転職していても入ってきた人も見てきた。
実は寛容で、受容的になりつつあること、今後も続くであろう売り手市場という現状も相まって、門戸が広がっていることも知れた。

とはいえ、あのときの選択は誤りではないか、と疑うことも幾度もあった。
ただ、あの時理解していなかったことが、今なら少しはわかる。ということがあるから後悔できない。

仕事の探し方が下手なんだ。きっと。

面談、面接に疲れて、緊張もしてなかなか突っ込んで深いところまで聞けていなかった。
疑わしければ聞くしかない。
求人読んできてるから、それと話が違う時点で本来はどうかしているはずなのにな…

笑顔で面接を締めくくるなんて就活してた時分から読みつくしたところだが、こと転職活動については悩みや不安が霧消したことで生じる表情の弛緩でもあるんだろうな。
露骨に年収を持ち出したらイメージは良くないだろうが、職務内容なら深く聞くことはマイナスにはならないし、真っ当な企業なら意欲的な人間だとプラスに捉えてくれるはず。
研修もキッチリしてれば、それだけ育てようとしてくれていると感じられ、それに応えようと思うし、相互理解の上でしっかり進んでいくほうが離職も少ないはずで、企業としても人材を安定して育てれるはずであるから、本来はこれを望んでいるし、かつ効率も良いはず。
しかし、何故か履行していない企業にしか出会えていない。

打席に立たせても見逃し三振しかできない現状だが、せめて併殺打でもいいので当てられるくらいまで粘ってから羽ばたこうとは思いつつ、やはり今の現状がしんどくて、精神や身体が保つのかがわからないが、休日は好きなことを意識的に積極的にやって騙し騙し生きていこうと思う。

自分なりに区切りはつけている。
それも騙しの一つ。
こんなんで苦しむくらいなら、苦しむことに時間を取られるなら…と最近は見切りが早い方々も散見されるが、その潔さを羨む。
変に粘り強いから、限界まで居ようとする。
良くも悪くも…いや、この場合は悪いか。

最初の転職先も結局、不安に駆られて出勤時に動悸がするようになるまで、追い詰められていたのに耐えていた。
雰囲気とかは今以上に良く、動悸もバックアップの不十分さに対する不安で、仕事自体は残業の多さを除けば貢献している感に溢れていた覚えがある。

選んだ行動に後悔はしていないけれど、結果がついてこないから後悔しているように見える。
人生って難しいね。


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清水青庸
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