抑えていた蓋が閉まらなくなった
記憶力が乏しい そう感じてしまうのは 思い出したいことを思い出せないでいる気がするから..
何故なのか...?
子どもの頃 よく母親に「よく見てる」「よく覚えてる」「執念深い」「まだ尾を引いてる」「引きずる」と言われたにも関わらず そう思って自分は記憶力が悪いと決めつけるようになったのは 多分 社会人になってからだった
仕事ができなかった
覚えが悪かった
あるとき夜 泣いていた
泣き止むことができず朝になっても涙は流れ続けて仕事に行けなかった
病院に行った
ストレス障害
原因は白血病で入院中の押さえ込んでいたストレスが その時になって溢れてしまったようだった
(その他 離人症 過覚醒 味覚障害 幼児退行 etc..)
白血病の治療で自分の容姿がみるみる変わり心が着いて行けなかったのだ+生死のことや仮に生き延びたとしての進路のことも 当時の人間関係も非常に大きいストレスだったらしい
心を置き去りにして 周りに追いつこうと必死になっていたが故だった
しばらくカウンセリングを受けることになり
思い出したのが 病室でボーッとしていたときのことだった
主治医が部屋に来て「..レモンさん?...レモンさん?大丈夫?」と...
私はなんのことか..一瞬レモンとは誰のことか...そもそもここどこだっけ?と思って 少しして あ 私か!と我に返り「..うん?うん...」と返事して ここは病室だったわ...クリーンルーム...
なんで この時間に主治医が来たんだろ...?
何か...心配されるようなこと...?𓈒𓂂𓏸
..あれ...お風呂上がりに抜け出した髪の毛が絡まって看護師さんとむしってゴミ箱に入れてたら..なんか...笑ってた?んだっけ...自分じゃない気がしたなぁ...と...
そんなことをカウンセリングの先生に伝えたら解離性健忘だと...
覚えが悪く感じるのも その影響があるからかもしれないねぇ...とカウンセリングの先生が言ってた
それから何年か経ち 今はどうだろう...?
結婚をして 子育てをし 引越しをし カウンセリングには通わなくなった
ありがたいことに 記憶力にはまだ自信はないけれど
ストレスは その頃と比べて明らかに少ない.*・゚
..きっと過去に傷ついた自分を置き去りになんてできないのよ...
意識は時を越えて あっという間に 今 に追いつくんだもの
あの時の自分と仲良く手を繋げないと 堂々巡りをしたり強制終了がかかってきてしまうのよ..
..そんなに悲観しなくて大丈夫だよ𓂃◌𓈒𓐍*.+゚
それは 私が見ている世界が
私にとっての楽園になるかもしれない
その きっかけに過ぎないかもしれないじゃないか..𓂃◌𓈒𓐍⋆。˚✩