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j:comの点検営業に騙された話


正確に言えば「騙し通される前に取り消した」話になります。

というのも、この点検に私も立ち会いたかったのですが所用でおらず母親が対応し、騙された話だということを今更ながら思い出しました。

著名な企業になってもなお、このようなことをされているのは正直驚きました。一人暮らしした家にも来てたし、結構ありがちなことかもしれません。

ここと契約したい!という方なら構いませんが、この手法で契約させているのは問題だと思いますので、参考になれば幸いです。

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封書から始まる物語

マンションの入口にある集合ポストに、ではなく扉の郵便入れに投函されていた一通の封書から話は始まりました。

「点検のお知らせ」と題された封書を開けると希望日程の一覧がズラッと並んでおり、「放送設備の更新で点検が必要です~」と書かれた書面が封筒の中にありました。

必要、とあれば「やらなければいけない」と考え、疑いなく希望の日程に〇を付けて提出しました。

「社員が回収するので扉の前に出しておいてください」というような形式だったと思います。
今になって思えば何も疑わず、実にスムーズに誘導されたのだと感じました。

点検の実際

いくつかの候補に○をし、扉を介して担当者さんへ。

電話連絡がきて、日時が確定してその当日。

家に上がったのは点検機器?を抱えた1人とビジネスバッグを持った1人の計2人。器具を抱えた1人はテレビの前で作業を開始し始めるとビジネスバッグの男が動き出しました。

その男、始めたのは「営業トーク」

確かに、j:comはチューナーを繋げばたくさんのCSチャンネルを視聴でき、電話や電気、ネット回線に至るまで手広くやっておられます。スマートフォンがauなら割引もあり、メリットはあるでしょう。

そう考えると契約すれば便利で楽しいテレビ生活、いやライフラインまでお世話になれる良い会社かもしれない。

しかし、こちらは契約する意思はないわけです。

調べてみるとネット回線が遅い!などの悪評が散見されましたし、あんだけ営業トークされても民放くらいしか見ることがないし…そもそもその民放ですらただ流してるだけで意識して見ることもそうないわけで…

なので上記の魅力ポイントもそこそこに聞き流していました。
母親はスマホは使いこなせてはいるものの、こういう通信サービスの面は疎い為、私に任されていたので、息子に任せているでずっと逃げてたらしい。

もちろん、契約したい方は別の話です。

点検作業中はビジネスバッグの男性の独壇場でした。作業が終わるまでずっと営業トークを繰り広げていました。時間としては10分ほどなのですが、トークのおかげであっという間に終わりました。このあたりの流れは計算されつくしたものなのでしょうか。
点検をしている男性なんて見ている暇もなく、話聞いてたらハイ終了~といった実に円滑な流れ。

サインをするもその書類、実は

点検作業が終わると、

「点検作業が終わりましたので、報告書にサインをお願いします。」

とサインを求められました。
サインをサッと書くと、

「ありがとうございます、それでは担当者から後程ご連絡します」

と2人は立ち去っていきました。

…?

…担当者? と思われたでしょう。

そう、

「点検報告書」ではなく実は「契約書」だったのでした。

題は「契約書」と小さくあった気がします。ただ点検報告書も兼ねられており、分かりにくくなっていたことは覚えています。更に、点検の報告書と言われサインを求められている以上、サインせざるを得ない状況でした。

「契約書ってなんですか?」とそこから攻められる方もいらっしゃるかもしれませんが…無理っす…

j:comについて調べてみても、前述の通りこちらがメリットに感じるポイントもなく、契約を変えるにしても他のところがふさわしい、と点検前に結論を出していたにも関わらず、このようにいつの間に契約させられていたということにかなり怒りを覚えました。

帰ってきた私が母親から状況を聞いてまあ驚きました。慌てながらもとりあえずネットで調べてみると、それはそれはもう同様の例がズラリ…

情報収集と共有って本当大事…助けられました。

「点検商法」「点検営業」というワードもあり、体験談も書かれているサイトが数多あるにも関わらず、そこまで気づけなかった・対策できなかった自分に対して感じた怒りもあります。

騙されたことに気づいたのは上記の連絡(チューナー設置日程の連絡)が来てからの話でした…今考えても情けない話…

即刻電話

騙された、と気づいてからは即刻電話です。

私「点検に来ていただいたが、その後の電話が契約の電話だし、サインした報告書も報告書ではなく契約書だと思われる、契約する意思はないので解約したいのですが」

コールセンターの方「解約ということであれば解約手数料をいただきます」

私「契約する意思はないのに、点検報告と言われた書類にサインをさせられたが、実は契約書でした!という契約を契約と呼んで取り扱いしてらっしゃるのでしょうか?気付けない自分も充分悪いが、騙しとも捉えられるような契約手法でそちらも悪いのでは?」

コールセンターの方「それは大変申し訳ございません。チューナーは設置されてらっしゃいますか?」

私「それを設置する連絡を受けて疑問に思って電話しましたので設置前です。センターの方に言うことではないですし、言いたくもありませんが、これは不当ではないですか?この方法で全て契約されているのですか?」

コールセンターの方「大変申し訳ございません。管轄の会社にこの件は伝えさせていただきます、契約に関してはお客様の賛同を得た方のみにしており正当に行っております」

私「こちらは賛同していないのに勝手にやられました、明らかに不当です。後で気付いたこちらも非がありますがそれにしても…ということを担当者に直接言いたいですが手段もないので、申し訳ないですがこちらで言うしかありません。他の世帯は高齢者が多い。このような手法でやられていると考えるとハイハイ言ってサインしている可能性も考えられる。その担当者に他の世帯にも充分説明をさせて、契約の意思を再確認、それでも良い方は正当な手段で契約させるように対処してほしいです。正直危険ですし怖いです」

と会話を続け、解約手数料を払わずに解約できました。コールセンターの方に文句を言うのは筋違いとは充分わかりながらも文句を言ってしまいました…このあと、後追いで2人が来た営業所を探し出し、やっとこさ見つけた問い合わせ先に契約手法についてメールで質問しましたが、肝心の契約手法についての詳細な説明はなく、お詫びは1週間以上経ってからでしたしその上、契約方法は正当である旨の返答が届きました。
明確な説明や案内をしていない時点で正当ではないし…日中にやっていたらわかりませんが、契約の再確認をしている姿すら見られませんでした。
このような連中は来ないだろうと思ってましたけどそれにしてもね…という感じ。

少なくともうちの会社でこのような問い合わせを出された日には即日事情聴取からの教育的指導もんです。

以上のようにj:comは悪い!と書きましたが、その営業手法を知らない自分も悪いのです。

怖い世の中です本当に…いつの間にか契約書にサインさせられてるわけですから。

調べると結構出てきます。騙された側とかつて騙していた側どちらも出てきます。かなり悪いほうで有名なようで…回線としての評判とかもあるのでインターネットの回線業者を探している方はそちらもご参考に。

そして肝心の結論。

点検は義務じゃない!

「点検が必要です」と書いていながら、実は「点検は必要ありません」

ケーブルテレビなどの業者さんが自主的にやられている、いわゆる「自主営業」の範疇だそうです。契約したいなら封書に○をして調査という名の営業を受けて契約しても良いですが、意思がないなら調査を受け入れる必要がないということのようです。

実際、封書が届いても無視で良いようです。

一人暮らししてから2回目の来訪期間中ですが、封書は無視して業者さんの来訪も居留守使ってます。直接言えたらどれだけ良かったでしょう…

チューナー設置してしまうとBS放送が見れてしまうのもあります。そうしたら渋々契約したNHKも地上契約から衛星契約にしないといけない、そうするとお金が高くなるのでデメリットでしかありません。

渋々NHKと契約した話はこちら↓

とはいえ、使いどころ次第では良いサービスもあることはあるようです。ただ、このサービスでもネットで調べるとネガティブワードが並んでいたりして、点検営業の悪い影響が残っているようです。

そんなお話はこちら↓

皆様もお気をつけください。


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清水青庸
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