企業が求めるのは「すごい人」ではなく「一緒に走ってくれる伴走者」
こんにちは、RD LINKの高橋です。
私がRDサポートにCA(キャリアアドバイザー)という立場で中途入社して1年が経ちました。この1年間、約200名の方とエキスパート登録面談でお話しさせていただきました。
ご登録いただく皆さんは、年齢も性別もご経験も様々異なります。皆さんには登録時の面談で、これまでのご経験を中心にいろいろとお話を伺っていますが、中には私自身大変興味深く聞き入ってしまうエピソードも多々あります。私があれこれ興味を持って質問すると、皆さん大変丁寧に分かりやすく教えてくださいます。
そんな中で、実は年代、性別問わず多くの方からお寄せいただくのが、「自分のスキルで本当に通用するのだろうか?」といったお声です。
ご登録に来られる皆さんは、「これまでの経験を社会に還元していきたい」「自身のスキルアップのためにこれまでの経験を応用した仕事がしてみたい」と前向きにRD LINKへの登録に来ていただいていますが、自身の経験が他で通用するのかという点には不安を持たれる方も多いようです。
アナザーワークスさんの調査によると、複業経験者の6割の方が複業を始める際に何らかの不安を抱えていたという結果があります。理由は、時間が確保できるかというものが最も多いですが、次いで自分のスキルに自身がないというのも不安を持つ理由として多いものでした。
みなさん、やはり同じような不安を感じられているのですね。
この点について、RD LINKのCAという立場からお伝えしたいのは、「皆さんのご経験が、実は他社では課題や壁を突破するのにとても重宝されるもの」だという点です。
ひとつ事例をご紹介させていただくと、私が登録面談を担当させていただいたOさんという方がいます。Oさんは製薬業界での薬事のご経験が豊富な方でしたが、ご自身でも経験がない化粧品メーカーA社の新規事業、商品開発において、薬事経験を活かしたアドバイスをいただくことになりました。
A社は自社既存商品にはないカテゴリーの商品開発を検討、推進したいということでしたが、開発中の新規商品が薬機法上、化粧品にあたるのか、それ以外の区分にあたるのか判断できるリソースが社内にないため、外部人材にアドバイス・支援してほしいということでした。
Oさんもまた化粧品の薬事経験はありませんでしたが、製薬業界における薬事申請においては当局とのやり取り経験が豊富なため、当局側の示すものが何なのか、法規上どのように理解・解釈することが正しいのかを判断することに長けていらっしゃいました。
Oさんこの経験が、A社が抱えている課題の解決に活かせるということで、現在はご経験を応用・横展開し、企業課題解決に向けてお力を発揮いただいています。「化粧品は経験がないですが、自身も勉強しながらA社さんとコミュニケーションを取りながら力になっていきたい。A社さんの社内リソースとして蓄積してもらえるような支援をしたい。」と仰っておられました。
このように、皆さんのご経験が思ってもみない意外な繋がり方で、他社課題の突破口となるかもしれません。また、私たちも皆さんの強みとなる部分をしっかり面談でヒアリングさせていただき、その上で企業課題とのマッチングを図っています。ここはプロの私たちがしっかりマッチングしますので、安心してご登録いただけたらと思います。
そして、この記事でもう1つ伝えたいこと。
それは「企業が求めているのはすごい人ではない」ということです。
「すごい人ではない」と言うと語弊があるかもしれませんが、企業が求めているのは、「ノーベル賞レベルの研究をしていた」とか「誰もが知る商品に携わっていた」とかそういうことではなく、「課題を抱えている自分たちと同じ目線で前を向いて進んでくれる存在」なのです。
企業が前に進むスピードは、歩く速さだったり、駆け足だったり様々ですが、そこに寄り添い伴走しながらアドバイスしてくれたり、道を間違えそうなときは手を引いてくれるコーチやメンターこそが、企業が本当に必要としている存在なのです。私たちが様々な案件やそこで稼働いただいているエキスパートの方を見ていて共通して感じることはここになります。
違う視点から言うと、そんな方が他社での経験も自分の1つのステップアップとして、楽しみながら複業をしているように思います。
最後に1つ、RD LINKでご活躍いただいているエキスパートの方の生の声をご紹介致します。
こちらの方は、ご自身がいらっしゃった業界を外から見てみようと情報収集されていた際にRD LINKを見つけられたそうです。やはり最初は自身の力で貢献できるのだろうかと不安を持たれていたようですが、現在は活かせる知見は提供し、足りない部分は自身の経験値・情報をアップデートしながら依頼企業とコミュニケーションを図って業務委託のお仕事を意欲的にされています。これから複業を始める方にはとても参考になるインタビュー記事かと思いますので、是非ご一読いただけたらと思います。
RD LINKと一緒に、まずは一歩を踏み出してみませんか?私たちは、これからも多くの方との出会いを楽しみしています。
▽▼エキスパート登録にご興味のある方はコチラ▼▽
▽▼法人の方はコチラ▼▽