ヴィーガンをする目的って?
ここ最近、ヴィーガン・菜食を選択する若者が増えました。
流行りを通り越し、新たなスタンダードになりつつあるヴィーガンという選択。
ヴィーガンというと肉・魚・はちみつ・白砂糖・卵・乳を全て口にしない人といった厳格なイメージがまだありますが、細分化していくと、どこに重きをおいて実践するのかがわかりやすくなります。
まずヴィーガンを選択する動機には大きく3つあり、一番選択する動機として多いものから順にすると下記のようになります。
1位 動物愛護・福祉のため (エシカルヴィーガン)
2位 健康重視 (ダイエタリーヴィーガン)
3位 環境問題重視 (エンバイオメンタルヴィーガン)
では1つ1つ説明します。
動物愛護・福祉のため (エシカルヴィーガン)
動物が絡んで生産されたモノ全般に対して否定的で可能な限り動物搾取をしたくないという思いが強い倫理的(エシカル)思考が動機
健康重視 (ダイエタリーヴィーガン)
基本的に動物性食品は身体に良くないと考え健康上の懸念が動機
お肉は食べないけど革ジャン着れるみたいな人もいる
環境問題重視 (エンバイオメンタルヴィーガン)
畜産は環境に悪いと考え、地球温暖化や気候変動に可能な限り加担したくないが動機
ここ最近は単なる動物のためだけでなく、環境問題などの理由によって実践する人が増えたというのが理由にあります。
全部3つのコンビネーションで実践するケースが多いですが、ご自分が実践する際に、目的を明確にしたり、人とコミュニケーションをする際に他人を理解するという意味で知っておくといいかもしれません。
完璧にヴィーガンでなければならないということはなく、環境問題重視 (エンバイオメンタルヴィーガン)を一番に考えて実践している植物性代替肉のビヨンドミート創業者もいますし、環境保全を動機とするヴィーガンで志があれば社会にとって良いこと。
動機が自分の中で腹落ちしていることが大事で、菜食生活者が目的をもって行動し多様性を認め合える世の中になったらいいなと考えています。