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トレーナーの現場で使える解剖学

こんにちは。

島田です。

今日の都内は午後から晴れて、ムシムシしていました。湿度が上がると、汗が止まりません・(-_-;)


そんなわけで、本日のテーマは

トレーナーの現場で使える解剖学

本日は実践的な内容です。トレーナー1年目は学校教育で学んだ事を実際の現場で擦り合わせる期間です。たくさん失敗をして、2年目以降のキャリアに繋げる事が重要です。

現場で使う専門性として一番多いのが     「機能解剖」です。


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機能解剖はスポーツトレーナー、インストラクター全員に共通する知っておいて欲しいものです。ヨガのレッスンやパーソナルトレーニング、全ての現場指導で機能解剖の知識が土台となると言っても過言ではありません。そんな解剖の知識ですが、実際の現場では教科書の内容とエクササイズの複雑な動きとで擦り合わせる事が求められます。

例えば、大腿四頭筋の働きは膝関節の屈曲と伸展です。では、スクワットをケーススタディとして考えてみます。

例1)お客様からスクワットを見て欲しいと言われました。ベーシックなスクワットは問題ありませんでした。ですが、スプリットスクワットでは、前の足が極端につま先から出てしまいます。

原因の一つとして大腿四頭筋に問題があるとすれば、どこでしょうか??

今回は例ですが、現場では実際にスクワットにおいてもフォームの極端な崩れは多く見られます。そして、膝が痛い、腰が痛いと訴える人が多くいるのも事実です。


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人の体の動きは、一つの筋肉では成り立っていません。スクワットでも足関節・膝関節・股関節をメインとして動いています。つまり、大腿四頭筋だけでの作用だけではフォームの崩れは説明できません。

そこで今回参考にして頂きたいのは、筋肉の繋がりです。

人の運動動作を評価するとなると、見る要素はたくさんあり、頭がパンクします。

経験と共に、他の視点は養っていきましょう!!

本日は大まかに体の動作を見る為の指標をご紹介します。それが、筋肉の繋がりです。

参考にして欲しいのはアナトミートレインです。


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深層筋膜の繋がりをまとめたこの本は、エクササイズを評価する上でも役に立ちます。詳しくは後日また紹介しますが、体全身を覆う組織があります。(ウェットスーツがわかりやすい)

それが、運動の動作によってどう動いているのかを、大まかに想像する事ができれば、フォームの崩れを見つける視点の一つになります。


先程のスプリットスクワットの例でも、    後ろに引いた大腿四頭筋の柔軟性の低下が、

スクワットで下がる際の動きを邪魔している! そんな事も考えられます。

エクササイズ=一部の筋肉!

ではなく、全体の中の一部位と考えて今後は学びを進めていきましょう!!

本日はここまで!

全体を評価するポイントはまた紹介していきます!

最後までお読み頂きありがとうございます!

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