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高校サッカー一年目を勝手に振り返る ~高校サッカー編 #39

こんにちは。
RB(あーるびー)です。

高校サッカー編 第39回です。

今回は息子の高校サッカー1年目を、息子に頼まれてなんか全くいないのですが、勝手に振り返ってみたいと思います。

振り返るにあたり、2022年4月から12月までの息子のハイライト映像集を改めて観賞。もう穴が開くくらい何度も見尽くした映像ですが、ハイライト映像の中の息子は素晴らしいプレーしかしないので、観ているこちらも気分が良いです(^^)。年末年始に開催されていた全国高校サッカー選手権の試合と比べてしまうと、そりゃぁ~かなり見劣りしてしまうようなレベルのサッカーですが、私、そして我が家にとっては本当に大切な宝物の映像です(^^;


■新たな環境で
高校サッカーという新たなステージに立ち、素晴らしい仲間に出会うことができ、伸び伸びとサッカーができた一年間だったと思います。

「伸び伸びと」
ここが中学サッカーとの一番の違い。中学時代は、強豪チームに入団できたは良かったものの、チーム最後尾から這い上がらないと試合には出場できないという立ち位置だったこと、また、色々な意味で周囲の目、具体的には監督やコーチからの評価を気にしながらのプレー、そして試合に出場できない苛立ち・不安から、縮こまってサッカーをしていたように思います。(中3夏に、息子の中で様々なものが吹っ切れてからは、失うものは何もないとう感じで自信を持ってプレーしていましたが)

親である私としてはこの「伸び伸びと」というのが本当に一番嬉しかったです。監督・コーチ・先輩・同期・先生・クラスメイト。幸運にもすべてに恵まれた高校生活一年目。感謝。


■「闘える」「蹴れる」CBへと成長
以前投稿した以下の記事でも少し触れましたが、サッカーの面でも大きく成長したかなと。

相手FWとガチンコヘディング勝負が出来るまでにメンタル・ヘディング技術が付いてきたこと。春先までは、息子がマークする相手FW目掛けてロングボールが飛んでくると、私自身も不安しかなかったのですが、今では「おぉ~、いいボール来た~!見せ場やで~」と楽しみへと変わりました。

また、もう1つ成長を感じられるのは、長いボールを「蹴れる」ようになったこと。筋力もついてきたことで、左CBから受けたビルドアップのボールを右足でワンタッチでオープンに止めて、そのまま1ステップで50~70mのロングボールを蹴れるようになりました。距離感・コース・ボールの質が抜群。親バカ発言ですが、元々短中距離のパスセンスはあるので、このあたりが活きているのかも。

↓小学生時代はスルーパス得意でした、という話です

ワイドに開いた両サイドWGの足元へ、WGが走り込んだ相手SBの裏のスペースへ、ポストプレーヤーであるCFWの頭や胸へ。ストレート系やアウトにかけたスライス系、ふんわりバックスピン系やスピードある低空飛行系と、何やら色々とボールも蹴り分けてたりもします。私も25年前の高校生時代に息子と同じCBをやっていましたが、ロングボールは全然蹴れなかったので、「俺の息子なのに、何かすげぇな~」と只々感心するしかない(笑)

いや、またまた親バカ発言してしまいますが、息子チームが戦っている県内下の方のリーグだと、センスを感じるロングボールを蹴れるCBってほとんどいないんですよ。ホントに。どのチームも、ドッカンドッカン蹴り込んできますよ、相手CBが。でもその質というか何というか、違うんですよね。


そして、元々得意分野であった
止める蹴る
運ぶドリブル
縦パス
は、県内中堅校レベルであれば高校サッカーの世界でも十分通用することが確認できました。今後も引き続き長所として伸ばして欲しいと思います。

■やっぱりメンタルは大事
なんやかんや、やっぱりメンタル大事だよなとも思った一年。高校入学後の初戦となったデビュー戦こそ、一回り体格の違う2つ上の高校3年生と闘わないといけないことにかなりビビってはいましたが、自身の身体も成長し、体格面でも十分互角に渡り合えるようになってからは、ミスを恐れず自信満々にプレーしているように見えました。

このメンタル面の充実は、息子自身が中学生時代から精神面で1つの壁を越えられた、吹っ切れたことも要因ですが、恐らくもう1つは、心理的安全性が担保されている環境でサッカーができているから。チームメイトは絶対に味方を批判するような発言はせず、前向き&建設的な声掛けオンリー。監督やコーチも、試合中に厳しい発言が飛び出すこともありますが、決して暴言なんてものはなく、客観的に外から見ていても「指導」の範囲内。まぁ、一年生ということで、監督・コーチもどちらかというと甘く見てくれていて、前向きな指導・フォローが中心だったという点もあると思います。

これからの新チームでは、今までのように甘い評価をしてくれることもなくなると思いますので、確りとアピールして評価を勝ち取り、試合出場のチャンスを掴み取る必要があります。新チームでも試合に出場できるよう頑張って欲しいです。

■「先輩」と過ごすことの価値
高校生という、子どもの世界から半分抜け出し、大人の世界に片足を突っ込んでいる年代だからこそ、自分とは年齢の違う先輩・後輩と一緒に過ごすことの価値。これは本当に大きな価値ある経験だなと。

我が息子は幼稚園、小学校、中学校とサッカーを続けてきましたが、基本的にはずっと同学年の仲間とサッカーをしてきました。小学生時代は、1つ上の学年の試合に呼ばれたりして、1学年上の子と一緒にサッカーをすることもありましたが、まだまだ子どもの世界での経験。

これが、高校1年生が、高校2,3年生と一緒に過ごすとなると、小学生時代の1歳差とは全く違う経験に。

先輩の言動
サッカーや学校生活に対する姿勢
後輩への接し方

元々先輩後輩の垣根が低く、高校1年である息子も、1つ上の高校2年生の先輩とは普段からお互いを下の名前で呼び捨てで呼び合い、試合の合間も何やらふざけてじゃれ合うようなチーム。昨今悪いニュースとして流れてくるような時代錯誤の厳しい上下関係といったものは皆無。監督さんのチームの雰囲気作りがそうさせているのだと思いますが、このチーム、特に2つ上の高校3年生である先輩の背中を見て、息子はこの一年間で沢山感じるものがあったはず。試合での姿しか見ていない私から見ても、試合中の3年生の振る舞いは、「この子、将来素晴らしい大人になるだろうな」と素直に思えるような子ばかり。

既に4月に入部予定の新一年生が練習参加に来ているようですが、今度は息子自身が後輩となる彼らに、どんな背中を見せられるか。

もうすぐ高校2年生。
息子本人の人間としての成長にとっても大事な一年間になると思います。サッカーの面での成長ももちろん期待していますが、自立した大人に成長するためにも、これからの一年間の息子の言動には期待したいところです。


学年末テストも終了し、チーム練習も再開。息子曰く、今回のチーム離脱の原因だった臀部の痛みは引いたらしく、ジョギングから練習再開。練習再開1日目にして、「ちょっと走っただけなのに筋肉痛~」と嘆いていた息子。丸2ヵ月間全く身体を動かしていなかったのですから致し方なし。焦らず少しずつ、離脱中に顎下に蓄えたお肉を削ぎ落としながら復帰を目指して欲しいと思います。

読んでいただきありがとうございました。


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