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水族館の良いところ50選


これまで30ヶ所の水族館を訪れました。

そこで感じたことをもとに、水族館の良いところ、価値、何度も行きたい理由を50個挙げてみました。

その過程で、水族館が自分にとって大切な場所であることを再認識することができました。




自然の多様性と生命の神秘


1.生きた姿を一度は見てみたい、そんな生き物が見られる。


2.奇妙な生き物に出会って世界の奥深さや自然の多様さを知れる。


3.信じられない見た目の生き物が目の前で生きて動いているのを見られる。頭で理解するのではなく、見ることで存在が証明される。

透き通った体の中に骨が透けて見える


4.幼魚と成魚で姿形が違いすぎることに衝撃を受け、生きるための戦略を知る。


5.生き物が描く幾何学模様に神秘を感じる。生き物は高度な技術を持つエンジニアであることを知れる。

1匹のフグが海底に作る産卵のための巣


6.いまだに新種が見つかる。分かっていないことがまだ多くあるということを知る。海や地球の未知の可能性を知り、興味の源泉となる。


興奮と感動と癒し


7.光と形の美しさに感動する。


8.揺れる海藻と同じ周期で深呼吸し、全身の力が抜け、心が安らぐ。


9.寄り添う姿に心安らぐ。自分の身を重ねて、大切な人を思い浮かべる。


10.命を繋ぐ行動が見られる。心のなかでエールを送る。

卵を抱え、尾を動かしてきれいな水を送り続けるショウグンエビ


11.たくましく生きる姿に心打たれる。

片目がつぶれたマグロ



12.水槽がきれいで、テンション上がる。


13.最初の展示が良いとグッと心を掴まれる。後の水槽への期待感が増し、興奮する。


教育的価値


14.色んな水環境があること、そこに棲む生き物がいることを知れる。極地から赤道、浅場から深海、海水も淡水も汽水も。地球の引き出しを開けるように覗ける。


15.生物と環境が複雑に作用しあうシステムである生態系が、絶妙なバランスのもと維持されているということ、また失ったときに取り戻すのが難しいことを学べる。


16.博物館のように進化について学べる。贅沢なことに、生きた姿を観ながら。


17.生き物の多様さを知れる。

新江ノ島水族館における多様なハゼ類の展示


18.生き物の人との関わりを知れる。

漁業は生き物と人の接点の一つ


19.地元の海・川・湖を知れる。地形や海流、物理的、化学的性質。生き物の存在理由が裏付けられる。その土地の自然や風土を「見て」知れる。複雑な地形をも守る必要性を学べる。

相模川の上流から下流までの展示


20.水族館ごとに、色があり、メッセージがある。

東京湾の岸壁で生きる生き物たちの「たくましさ」を強調していた展示


体験と発見


21.実際の海よりきれいな水槽の中で、生き物たちを丸裸にしてもらえる。


22.生き物の本当の色が見られる。生きているときの色を知れる。

タラバガニ


23.天然の色の鮮やかさを見て知れる。


24.砂の中、岩の上、岩の中、海底といった様々な暮らしがあることを見て知れる。


25.ダイビングでもしないと観られないところを覗ける。


26.海に潜って下から見上げるような視点で魚を見られる。


27.水中と陸上の展示が同時に見られる。


28.季節の違いが見られる。季節の違いを楽しめるようになる。

夏場に海藻がいなくなる海藻水槽(8番と同じ水槽)


夏羽のエトピリカ(左)と冬羽のエトピリカ(右)


29.一瞬だけでも、本気の泳ぎが見られる。


30.群れが作る柔らかい造形の中に、不規則性と規則性が見られる。


31.太陽光の降り注ぐ水槽の中で、輝かしいきらめきの中に包まれることができる。

イルカがいるトンネル型水槽


32.食べたりさばいたりしなくても、骨が見られる。

第二のあごをもつウツボ


33.魚名札を見て、自然の中のような生き物探しを体験できる。


34.異種依存関係(共生関係)が実際に見られる。


35.自分より小さな相手に圧倒される。敵わないと思わされる。


36.たまに目が合う。意識されるという特別な体験ができる。


37.海深くで命を繋いでいる。そんなロマンに浸れる。


38.命を狩って自分で食べるという一連の体験ができる。


39.漁港に近いことが多いから、地元の海の幸を堪能できる。水族館で見た魚も食べられる。


個人的な成長と気づき


40.水槽の雰囲気は時によって違う。何度も訪れる楽しみを得る。趣味ができる。


41.水族館によってそれぞれの良さがある。自分に合ったお気に入りの水族館が見つかる。自分の居場所になる。


42.博物館ような教育に力を入れた伝統的な水族館の良さに触れ、残したいと思う。行動に代わる。


43.水族館全体が、搬入口の配置や観覧者の同線など色んなことを考慮して設計されていることを知る。


44.裏方の存在を知り、展示が当たり前でないことを知り、感謝する。


45.水族館がアニメとコラボしたりしているのを見て、集客して売り上げをあげることが大切だということを理解する。

46.自分より長生きな生き物を見て、恐れ入る。生き物に敬意を表する。


47.ふしぎな形の生き物を見て、進化の不思議や何十億年もの進化の歴史が感じられる。この世のささいな出来事なんてちっぽけに思える。


48.スター性のある生き物もいるけど、そうでなくても興味深い生き物がたくさんいることを知れる。

食事中のクロナマコ


49.よく食べる魚が生きて泳ぐ姿を初めて見て、命をいただいていることを実感する。

マダラ


50.大量死を目の当たりにして、展示は難しいことなんだ、当たり前じゃないんだ、相手は生き物なんだと感じる。生き物や水族館関係者の方々に感謝する。

マグロがほぼいなくなった葛西臨海水族園のマグロ水槽


いつもの活気ある姿



水族館はとても魅力的な場所です。

おわり

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