見出し画像

トンネルを抜ければそこは夏

郊外のレストランに行った帰り、土砂降りだった雨が一気に上がり、外がキラキラ夏の景色になっていた。
昨今、地球温暖化だの、ラニーニャ現象だの、熱中症警戒アラートだの、夏が厳しい季節と化していて、私自身も外より室内で過ごしたいと思ってしまう。
しかしながら、子どもの頃の夏休み、学生時代の夏休みの思い出から、夏になると無条件にワクワクしてしまう。
入道雲に青い空、ラジオ体操に向かう時のひんやりとした朝の空気、クーラーの効いた部屋で見たジブリ、田舎の祖母の家の扇風機と蚊取り線香の匂い、初めて行ったカミセンのコンサート、泣きたくなるくらい美しい夏の夕焼け…
夏には「好き」が詰まっていた。まだまだ好きなところはたくさんある。だから、夏を嫌いになれない。入道雲を見ると、どうしたって嬉しくなってしまう。

こんなの撮るしかないでしょ!最高!

そういえば、夏の終わりのツクツクボーシも好きだなぁ。
子どもの頃の夏はもう二度と帰ってこないけれど、覚えていればそれは無くならないし、過ごしにくい夏なりの楽しみ方もある。

夏を満喫したいし、夏を感じるセンサーは持ち続けたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?