レセプト電算データの中身
レセコンからCDにデータを移すときや、点検用ファイルを出力するときにxxxxxx.UKE というファイルを見たことがあると思います。
試しにメモ帳などで開いてみましょう。Windowsでは右クリックで「プログラムから開く」、「その他のアプリ」でメモ帳を選びます。
すると、やたらに「,」の多いテキストファイルだということがわかると思います。つまり、CSV形式です。「,」で列を区切り、改行で行を区切って表をあらわしています。拡張子を「.csv」に変えてみましょう。警告が出ても気にしないで「はい」を押します。エクセルなどで開けます。
この形式の中身は支払基金のホームページの「レセプト電算処理システム電子レセプトの作成手引き」で見ることができます。
左端に行の種類が表示されます。「IR」が医療機関の情報、「RE]が患者の情報、「HO」が保険の情報、「SY」が傷病名、「SI」が診療行為になります。
IR
5列目が医療機関コード、7列目が医療機関名、10列目が電話番号です。これは、すぐわかると思います。
RE
4列目は診療年月です。最初の数字は年号です。1,2,3,4 がそれぞれ明治、大正、昭和、平成です。例えば、「42408」なら平成24年8月になります。7列目の誕生日も同様で、「3471014」なら昭和47年10月14日です。
今年、年号が変わると、プログラムを書き換える人々は大忙しですね。
HO
保険者番号、記号、番号です。
SY
2列目が傷病名コードです。コードの事は後述します。3,4列目が診療開始日と転帰です。5列目が修飾語コードです。右とか両側とかです。
SI
4列目が診療行為コードになります。後は数量とか点数です。
マスター
傷病名、修飾語、診療行為は数字のコードになっていて、それぞれのマスターが支払い基金のホームページの「基本マスターファイルのダウンロード」からダウンロードできます。レセプトビューアを作るときには、マスタを参照してコードを翻訳することになります。
ところで、支払い基金のホームページは「https」でないので、保護されていない通信になります。お役所のホームページはすべて「https」にしたほうがよいのでは、と余計なことを考えてしまいました。
レセプトまるみえ君
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