清水よう子

清水よう子

最近の記事

雨、金木犀

雨が降ってきた。ポツポツとした雨から本降りになる。屋外の屋根のあるスペースから雨筋を眺める。 ひんやりとした湿気を含む空気が、Tシャツから露出した腕にまとわりついて気持ちがいい。 目的地までの道を歩いていたら、むせ返るような金木犀の香りがした。頭が痛くなりそうなほどの強い香りだった。

    • 秋の香り

      昨晩はベッドに入ったら目が冴えてしまい1時頃まで眠れなかった。 眠れないからポッドキャスト「OVER THE SUN」を流したら、しばらくすると眠りに落ちていた。OVER THE SUNには入眠効果があるかもしれない。 起きて、シャワーを浴びて用事を済ますために出かける。歩いていると、甘い香りがしてきた。金木犀だ。わたしの家の近所にも金木犀があったことを知った。 強い日差しに軽く汗ばむ。日陰に入ると気持ちの良い涼しさを感じる。何年も前に滞在していたヨーロッパの夏ってこんな

      • 荷下ろし

        Kさんと一緒に映画を見にいった。『エストニアの聖なるカンフーマスター』を見たけど、宗教的コンテクストが分からなかったため、映画が伝えようとしているものが、全体的に分からないまま見終えた。勢いのある映画だった。 東欧以東やロシアの映画は、どの映画を見ても何となく暗く寂しい雰囲気を感じる。画面に薄青の膜が張っているような。 映画を見た後は早めの晩ご飯を食べたり、喫茶店へ行きケーキとコーヒーで夜のお茶をしたりした。夜に飲むコーヒーはお昼間に飲むよりも美味しく感じる。1日を閉じよ

        • 今日も勉強

          勉強開始2日目。すでに一読では理解することが難しくなってきた。 専門用語がどんどん出てくる。その専門用語がわたしの理解している意味なのか。または、この本独自の意味か。あるいは、わたしの理解とは異なる別の一般的な意味なのか分からず戸惑う。 分からないなあと思いながら読み飛ばしたりしながら読み続ける。今理解できなくても、そのうち分かるようになるだろう、と楽観的に考えると気持ちが楽になるのだ。 自分に合った学習方法があまりよく分かっていない。気がつけばできるようになっていた、とい

          勉強≒知ること

          最近調子が少しずつ良くなっている。なので勉強をしてみることにした。 直接的に業務に役立つ気はしないのだけど、仕事に関連したことで、以前から関心があることがあった。本も買っていて、積読として置いていた。 勉強をするのは休職以来たぶん初めてで、本を開くと少し懐かしい気持ちになる。何かを習得することは得意なわけではないけど、新しいことを知ることは楽しい。 イヤホンをつけ、カフェのテーブルでパソコンと参考図書を広げる。本は辞書並みに厚くて重い。本から手を放したら閉じてしまうので、肩

          勉強≒知ること

          青かった

          学生時代のことを思い出す。あの頃のわたしは浅はかで青かった。表面的なことに囚われて、思考することを途中でやめていた。 今そう思えるのは、自分が少なからず以前と比べたら成熟しているということだ。 たくさん考えて、悩んで、挑戦して、失敗して、それでも自分を諦めなかった。少しでも良い未来が見えたらコンフォートゾーンから出ることを厭わなかった。 よくやってるじゃん、って自分のことを褒めたい。まだ頑張れるよ、って自分に発破もかけよう。

          持ち物整理

          持ち物物の整理をしている。わたしの持ち物は大きく三つに分けられる。本、服、好きなアーティストのグッズ。 この中で一番量を減らせないのが服。特にニット類とオーバーサイズのシャツが多いのだけど、これらは亡くなった親類が着ていたものを受け継いだものだ。なのでただのニットやシャツ以上の意味がわたしにはある。そんなこと気にせずに処分すればいいのだけど、これもまた厄介で、まだ十分着られるし、単純にデザインがかなり好みなので手放したくない。 しかしニット類は厚手なのでかなり場所を取る。年

          住みたい部屋

          目が覚めたら11時過ぎていた。 昨晩は寝不足だし自転車をたくさん漕いで疲れていたから、すぐに眠れると思っていたが、全然眠れなかった。思考が止まらないので、ポッドキャスト「OVER THE SUN」を小さな音で流した。スーさんとみかさんの掛け合いを聴いていると、リラックスできていつの間にか眠りに落ちていた。 今日は特に用事がない。時間を持て余していたが、こういう時に100パーセントの力で何かを無理矢理やろうとするから疲れるんだよなと思い、気楽に過ごすことにした。 久しぶり

          住みたい部屋

          選択肢

          朝一番に通院中の病院へ。毎日10時間とか寝てしまうことを相談する。帰宅する途中にカフェに寄り、コーヒーを飲みながら顔馴染みの店員さんとお喋り。 家に帰り、部屋の掃除をしたり、細々とした用事を終わらせていたらあっという間に夜になった。 最近は執着することについてよく考える。 精神的に不調な時は、何かに執着している。こうでなければいけない、と言う考えに振り回されると、周りのことが見えなくなる。本当は選択肢が複数あるのに、ただ一つの選択肢しかないと思い込む。すると、その唯一の選択

          人生のパートナー、いたら素敵やん

          朝起きたら11時だった。11時間くらい眠った。いい加減寝過ぎだけど、これだけ寝ても夜眠れるのだ。まだ体調が悪いということなのだろうか。 今日は夜予定があるのでそれまでに終わらしたいことを済ませてしまう。と言ってもすることはほとんどないから気楽なもんだ。体調の回復期間を得られたことは当たり前のことではない。運が良かった。 朝ご飯のオートミールとバナナのポリッジを食べて出かける準備をする。 今日は家族がフリーマーケットで買い、わたしに譲ってくれたラルフローレンのシャツにデニム

          人生のパートナー、いたら素敵やん

          今日の日記

          起きてすぐ体調が悪いことに気がついた。なので何もしないことにした。 夕方、と言うか夜になって散歩に出た。近所の公園へ行くと、道を覆うように大きな木が葉を茂らされていた。斜め上にある空と木を見上げながら歩いていると、一番体調が悪い時も同じようにこの道を歩いていたことを思い出した。 今日も体調が悪いのだけど、あの時と比べたらいくぶん体調が良くなっている。頓服を飲まない日が増えたことが嬉しい。

          偶然

          体調がいくらか良くなったので、調子に乗って活動しすぎたようで今日は一日なんとなくローテンションで過ごした。でもこんな日が合ってもええやんな。そのための休職なんだし。 活力を感じたタイミングで、知人がやっている店に行くと、その知人の今度留学をするお子さんと偶然会った。少し前に留学相談に乗ったことがきっかけで仲良くなったのだ。どんなところに人との縁が転がっているかわからないなと思う日々である。

          イベントへ行く

          9時間ほど寝た。最近は毎日9時間から10時間寝ている。7時間ほどで自然と起きられるようになればいいのだけど、今の所それは難しそうだ。 準備をして友人と一緒に名古屋城で開かされている「ソーシャルキャッスルマーケット」へ行った。全体的に今風のおしゃれな雰囲気のお店が多かった。ミニマルというか、ビンテージ風というか。 暑かったのでレモネードを飲みながらお店を見て回る。ハチミツの甘さとレモンの酸味が暑さでバテそうになる身体に嬉しい。 いい感じの雰囲気だなあと思った店で、スパイス

          イベントへ行く

          今日の日記

          起きて洗濯をして出かける準備をする。 出先で友人と会い、10月なのに暑いねと言い合う。 用事を済ませ帰宅しようとしたが、友人の子供が留学をしたいとのことなので、少し話をすることになった。わたしの留学経験から、気をつけた方がいいかもしれないことなどを共有する。 エージェントを通さずに留学したと話すと驚かれた。そこで初めて、わたしは面倒な手続きを自分でやったことを自覚する。人を頼らずに自力で海外に渡航し、帰国した過去のわたしを褒めたい。 友人と別れて帰宅し、漫画を読んだりぼ

          テレビ

          久しぶりに料理をした。料理をしたいと思えるほど、元気になったことが嬉しかった。 自分で作った料理は美味しかったし、慣れた味に安心した。 最近はよくテレビ番組を見ている。もう10年近くテレビを見ない生活をしてきたので、このような生活の変化が起こることに驚く。 バラエティ番組を見て笑っていると、時間が経つ。 わたしは何もしていない無の時間を作らないようにしているみたいだ。何もしない時間は自分に集中してしまう。自分に集中することで、不安や焦りなど、感じることがストレスになる感

          眠りに落ちる

          朝起きて何もしなかった。SNSを見て過ごす。体調悪いのだから、ええねんこれで、と今日も言い聞かせる。 でも午後は食料の買い出しに出かけた。キャベツ一玉買った。冷凍ブロッコリーも買った。胃に優しい食生活。 日用品のお店も少し見て、コーヒー飲んで帰った。 一旦帰宅し荷物を置いたら、友人宅へ向かう。 友人と話していたらどんどん疲労を感じ始め、人の家なのにラグの上に横たわって話を聞く。終いにはあまりの眠さに耐えきれなくなって、友人に帰った方が良さそうだ言ったら、ここに居てもい

          眠りに落ちる