noteを書き始めた理由
昨年、何かのきっかけで以下の10年前の記事を拝見しました。
私はサイバーエージェント時代、藤田社長とすごい近くで頻繁に仕事していたかというとそうではないですが、私が取締役していた子会社の役員会やあした会議、オフィスで会った時、社員総会などで色々と接点はありました。
藤田社長を尊敬すべき点はたくさんありますが、個人的には特に以下の記事にも触れられている"自然体"な経営スタイルが何よりも魅力でした。
上記、記事抜粋ですが、飾ることなく、回りくどくなく、自分らしく、自然体であった。対面でもそうでしたし、ブログやネットを通じても。
藤田社長のブログを通じて、社員は感じ、考え、行動に移していたのは、私のみならず、多くの社員がそうだったと思う。
この20年くらいのインターネット産業は、市場環境の変化や組織の成長(社員数や業績含め)も早く、対面での会話や言葉には限界があり、幹部やマネジメントメンバーなどから社長の考えを情報伝達するだけでは消化や咀嚼しきれない情報量の時代になってきたので、ブログを通じた発信がとても効果的なように思えます。
多様性も増して、様々なアイデンティティがあるので、捉え方も十人十色、発信しないと、受け手も咀嚼すらできない。
1998年4月にサイバーエージェントが創業し、その4ヶ月後に藤田社長は日記(当時はそのような表現)を始めている。
私もサイバーエージェント在籍時はそれなりの頻度でブログを更新していました。
私がブログを書き続けていた理由は以下の藤田社長の2006年の記事内にある対価が目的での1つではあり、当時私自身も社員やステークホルダーに様々なメッセージを伝えることによる対価は感じていました。
ブログを通じて言語化すること自体で、私自身は国語が苦手だった理系人間が少しは日本語や表現が鍛えられ(笑)、思考の咀嚼や具体化も進むという副産物もあります。今だに文章は得意とは言えませんが…
何よりも、発信をする時点で、責任も共に発生するので無責任なことはかけないと思っています。
急速に変化し、成長し続ける産業に置いて、直接のコミュニケーションだけで全てを伝えるのは非現実的です。
仕事では間接的に人づてで伝える事も時には大事であり、実際にはそのような局面は多々ありますが、本当に伝えたいことは、自分の言葉で伝えたいというのもある。
直接の対話で伝えることを怠慢するわけではなく、対面で会話するのも非常に大事だと思いますが、ブログを通じて伝えるというのはとても理にかなっていると思う。
サイバーエージェントを退職してからちょうど10年目になりましたが、同社は年々ものすごいスピードで進化し、業績も上げ続けていて、簡単には真似のできないマネジメントスタイルや文化が改めて強みなのだと、外に出て感じるところがあります。
今のパイオニアは、この20年の情報大爆発時代の中に存在する老舗企業の1社であり、先5年・10年でデータや技術が更に勢いを増して進化する環境下にあり、成長期を実現すべくパイオニアですが、多くの大手企業や老舗企業は待ったなしの局面にさらされていると思います。
このnoteで記載している内容がパイオニアの全てでないのは言わずもがなですが、このnoteを通じて私なりの想いや考え、会社の情報発信源の一つになればと思っています。
パイオニア以外のことも自由気ままに書くと思います。むしろその方が多くなったらごめんなさい(笑)
そして、私自身がデジタルやソフトウェアを中心としたビジネスをやってきた人材の中では中堅の部類にも入ってきて、このnoteを通じて、これまでの経験や今の考えを若手だったり、興味のある方に微力ながらにも貢献できればとも思い始めるような年齢になってきたというのもあります。
自分自身もまだまだ成長や進化ていきたいので、自分なりの思考の整理やアウトプットとしてという意味合いもあります。
なので、私はサイバーエージェント時代の初心に戻りnoteというブログを気まぐれに更新しています。
ちなみにパイオニアではこんな想いで働いています。
パイオニアでは複数職種を募集しています。ご興味があれば個人的にご連絡も気軽にいただけると幸いです。