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夏が来た。

とっくに来てるがな。

ここ数年、梅雨明けを待たずに平熱くらいの気温をかましてくるからもう一気に夏だな、と。

空を見上げるとアニメみたいな鮮やかな青と、造形美著しい積乱雲。

辺りはセミがやかましく、懸命にシャカシャカ喚いていて、地面に目を落とすと務めを果たした数日後のセミの成れの果て。
と思いきや眼前で蘇生してバチバチ羽を使って飛んでって驚いたりなんかして。、

毎日風呂に入っていても朝の時点で汗臭いし、朝シャンもしてないのに若干ウェットな髪。
マスクしてようと、してなかろうと高湿度高温のモワッとした空気の息苦しさ。

暑いからそうめんでいいよ〜
ならそのまま乾麺で食べてくれよ。
沸騰させて茹でてるだけでもかなり暑いんだが。
なんて思ったりもして。

そして、もう8月。

お盆休みという長期休暇を社会人になって10年、ようやく体感する。
鉄道員で盆暮れ正月は関係なく働いていることに慣れきっていたので、本当にこんな休みあるんだ〜が正直なところ。
仕事をしていて旅客流動の低さで盆暮れ正月なのははっきりわかるが実感はなかった。

信頼されているのか、ただ単に使い勝手がいいのか残業することもあるし、ここみなし残業制だから定時で帰るのが一番コスパ良いんだよな〜なんて思いつつようやく馴染めている気がして嬉しくもある。
必要とされている、という承認欲求が満たされてはいるが、それを満たすために働きに走るのは後々破滅を招くことはよく知っている。
前職のように急進的に仕事をするより、前々職のように惰性的に仕事をしているほうが保つ経験則から今の会社は急進的気質だけれども、あくまでも惰性を意識している。
急進的だと皆自分のことで精一杯で他が抱えている仕事なんて気にできる暇もないから、LINEでやりとりしていてもコール&レスポンスの悪さが散見されるあたり、内勤専従の方々の苦労は推して知るべしだが、外勤の我々ものらりくらり放浪しているわけでもない。
挨拶しない人はしないし、こうしてお互い労れない忙しなさで不満はあったりするが、一歩外に出るとそんなことは小さいこととばかりに気温と湿度の高さに閉口させられる。

せっかくだし、なにをしようか。
…とりあえず休むか。

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清水青庸
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