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もっと、やっときゃよかったわ。

なんていっても後の祭り、後悔先に立たず。
人生は一方通行故に取捨選択が必要なんて大人にならなければわからない。

この間、数年ぶりにプールに行った。
アラサーの独身男が一人で行くには…とどこか引け目に感じて毎年過ぎる夏ではスルーしていた。
ただ先日、ほんのきっかけで行くことになった。
久しぶりに入水してからひたすら泳いでた。

小学生になるとスイミングスクールに通わされていたから、昔取った杵柄で今でも全種目はブランクがあってもスーッと泳げてしまう。
少し慣れると個人メドレーもやってみたりしていたから、結果一番楽しんでいたかもしれない。

大人になると、初めてのことに躊躇いを覚える。

となると小さい頃のほうが躊躇なく踏み込めたんだろうな〜と思う。
自分の場合、小さい頃から好奇心がそこまであったわけではなかった。
だから昔のせいにしてみても結果は同じだったのかもしれないが、もしかしたらその怠惰さもなんとかなっていたのかもしれない。

子供のうちから一途なのも、それはそれで素晴らしいことではあるが、視野を広げていろんなことに手を出してみることも大事だったと今になって思うことがあったりする。
だからといって、いたずらに手を出してしまうのも飽き性だと怒られたし…
経済力があったかは分からないが、あっても無くてそれなりにチャンスは与えられていたし、それを放棄したのは自分である。

、といっても大人になって気づいていても遅くはないとも思っている。
転職を思いきってやってみた結果、休みは増えたけど年収は下がり、昔より大きめなことをさせてもらっている都合のいい状況ではあるが、転職していなかったら今ほど理解の足る人間には確実に、なっていなかった。

お金は大事、今後どうなるかわからないから貯金はもっと大事と思って過ごしているが、収入減に物価高、増税でうまいこといっていないのが現実だ。
ただ、そんなお金というものはこの生きている世界が存在しうるからこそ。
と書いていて脳裏にラーメン二郎の社訓が浮かんだが、一つの乱れが世界的に波及するのはままあることだ。

「あの時、もっとやっておけば…」

将来、自分が言うことが無いように。
今からでもやれることはとりあえずやっておかなければ。


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清水青庸
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