超激短小説144「beautiful」

ずっとずっと
海岸線沿いを走って
夕日を追いかける家路

車内から薄茶色の
猫じゃらしが揺れてるのを
横目で見る

雪がフワッ、フワッとランダムに舞う
水平線に光が反射して
辺りを眩しく照らす

温かく心地好い揺れに
寝息を立てる君

全てが美しく優しい瞬間

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