2月13日CPI発表後の米株式市場への影響は?14日インドネシア大統領選はどうなる?
動画はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=JzuxPmkRz8I
こんにちは。あるころうのNISA投信チャンネルです。
CPI(消費者物価指数)2月13日発表?
今回はまずCPI消費者物価指数についてお話ししたいと思います。米労働省によって13日に発表された、1月の米国CPI=消費者物価指数は、市場予想の2.9%を上回る3.1%でした。CPIが市場予想及び2%目標を上回ったことにより、3月から後ろ倒しにされた4月30日-5月1日の利下げ開始どころか、さらに6月まで先延ばしにされるという見方が強まりました。
インフレ指標であるCPIが下がらなければ、FOMC=連邦公開市場委員会では、インフレを抑えるために、高い政策金利を維持する必要が出てきます。
ちなみに、今年のFOMCの開催日はこちら。3月、4月の予想を市場は諦めつつあり、6月11日、12日の利下げ期待に移りつつあります。米株式市場では、利下げ期待が株価を押し上げてきた重要な要因の一つでした。利下げが先送りされたことで、昨日の市場はどうなったか確認してみます。
どのような影響があったのか?
S&P500は、先週9日に初の5000ドル超えを達成したものの、CPI発表後、窓を開けての下げを見せ、現在4953ドル台となっています。
ナスダックも同様に前セクターで下げ、直近まで過去最高値を更新してきたものの、13日には窓を開けての下げ、ダウも同様です。
中、小型株のラッセル2000も同様、ほとんどのセクターで下げ、一部好調なスーパーマイクロコンピューターが、プレマーケットでも上げ続けています。
そして、個人的に熱かったARM株は、一時160ドルを超えたものの、CPI以降窓を上げての暴落で119ドル台まで下げ、私の口座もかなりの金額の増減がありました。現在はプレで127ドル台です。
2/13週の予定
2/16(金)にPPI:卸売物価指数が発表されます。
14日には世界人口4位の、有権者2億人越えのインドネシアの大統領選があります。62歳の現職ジョコ大統領を抑え、72歳のプラボウォ氏がリードしているようです。プラボウォ氏は、ジョコ大統領同様、経済成長を重視する政策を掲げています。
インドネシアのインデックス IDX30を見ると、主要セクターは金融で、全体の半分以上の時価総額を占めています。年次の成長はこのような感じです。
金融セクターだけを見るといい結果です。
終わりに
今回のCPIで、米国の消費の底堅さが見えました。
急激なAI関連銘柄の暴騰が、CPIの予想を裏切る発表により調整されたといった感じでした。
また、AI関連銘柄のNVIDIAは、一時的にAmazonの時価総額を抜いて1.83兆ドルとなり、時価総額4位になりました。NVIDIAは2月22日に決算発表があるので、NASDAQなどの指数全体に影響がありそうです。
そういえば、ドル円も150円を突破してしまいました。すでに、151円に届きそうにじわじわ上がってきています。
いずれにせよ、米国株メインの投資方針は変えずに握力を鍛えていきたいと思います。