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診察しながらお盆の事を考えてみた

昨日の玄龍さんの教えの影響がまだ残っていて、
今日の診察は、マインドフルネスな感じ?
とても楽しかったのです。

患者さんのお話を聴きながらも、実は、
僕の頭の中は、お盆、を思い浮かべていたのです、
あ、お盆休みじゃないですよ(笑)食卓にある方のやつ。

昨日、玄龍さんに聞いてみました。
相談に来られた方が、どうしても良くなりたい気持ちが強く、
こちらもどうにかしてあげたい、という思いが強過ぎる場合に、
玄龍さんはどんな風にされていますか。

すると玄龍さんは、お盆はありますか、と
お話の中で、こんなワークをやってくださったのです。

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二人でお盆を持って、片方の人がお盆を押して、
相手はお盆を押されないように踏ん張る、という実験です。

最初はお盆を、相手のお盆と思って、押す。
相手は、ぐっと踏ん張って、動かない。

次はお盆を、自分のお盆と思って、押す。
相手は、やはり踏ん張って、動かない。

最後に、二人のお盆と思って、押すと。。。
あれ…?? …不思議…
相手が簡単に押されてしまうのです。

自他一体という感覚は、そのようなものだ、と
わかったようなわからないような、
カンの鈍い僕でしたが、
この感覚が、なんかこころに残っていたのです。

普段の診療というのは、
お盆を押し合いへし合いしている感じだな、と気がついたのです。
それが、お盆を思い浮かべると、とてもいい感じに力が抜ける。

なんとかしてやろう、を手放して、
一緒に取り組む立ち位置の感じ、とは、
頭で考えていては、導けない感覚なんですね。
ほんとに、まだまだ未熟者です。

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