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V2MOM / OKRを3ヶ月に一度キャンプ場で更新する件

当社は3月が決算末なので、そろそろ年度の振り返り、来期に向けての方針の整理でもしようと思って、年明けくらいから少しづつ準備しています。

さて、この6年くらいソロキャンプを平日に気ままな感じで行くようになりました。

ソロキャンプ始めた頃は、子供が少し大きくなってきて、なかなか一緒に行きづらくなり、とはいえ土日子供との時間は作りたいという発想から、少し家族に気を遣いながら金曜に会社の有休を使い、1人でキャンプに行くようになりました。最近は娘たちも休日はお友達と遊んだり用事もあるので、土日でも基本的には気にしていないですが。

金曜に行くと道もキャンプ場も空いてるし、帰りの土曜日も車での帰宅がスイスイ。その快適感も良い。設営も食事も極めて楽チンにあまり手間をかけずに気ままにキャンプをして、サクッと帰ってきます。
できるだけ、ボケーっと何もしない時間を楽しみます。

こんな感じで富士山見ながら湖のほとりでコンビニで買った豚汁を朝焼けを見ながらホクホクするのが最高

有休を全て消化したことがない自分からしたら、有休という建前で休んで、実際はワーケーション。コロナ禍前はワーケーションなんてオフィシャルにやっている人も少なかったですが、Datoramaというイスラエルカンパニーの日本支社で働いていた時の上司は、よくワーケーションをしていました。
私の場合は心をリフレッシュしながら働く感覚で有休をうまく使う感じで始めました。休んでるのか働いているのかわかりませんが(笑、当時からワーケーションスタイルは心地いいので自分にとっては良し。

Google時代はOKR、セールスフォース時代はV2MOMという目標設定•管理方法が会社として導入されてました。

素晴らしい仕組みであり、目標を作って終わりではなく、通期を通して透明性、更新性、連鎖性が組織を有機的に動かしてる。
パワポで作ってどこかのフォルダに置くなんてしたら、透明性、更新性、連鎖性の大切さをおそらく知らずに形だけやっている可能性があるのでもったいない。
※Google社のOKRとセールスフォース社のV2MOMについては、仕組みやシステムが本当に洗練されてたのでまたどこかで触れたいと思います。

話は戻ると、特に私はセールスフォース時代に四半期に一度有休を取得してキャンプ場で期初のV2MOMを書いたり、四半期ごとに振り返って更新してました。

オフィスやデスクでやったら、数字主義、売上主義、近視眼的になりそうな気がしたから。会社の方針と自分の価値観のすり合わせをできる限り味わいながらやりたかったから。そして、自分の中でのマインドフルネスのバランスを保つことができると感じていたから。そんな理由です。

数字目標必達文化の当時のサイバーエージェントで鍛えられたので免疫もあり、数字を作る営業猛者の多いセールスフォース社でそこまでビックリはしなかったものの、あの業績の伸びを実現しているのはプロダクトや文化や制度もありますが、営業組織が圧倒的に数字達成を追求していること。

それはそれで良いことですし、株主はそれを期待していますし、それを求めて入社してくる人も多い(私は買収により入社した組ですが)、そもそも利益が出ないと会社は続かない。

ただ、会社が成長し続けるのは、当たり前ですが売上や利益だけではないと思ってます。

最近、会社や個人のパーパスとかも聞きますが、会社のパーパスやビジョンと自分の価値観や生活感を主体的にすり合わせることって大事かな、って思ってます。無理にとは言いませんが、所属してる組織と波長があってないのはフラストレーションも溜まるんじゃないかな、と。

少し話は変わりますが、NetflixのCulture Deck、有名な話ですが、会社が大きくなると複雑性が増し、ルールも増え、自由も減りがちになる。会社に限らず社会で一般的にはそうかと。
ハイパフォーマーはルールに縛られなくても結果を出すので、そいった人材に制限をかけると、パフォーマンス低下や離職へと繋がります。

以下NetflixのCulture DeckのP42あたりくらいからの考え方、とても共感できます(一部スクリーンショットにて抜粋)。

Source: Netflix Culture Deck by Reed Hastings (CEO)
Source: Netflix Culture Deck by Reed Hastings (CEO)
Source: Netflix Culture Deck by Reed Hastings (CEO)

2015年の9月2日に日本に上陸したNetflix、私がGoogle時代、グローバルでとてもGoogle製品を活用しているお客様だったので上陸前の2014年秋くらいからローンチに向けて準備を支援し、ローンチ後も私がGoogleを退職をするまでNetflix専任担当としてGoogle本社やNetflix本社を担当しているロサンゼルスオフィスとの協業をさせてもらいすごい刺激を受けました。

Netflixの社員の圧倒的なパフォーマンスの高さと自由度の高さに驚愕を受け続けました。

当時シリコンバレーでは最も給与が高い会社の一つにNetflixがあげられていましたが、Culture Deckにもありますが、有休の日数や経費に制限がないなどの自由度。

Netflix本社に行った時、たまたま社員と談話していたCOO & Chief Product OfficerのGreg Petersと会って少し話した時にも、文化や雰囲気が滲み出ていた。

Netflix headquarters in Los Gatos

会社によってルールは違います。
Netflixやパタゴニアのようにfreedomな会社もある。最近のベンチャーや一部大手企業も多様性、自由度等々が採用便益として人財を集めるケースも増えています。とはいえNetflixほどの高収益性とfreedomを実現するのはなかなか簡単ではなく、何が良いかってわけではないですが、それがほとんどだと思います。

コロナ禍でワーケーションを行う人も徐々に増えてきてます。

ただ多くの大企業はそうもいかないという話も聞きます。同僚にやってる人がいないから、とか、会社のルールでダメかもしれないから、とか、上司の目が気になるから、とか。

一度きりの人生なわけで、人生の選択は会社がするものではなく、自分でするものであると私は思います。

自身の会社の中で規律を守ってハイパフォーマンスを出していたら、私はfreedomは主張できると思うので、そのようなスタイルを個人的には続けたいし、そういう価値観の人は応援したい。

ということで、長文になりましたが、この半年キャンプをしながらワーケーションできていないので、これは反省文です(笑)
そろそろ期末なので年度の振り返りをしながらキャンプかワーケーションでもしたいと思います。

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