年金の話し。繰り下げだけでなく、繰り上げ制度
年金の話し。繰り下げだけでなく、繰り上げ制度
繰り下げ制度にちてはここ最近、ネットでもよく見かけるようになりました。
まだあまり見かけませんが、繰り下げとは反対に繰り上げ制度というものも国の老齢年金制度にはあります。
繰り上げは、自分の支給開始年齢よりも早く年金受け取りを開始することです。60歳まで遡れます。1ヶ月単位で可能です。
(繰り下げは、支給開始年齢を後にすることです。)
繰り下げは0.7パーセントの増額率ですが、繰り上げは令和4年4月より0.4パーセントになりました。(以前は0.5パーセントでした)
0.1パーセントでも大きいです。
国のセーフティネットとして生活保護制度もありますが、老齢基礎年金の繰上げ制度は、生活保護と違って、所得制限等もありませんし、自動車の保有も関係ありません。
自分の生活にもう少し糧がないかと考えた時、今までサラリーマンをされてきているならば、繰り上げ制度は老齢厚生年金も可能です。
ただし、ご勤務先が厚生年金基金に加入していた場合で、その基金がその後代行返上をして、仮に確定給付企業年金基金になっているような場合、繰り上げの減額率は、国と同じように0.4パーセントには変更にならないかもしれません。その厚生年金基金の規約がどのように記載しているかです。
少し、難しい話しを書きましたが、人生100年時代ですが、いつ何があるかなんてわかりません。繰り上げ制度もうまく活用するのも一つではないでしょうか。
リ・そうるけあ
高山和 たかやまあい