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読めば紛れた気がした

最近、読書を再開した。
する気がない時もあるけど、その時はそのときで逆らわないようにしている。
やりたいことを、やりたい時にやれれば充分。

ひたすらボーっとしすぎて退屈に思えてきた…のは良い傾向かもしれない。
少し前はボーっとしていることが一番だった。それ以上のことはできなかった。

手っ取り早く本を5冊ほど買ったけれども、2~3日で読み終えてしまい、これ以上のペースは破産しかねないので図書館の貸し出しカードを作った。
読書を日常に織り込まないのはこれが理由であり、余暇時間を作る工夫でもある。
戦略的撤退として読書は気が向いたときにするようにしているが、これからは借りるようにすれば多少付き合い方も変わるかもしれない。

小学生の頃は読書が嫌いだった。
読書感想文、というのは読んでからそれを感想として認めるというのはなかなかに辛かった。
ズッコケ三人組シリーズをサラッと見たのが思い出されるくらいで、課題図書に挙がる本は薬のように苦々しく読んでいたように思う。
ここの場面でこう思った、ここでこう思った…が続いて、書いている側も単調すぎて飽きていたのかもしれない。
読んだ感想だろ?こう書く以外にないだろ?
と半ば開き直りつつ乗り越えたものだ。

同級生がコンクールで賞をもらった感想文が、他の受賞者のものと合わせて文庫本サイズくらいの本になって配られると、雲泥の差だったことを思い出す。
自らの考えを載せつつも、本の内容も触れつつも読んでいない自分にもスッと入ってくる素晴らしい出来(というと上から目線だが)で、到底敵わないと思っていたものだ。
関係ないところから入っているようで、ストーリーと絡ませて考えを乗せていくと…あれ?関係あるなこれ、という構成が皆それだったから自らの出来に嘆息したのも懐かしい。

とはいえ、いい年こいて僕苦手なんで~だと実りがない(?)ので、書けるものはここに記録がてら書いていこうと思う。
一応文系だし(?)

適応障害は頭が回りにくく、うまく言葉が出てこず、自信も喪失しているもんだから小声がちになって、トーンも落ちてしまって…喋る能力が落ちてしまうような症状もあるらしく、自分はまさにそれだ。
今は少しマシになったけれど本調子にはまだ少し足りない。
プライベートでの経験を犠牲にして、社会人としての経験はそれなりに積んでいたから、社会人としてそこそこの会話ができるつもりだったのだが、それは早々にスクラップされた。

そのわりに、読書速度は変わっていなかったから仕事以外の読み物ならイケるらしい。
だからビジネス書とかでなく、小説のほうが現実逃避できて気が紛れるし、時間も潰れる。
そもそもビジネス書なんて堅苦しくて、実家に飾り物としてあったものをチビチビ読んでみたものの、読み切ったことなんかなかったし。

リスタートに向けて、語彙だけでも身に付けられればいいな~という下心も秘めながら、どうせならこの期間を有意義に過ごしてみようかと思う。




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清水青庸
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