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精神科医だって精神医療の当事者です
今日は、精神科医で劇作家の、くるみざわしんさんのお芝居を観てきました。
精神科医の当事者研究という、
興味深いテーマで。
おいしいみーる食堂のランチ付き!
お芝居の役者さんって、世の中で最も尊敬する人種の一つ。
セリフも、演技も、声も、身体の使い方も、何から何まで全部すごい。
お芝居の後はアフタートークが面白い。左から、みーる代表の精神保健福祉士の山崎さん、主演の末光さん、くるみざわしんさん。
脚本家として、
隔離拘束や強制治療などの、
知られざる精神科医療のダーティーな側面を、
その精神科医の当事者として、
演劇作品として表現できるまでに、
20年かかったと言ってられました。
Rこころの研究室でも、ついこの前、
精神的に不調になると、当時強制医療を受けた体験がよみがえってきて、
また自分を失ってあんな風になるじゃないか、とフラッシュバックする体験を話されている人がいました。
自分を失う恐怖より、強制医療を受けた恐怖の方が残る。
医療トラウマの一種と言ってもいいでしょうね。
絶対に起こって欲しくないことですね。
でも実際には強制処置は行われているし、いつ自分がそうなるかもわからない。被害者としてだけではなく、時に、誰もが、加害者側立つことになりうるかもしれない。と、僕は思う。
くるみざわしんさんは、そんな悲劇を出来るだけ繰り返さないように、声を上げて、社会活動として伝えていくことに力を注いでおられる。
僕は、今繰り返されている悲劇に対して、人はどんな風に生き抜いて行くのかの方に興味があって、それを見ていくことが僕にできることかなと思う。
終わったら、ふらふらになってたので、
まだお腹は足りていたけども、
大好きな徳正のカレーうどんでエナジーチャージすることにした (^^)