給水塔百景(フランス リヨン-モンペリエ)
リヨンからモンペリエ
モンペリエには目的の給水塔がある。
立派な装飾がされた250年前のモノ。当時水道橋ができるのと同じタイミングで貯水を行う目的で建てられたという。
前日購入したTGVのチケットでモンペリエに移動。
車窓から小さく、タンクの右側に給水塔が見える。
モンペリエに到着。
酷暑の中、カフェで休憩しながら狭い路地を適当に歩いて坂道を登り終えると、大きな広場に出た。
ペイルー公園の銅像、彼方には給水塔っぽさのない給水塔らしき建物。
青空、給水塔、順光は絵になる。
炎天下だが、日陰に入ると湿度は低くて風は涼しい。
日陰は給水塔の下しかない。
給水塔の形はどれも個性あふれるが、これだけ重厚さを感じるものはなかなか見つからない。
この給水塔がきれいに250年鎮座し続けているのは、定期的にメンテナンスがされてきたと思う。
団地や集合住宅の給水塔にも魅力はあるが、こういった歴史的ランドマークとなっている給水塔にも魅せられる。
水道橋の上は通行禁止となっているが、水道橋の下から新市街など通じてそうな様子。
お腹が空いたので、飲食店の多い広場のほうへ向かう。
今日の日替わり(Plat du jour)を頼んだら焼きうどんにプルコギ乗せたようなパスタが出てきた、フランス感はないけど美味しい。
夕方、リヨンに戻る。
翌朝、リヨンの町を改めて散策。
川沿い、朝市、喫茶店などぶらぶら。
旧市街から新市街へ抜けて、街中でCD屋を物色。
なにか珍しいCDないか探して歩くが、特になし。
今回のライブで見たいMAGMAの新譜がフランスでは先行販売していたので購入。
MAGMA vs キング・クリムゾン
夕方となりいよいよ、ライブ会場がオープン、フェス系や屋外イベントは時間が遅れるにつれて来場者ピークが来るので、早い時間に入場して席を取ってビールでも飲んでいることに。
早めに入場して席を取ってよかった、あっという間に人が入れない状態に。
大御所プログレバンドMAGMAとクリムゾンの織り成す濃密すぎる4時間、観れてよかった。
結成50年のご長寿バンドなので、お客さんはかなり年代高め。
若い人もちらほら。
MAGMA、ライブで観るのは2年振り、残念ながら新譜演奏はなし。
初めてライブでみるクリムゾン、安定感あるライブ演奏。
聞き馴染みのある曲が中心。
アンコールは代表曲の「21世紀の精神異常者」で終わる。
市街地での屋外フェスながら音量も十分あり、圧巻のライブ。
大昔、クリムゾンの曲を一生懸命コピーしたが覚えておらず何も弾けなくなった。
AirBnBの宿まで歩いて帰る。
リヨンでは最後の夜、明日は始発のTGVでニースに行く予定となりビールを少し飲むがライブの興奮で寝付けず、朝までもやもや。
2019年6月-7月