【DTM】ディエッサーはじめました【プラグイン】
【Roadroller Sound Studio】(@RBYYYYYYYYYYYYY)です。
最近ミックス・マスタリングについて勉強しているのですが「ディエッサー」をマスタートラックにかけた時に自分好みのサウンドになったため、こちらも備忘録として残しておこうと思います。
■「DeEsser」(※ Cubase Artist以上で付属)
今回も付属の無料プラグインとは思えないというのが率直な感想です。
「DeEsser」は主にボーカル録音で使用され、人間の耳には不快に響きやすい歯擦音を軽減するものとなります。
簡単に言えば「さしすせそ」の時に発生する音の周波数を処理できる特殊なタイプのコンプレッサーとも言えますね。
僕は歌楽曲を作ったり、ボーカロイドを使って作曲することもほとんどないため、効果音を作成する以外ではあまり触れたことのないプラグインだったのですが、今回ミックス・マスタリングの一環で使用してみたところ、理想のサウンドになってくれたため、今ではすっかりお気に入りのプラグインとなりました。
主に歯擦音を軽減するモノですが、言い換えれば人間の耳にとって不快に感じやすい高音域を和らげることができるわけです。
実際にどの範囲の周波数に適用していくかを決めていくわけですが、例えば金物系のシンバルは4~16kHz辺りとなりますので、シンバル系の音を抑えたい時は4,000Hz〜16,000Hzに設定し、再生中に赤いメーターが「1db〜3db」になるよう「REDUCT」の値を決めていきます。
これだけで高音の角が取れ、非常にまろやかでとても聴きやすいサウンドになりました。
(※ 注意点)
マスタートラックに使用する場合、シンバルだけでなく楽曲全体の高音域を抑えるわけなので、全体のバランスを崩してしまう可能性があります。
また「REDUCT」の値が大きければ大きいほど、音の煌びやかさは損なわれていくわけなので、単純に楽曲のクオリティーが下がります。
ON/OFFを繰り返し何度も自分の耳で確かめながら、前回のコンプレッサー同様、薄くかけるのがポイントです。
僕と同じようにボーカル関係の作業に馴染みのない方、これまで「ディエッサー」をあまり使ったことがないという方はぜひ一度このプラグインを試してみて下さい。