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畑の蝶達は伏線回収を促すように飛ぶ𓂃ʚïɞ.•

日向ぼっこには丁度いい光に当たりながら ぼんやり畑に目をやる..

蝶.. あの時と同じ...モンシロチョウ..飛んでいる..𓈒𓂂𓏸

幼稚園に通っていた当時のわたしは 日向ぼっこばかりしていたけれど
一時期 蝶やトンボを捕まえて なにかしらの想いを託して放す ということをしていた時があった𓈒𓂂𓏸
でも ふとした時にバタバタ暴れる彼らを見てやらなくなったんだ


...蝶..モンシロチョウ...


ふわふわ ひらひら 飛んでいる...𓂃◌𓈒𓐍.*・゚


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

小学校
首を絞められた
わたしの運動着袋の紐で
苦しむ わたしの顔を見て笑う3人の男子達
周りにたくさんクラスメイトがいるはずなのに
誰も助けやしない
皆がこちらを見ている
こんな注目を浴びたくない
子どもの力 緩めたり絞めたり
生き地獄だ
徐々に意識が遠のく
そのうち担任の先生が来る
先生になんとか話す
謝る3人
先生の顔がこちらを向けば
わたしを指差し笑う3人
反省なんかしていない
反省する演技をしている
担任の先生が職員会議に呼ばれておひらき
1人とぼとぼ帰る
運動着袋なんて 本当は もう二度と見たくない
違うのがいい
そんなこと言えず
声が出しにくい
声が出ない
このまま声が出なくなっても...いいのかもな..
それでも 声が出ないのは...困るかも...しれない...
声を出す練習をしながら とぼとぼ歩く
声がおかしい
声がおかしい
わたしの 声 こんな声じゃなかった
声が...喉が...力が入らない...
おかしい おかしい
変な声になっちゃった...
力のない ふにゃふにゃな声になっちゃった...
先生に話しても親に話しても 落ち着かない
みんな世間体を気にしている 当てにならない
...安心が ほしい..
納得もほしい..

心の平和を..

..どこいっちゃったかなぁ...色々...?
平和も 声も わたし自身も...
わたし今まで どうしていたっけかなぁ...?

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

この時 いつも眠たかった

教室のベランダではキャベツを置いて蝶が卵を産めるように置いてあった

主犯格の好奇心旺盛な男子は目を怪我していたらしい..
黒目に白目が入り交じってしまっていた

そんな彼が今度は教室のベランダでモンシロチョウの羽を虫眼鏡と太陽光で焼いているらしい..

多目的スペースにいたわたしは なんだか自分だけ時間が止まったようだった

皆が急いで教室へ向かったり 先生を呼びに行く

その甲斐あって モンシロチョウは無事に解放されたらしい


それなのに わたしはどこか納得ができていなかった


そんなことがあった。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



大人になった今 その時と同じ種類のモンシロチョウが畑を飛んで キャベツに次の命を残そうとしている

本当は命に優劣も どちらの方が大切も 無いのに..

あの時 わたしは モンシロチョウより自分の命が下に感じてしまったから 悲しかったの..?𓈒𓂂𓏸

当時なら 言葉を探しながら "うん" と答えていたかもしれない
でも今は "同じように大切に扱われなかったことに悲しみを感じたんだ" と答える

当時 事が起こって まだ気持ちの整理もつけられないまま モヤモヤしていたから..
気持ちの整理の仕方なんて知らなかったの..

そのモヤモヤの中には たしかに "悲しみ" も"恐怖感"もあって強い"怒り"に変わったりして...
もう しっちゃかめっちゃかよ...
だから助けられたモンシロチョウに対して羨ましいと思ったり悔しかったりしたのよね𓈒𓂂𓏸
そう当時 勝手に比べてしまったの..

きっと目を怪我していた彼もそう
十分な心のケアが足りなかったのよ..

わたしも当時十分な心のケアが足りなかった
人間不信みたいになっていたときがあったり..
年齢に関係なく男性が群れているのを見ると逃げ出したくなってたときがあったり..
注目されるのが本当に嫌で苦手だったときがあったり..

けれど そのままじゃ嫌で...
自分自身を癒している
絡まった糸を解くように
あの時してもらいたかったことを
言ってもらいたかったことを
やりたかったことを わたし自身に...°ஐ.*

それで学び取れたことの大きさを感じることができるようになってきて
わたしは なんやかんや 今 幸せなのよ .*・゚

今 とても幸せだから
あの時 "わたしが辛い思いをしたからモンシロチョウが助けられた"という見方ができるようになったこと...大人になって気付けたのだと思うの .*・゚

大きな学びであり 形は違えど これからも多分 違う角度で学び続けるのでしょうね𓂃◌𓈒𓐍.*・゚

ありがたいわね .°ஐ.*

そう考えれば...ね ❁⃘*.゚







畑をモンシロチョウが飛ぶ..ʚïɞ.•


何時ぞや

わたしの体験した傷は無駄なことではなかった と知らせるため

その傷について忘れないでいて欲しいと教えるため

きっと 感謝も伝えにきたのよ 𓂃◌𓈒𓐍.*・゚


それと きっと あの時より前に 想いを託して放した蝶が 虫の知らせとして帰ってきたのよ..
何倍もの数になって..✩.*˚


--- あなたが これから飛んで行く所にいる人に 苦しいことがあっても大丈夫だよ 幸せを感じられますように伝えてね...モンシロチョウさん ---










  傷は癒えたかい..? ・・・ ありがとう .*・゚ʚïɞ.•.*・゚

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