自分でやればわかる。プロがやるから簡単に見える!!
こういった話は、
田舎に限ったことではないですが
特に田舎では感覚で伝えてくる
ご年配の方が多いので
「プロがやるから簡単に見える」
を特に感じることが多いです。
都会での生活でも役立つと思いますが
特に田舎生活を上手く過ごすためには、
意識して欲しいことがあります。
田舎移住する前の心構えとして、
そして、移住後の心得として、
参考にしてもらえたらと思います。
暗黙知と形式知
※ここでは暗黙知・形式知は知ってる
前提で進みます
田舎の人は暗黙知タイプの人が多いです。
だからこそ、付き合い方が難しいと
感じたりするのかもしれません。
農業はわかりやすい例で
家族で代々農業をやってきて
作業をわざわざ言語化したり
マニュアル化したりはしないと
思います。
なんとなく、見て、真似して
体で覚えて身につけていく。
教える方も、もちろんマニュアルなどなく
「こんな感じで」と感覚的に
教えていくのだと思います。
都会のバイト先や就職先の会社では、
マニュアルが準備されていて
そういう中で育った人にとっては
田舎移住して、突然ご年配の方に
「ここをキュッと縛って
肩にサッと乗せたら楽だから。
あとは、ここにバンバンバンと
積んで置いてくれたらいいから」
なんて言い方されると、
もしかしたら、戸惑うかもしれません。
結構、口が悪い人も多かったり
方言がキツかったりすると
それだけで、気の弱い人は
怖気付いてしまう人もいるのでは
ないでしょうか。
でも、田舎のご年配の方は
本人に悪気はなくても、
結構、そういうタイプの人が多いです。
やってみると意外と難しい!!
慣れた人がやると、簡単に見えるんです。
難しい作業も、プロがやると簡単に見えます。
だからこそ、ただ見てるだけでは
自分も簡単にできると勘違いします。
ついつい、暗黙知的な教え方で
教えられてしまと、
ちょっとわからないからと逃げ越しになり
横で見てるだけという状況が増えます。
見てると簡単そうだし、
1人でもできそうだからと
その作業を軽視してしまい
自分で作業するときに、予想以上に
作業が難しくて、余計な時間や
労力がかかってしまう。
というのは、結構よくある話です。
ロープワークはいい例かなと思います。
田舎の人は軽トラの荷物を簡単に
手際良くロープで縛ります。
なんとなく見てると簡単に見えて
自分もすぐにできそうな気がします。
でも、実際にやってみると結構難しくて
時間がかかった割に、縛りもゆるゆる
ということはよくあります。
失敗が許される時期にたくさん挑戦しよう!
田舎移住なら、移住して間もない時期。
会社なら入社して新入社員と言われる時期。
どんどん挑戦して、どんどん体験させてもらいましょう。
見てるだけでは絶対に習得できません。
はじめのうちは、失敗しても多めに見てもらえます。
その時期に、どんどん挑戦して教えてもらいましょう。
2年、3年と経つうちに、
もし、上達していないようであれば
段々と嫌味を言われたり、足手まとい
扱いされてしまい、
それが田舎生活の歪みのきっかけと
なりかねません。
まとめ
田舎移住でも都会での就職でも
今日の記事の内容において
似ている部分があるのは事実です。
ただし、田舎での草刈りや農作業の
お手伝いということでの共同作業で
あった場合、一般組織としてやっている
わけではないので、マニュアルなど
はもちろんないです。
最初が肝心です。
意識的に挑戦して、初めのうちに
習得できる田舎技術は習得しましょう。
なんだかんだ、田舎でも
やっぱり「人と人」なんですよね。
都会での人間関係に疲れて
田舎で暮らしたいと思う人には
少し耳の痛い話かもしれませんね。
この記事を読んで、備えられることで
少しでもお役に立てれば幸いです。