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テクノロジーが田舎でも戦える世界を作った!

今日は少しだけ、本業のことも交えた記事を書こうと思います。
フリーランスの方に焦点を当てて、田舎移住の話を書くことが多かったですが、今回の記事は、会社員と田舎移住を絡めて記事を書きたいと思います。

会社員でも田舎移住できる!

できます!むしろ、うまく行けば、フリーランスより収入が安定するので、より豊かな田舎生活を送ることができるかもしれません。

しかし、これには会社のルールやシステムさえ整えばという条件がつきます。これは大企業になればなるほど、動きずらくなります。中には、ITについていけない老害逃げ切り世代が権力を持つような会社もあり、それは絶望的です。

でも、コロナ禍の今はルールやシステムの整備のチャンスとも言えます。

テクノロジーを上手に駆使して、フリーランスの人が田舎移住を実現できるのであれば、会社員であっても会社のルールやシステムさえ整備されれば田舎移住は可能だと思います。ワーケーションなども進んできているので、会社員の方も諦めないでほしいです!

零細企業の方が有利

僕の本業は、住宅設備機器のメンテナンスの仕事です。家族経営を絵に書いたような零細企業です。今までは、家族経営の零細企業というと、なんかジリ貧で細々やってるような偏見を持たれていましたが、最近はフットワークが軽く、社会への対応力も高く、トップ次第ではたとえ会社規模は小さくても「良い会社」と言われるような中小企業・零細企業は増えたと思いますし、社会からの見られ方も変わってきたように思います。

自分の会社での実例

実際に会社で実行した業務のIT化とコロナ対策で、働き方にどのような効果が出たかを実例を挙げてご説明したいと思います。

大手メーカーの下請けで、家族経営の小さい会社の僕は2代目社長です。
少しですが、請負の職人さんも抱えていますが、僕自身も100%現場に出て仕事をしています。その上で、会社の経営も行なっています。

出社不要!スマホとiPadでほぼ事足りる

先代社長は高齢で、古い経営体質だったので、コロナの事情による業務改善に便乗して急速に社内でITの使用を推奨し、働き方改革を進めました。

電話、FAX、紙に頼りがちな職人さんに電話・FAXを最小限(ほぼ禁止)にし、メール・LINE・電子文書での報告を半強制的に進めました。

報告のみの何も決まらないミーティングの開催を禁止し、社内での報告事項は電子データでLINEで一斉配信し、資料閲覧をもって会議での決議と同等としました。対面でのミーティングは数カ月に1回くらいになりました。

電子データでの報告と情報共有を条件に出社の強制をなくし、直行直帰の推奨を実施。仕事柄、部材の積込が必要なので完全に出社なしにはできませんでしたが、直行率ほぼ100%、直帰率50%くらいにまで改善しました。

マニュアルの紙印刷を削減し、iPadでPDFでの閲覧を推奨を実施。トラブル事例などの情報共有はグループラインで即時共有。社内での対面での情報共有や報告がなくなり全てグループライン内で完結しています。その上、情報共有のスピードが増しました。

元請けとの定期ミーティングはリモートに変更。元請けにも紙資料の送付から、PDFでメールで送ってもらうよう依頼。各種の申込、資材の発注、資料の送付、全てFAX禁止でメールに統一してもらいました。出先でも、現場でも、自宅でもどこでも元請けとのやりとりが可能になりました。

その他の働き方改革いろいろ

休日取得推奨

休日取得推奨をするようにしました。また、休暇取得の理由をいちいち聞かないようにしています。「この日、休みたいです」「分かりました」これでOKにしています。会社としては売り上げが下がるので、厳しいところではありますが、モチベーションUPと、直帰が増えたことで時間の余裕ができた分、現場を多く回ってくれることが増えたので、少し売上の補填ができています。それほど大きな経営的なマイナスにはなっていないです。

子供同伴で出社も認めています

社内での通常事務処理に限ってですが、子供同伴での出社を認めています。保育園のお迎えに行ってから、会社で事務処理をして帰宅ということができるので、子育て世代の人にも多少は助けになっていると思います。

副業は認めているでなく推奨しています!

本業に影響が出ない程度であれば、副業は推奨しています。世間の流れも、もちろん意識はしています。副業がうまくいって、副業を本業にしますと言って転職してしまう人がもしかしたらいるかもしれないという心配も正直ありますが、それよりも自分でゼロスタートで利益を出すところまでを体験してもらうことで、いかに利益を出すということ、そしてそれを継続して利益を出し続けることが難しいかということを体感することで、本業のありがたさを実感してもらえると思っています。従業員側の人が、経営者側の気持ちを理解するのに副業は最適な手段だと思っています。そうすることで、僕の社内での指示や経営判断に理解を得られやすくなればいいなと思っています。

会社アピールですみません

実例を上げてと言いつつ、自分の会社のアピールみたいになってしまいましたが、ここまでは理想を語っているのではなく、実際に実現した内容を記しただけです。理想を語れば、もっとこうしようという妄想プランはたくさん持っていて、実現に向けて準備していることはたくさんあります。

アピールついでに求人の告知をさせてください(笑)

業務拡大と長期的な経営戦略のために若い世代の採用を検討しています。僕の会社に興味ある人は、コメントください(笑)

田舎移住の結論

自分自身の会社で改革を行なった結果、大幅に時間の余裕と、場所を選ばず仕事がきる環境が整いました。別の記事で書きましたが、僕の移住希望先(地元の田舎)は車(高速)で1時間強です。現場直行100%、直帰50%であれば2日に一度現場の後に出社するだけです。デュアルライフでの田舎移住であれば、すぐに実現可能だと思っています。これは、僕の会社で働く人達も同様です。田舎移住の希望者がいれば、充分に可能だと思います。今の仕事のまま、収入をキープしつつ田舎移住できればリスクを抱えずに移住できるのではないでしょうか!?

ただし、僕の場合はラスボス妻の説得を除いて・・・という感じです(笑)

まとめ

フリーランスで働くということに踏み出せない人でも、会社員のまま田舎移住をすることは充分に可能です。会社側のルールやシステムが整わないと難しい部分があるので、そこは会社に依存するところです。

もし勤める会社が小規模な会社で、古い体質の会社であれば、社長に直談判してみてはどうでしょう?IT化、リモートワーク、子育て支援、副業OK、はこれからのスタンダードになります。改革できない会社は人材も確保できず淘汰されていくと思います。社長に直談判は、小規模な会社の特権です、チャレンジしてみましょう!

もし大企業に勤めているなら、小さくても良い会社を見つけて転職してもいいかもしれません。もう終身雇用の時代ではないですし、老害逃げ切り世代が幹部を務める古い体質の大企業に未来はないと思います。リストラされる前に転職も検討しましょう。嫌なら辞める、これは会社員の特権です。ただし、僕は責任は取れないので、自己責任でお願いします(笑)






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