コアPCEの影響は!?S&P、NASDAQ主要指数はどうなった? 20240303
動画はこちら。(動画ではコアサテライト戦略についてもお話ししています。)
https://www.youtube.com/watch?v=j05qBdv4T2Q
こんにちは。あるころうのNISA投信チャンネルです。
新NISA口座公開 7週間
積立開始から7週間の新NISA口座です。現在毎月30万円を積立設定しています。積立設定の日は1日と8日になっていて、この動画撮影時点ではまだ3月分の積立設定は反映されていません。
この1週間で、15,522円増えました。7週間でプラス8.74%はかなりの好成績だと思います。ビットコインも上がっていて、2021年の再来のようです。
こういう時に稼いで、2022年のような株式投資にとって難しかった年が来ても積み立て続けるメンタルを鍛えていきたいです。
新NISA口座の中身を見るとSOXインデックスがプラス13%を超え、FANG+インデックスがプラス11%に届きそうです。メインの楽天S&P、楽天オールカントリー、ニッセイNASDAQも9%前後で好調です。eMAXIS Slimは、S&Pもオールカントリーも6%を超えました。モニタリング中のインド投信は、4%に届きませんでした。
次は、一般NISA口座です。2019年1月から2023年12月まで、5年間、一般NISAで積立をしました。
1週間の増加は プラス84,982円でした。毎月10万円ずつ積み立てた口座は、5年で元本600万円となり。プラスが約281万円となりました。
コアPEC
PCEというのは、米国の家計が消費した財やサービスを集計した指標で、インフレの指標として用いられます。コアPCEというのは、そこから、価格変動の大きい食品とエネルギーを除いたものをコアPCEと呼んでいます。
今週木曜日に発表された、米コアPCEは、予想2.8に対し、結果も2.8となり
これを受けて米国主要指数は上昇しました。
主要指数にどのような影響があったのか
S&Pは、今週コアPCE発表前に警戒感が漂っていたものの、終値5,136ドル台まで上昇しました。
NASDAQも同様の動きを示し、終値18,307ドルまで上昇しました。
先週終値、17,937ドルからかなりの上昇を見せました。
今週も、1週間のヒートマップをチェックします。
S&Pは、マグニフィセントセブンの中でも好不調が分かれました。アップルとGoogleの調子が悪かったです。
アップルは、EV事業からの撤退、生成AIへのリソースのシフトが報道され、株価が一時回復するも、段階的に下げました。終値は、179ドル台です。
グーグルは、AI画像ツールのジェミニに対し、不正確な歴史的な画像を生成しているとユーザーから指摘が入り、Google DeepMindのCEOであるデミス・ハサビス氏は、月曜日に「ジェミニのこの機能をオフラインにすることを発表し、株価が下落しました。終値は、137ドル台でした。
NASDAQも1週間では、ジェミニが止まったGoogleと、EV撤退のアップル以外は概ね良好です。NASDAQは、今週も高値更新しました。2021年末の高値を1500ドル以上更新しています。
個人的な反省は、NASDAQ系投資信託を2021年末の高値から2022年の暴落時に、一部を段階的に売却してしまい、昨年の上昇をがっちり捉えることができませんでした。この反省を将来の握力材料としたいと思います。
今週の日経225も強かったです。40,000円台に届くかというところで、ずーっとジリジリしていました。報道陣や証券会社は、きっと速報の準備をしていたに違いないと思います。
他の国も見ていきます。
インドNIFTY50は、あまり動きがありませんでした。ただ、週の中頃に一旦下げて、復活するという動きがありました。終値22,378インドルピーで、1週間で見ればプラスです。
中国、深圳総合指数は、政府の金利政策の効果が続いているようです。
今週のパフォーマンスが良かったです。週の初めから終わりまで、プラス4.2%となっていました。様々な問題が浮上する中、底値が過ぎたのでしょうか?
ビットコイン
ビットコインは、好調で一時日本円で960万円に届き、現在は、930万円付近で安定しています。これは、5年間のチャートです。実は、2020年の秋から2022年あたりまで、マイニングをしていて、手元にあったビットコインを一旦利確し、その後、毎日設定で積み立てていました。株式と比べたら少額ですが、なかなか嬉しいものです。
為替
コアPCE発表後に、ドル安が急に進みましたね。現在は、150円台に戻りました。米国株中心の場合は、かなり影響が大きいので注目すべきポイントですね。インフレ指標であるコアPCEが、予定通り抑え込まれると、政策金利を下げる発表が、FOMCから出る期待が高まります。その結果、米金利が低下することにより、ドル需要が低下し、結果的に円高になるので、日本の投資家にとってドルの価値と、ドル評価の株式の価値が低下します。米国の株価にとっては、金利が下がることで経済活動が円滑となる期待から、株価上昇期待が高まるので、ドル安以上に株価が上昇すれば結果的には良い方向に行くのですが、ドル安イコール、円高なので日本の輸出産業に悪影響が出ます。そうするとせっかく盛り上がった国内株式市場が冷え込みそうです。
その他
3月1日にスーパーマイクロコンピュータが、S &P500銘柄に採用されると発表があり、2段階に上昇し、814ドル台だった株価が、905ドル台の終値となりました。今月18日の取引開始前に追加されるそうです。
また、ついにNVIDIAが、2兆ドルを超えました。
PERは直近決算時のもので、割高には変わりないですが、まだ伸びそうな気配です。
今週はDELLの決算がありました。サプライズもあり、時間外で窓を開けての暴騰、一旦下げたものの、同日にしっかり戻して、終値124.56ドル、前日終値の31%以上の上昇を見せました。
個別短期でこのような上昇をとれると、資産全体の成長が早まりますね。
私も短期で、この上昇を享受できました。
決算が良いと、その後数日は何度か買いが入りやすいのでエントリーポイントは何回かありそうです。
来週の予定
来週は、木曜日と金曜日に、パウエル議長の会見があります。
コアPCEが、予想と一致し、インフレ圧力が低下してきたことで、利下げの正当性が高まれば、利下げ時期について言及があるかもしれません。
今週のコアPCEの発表で、利下げ期待が若干高まったとすると、来週に利下げが期待より遅いと株価下落の要因になりそうです。
逆に、利下げについて肯定的な姿勢を、パウエル議長が示せば、指数全体の押し上げ要因となり、日本株にも好影響が出る可能性が高まります。
終わりに
NISAは、コアサテライト戦略のコアであるS&PとNASDAQが上がったので、今週は順調でした。個別株も好決算で利益を出すことができました。
AI関連は、NVIDIAのライバルだったAMDが遅れて高騰しましたが、PERが367.9倍とかなり高すぎるので、NVIDIAのPER66倍と比較しても割高感があります。
ヘルステック系は、肥満症治療薬の影響で好調なイーライリリーとノボノルディスクに続いて、ライバルであるバイキングセラピューティクスが同系統の作用機序の商品のアナウンスをしたため、イーライリリーとノボノルディスクの株価が下がるかと思いきや、結果的に今週はプラスに終わりました。
来週は、ついに パウエルFRB議長の発言があります。株式市場にもかなりの影響がありそうですので、注目していきます。
それでは、私自身は今後も、NISA口座の方針は変えずに、米国株メインの方針で握力を鍛えていきたいと思います。
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