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言葉の音を考える

言葉の音を考える


手話に触れる機会を昨年はとうとう持つことができました。

もちろん手話の講師の方は、聾唖の方です。講義中、ふと日常の苦労話や、ちょっとしたことをも教えてくれます。

例えば、全く声が発せないのかというと、吃音(きつおん)は出る方が多いのだそうです。確かに数ヶ月クラスに通っていた時、嬉しい時、何かに興奮された時、吃音を出されてました。


健常者からすると、吃音を出す機会はそうそうないので、最初驚いたものです。

しかし、恐らく吃音はご自身でも聞こえてるのではないかと思います。


いつもは音のない世界なのに、音を聞くことができるその一瞬、きっとわたしたちでは考えられないくらい喜びなのではないかと思います。


こうして吃音のことを知った後、改めて手話を考えて思うことがありました。


それは、手を叩くことをしないとううことです。

もしかしたら、吃音は頭蓋骨を通して響くのかもしれません。でも手を叩く音は聞こえないのでしょう。

でも、てを叩くという動作と手と手の体温を感じます。


もしかしたら私が手話の初心者でまだまだ知らないだけかもしれませんが。


言葉を普通に発することのできることに感謝し、その言葉が相手にきちんと届くよう努めたいと思います。


リ・そうるけあ

高山和 たかやまあい