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創作の輪 Advent Calendar 2021 短歌三題
創作の輪 Advent Calendar 2021に参加させていただき、誠にありがとうございます。お誘いくださった蜂賀三月さんに心より感謝いたします。
フィナーレ前日の今日は、趣向を変えて短歌をお目にかけたいと思います。三十一文字に込められた小宇宙を、何度も噛み締めていただければ幸いです。
私は、「クリスマス」「イルミネーション」「プレゼント」の三題をいただき、三首の短歌を詠みます。ちょっと気取って都会っぽく仕上げてみました。
「クリスマス」
聖なる夜
愛する人を
待つ群れに
連れなき僕も
時計を垣間見
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訳:クリスマスの夜は、どこもかしこも愛する家族や恋人を待つ人の群れで一杯だ。僕には待ち合わせの人はいないけれど、愛する人を待っているフリをして、時計をチラチラ見ていた。
「イルミネーション」
皓々と
イルミネーション
煌めくも
僕の瞳は
君だけが映る
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訳:イルミネーションが皓々と輝く冬の夜。一つ一つの輝きは、煌めくと表現したほうが良いぐらいだ。でも、そんな派手な輝きの中でも、僕の目には愛する君しか映っていないのさ。
「プレゼント」
皆の爲
文藝の暦
成す吾等
神に贈らる
三十人の友
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訳:皆に喜んでもらうために、このアドベントカレンダーを創ろうと集まった私たち。まさに文芸の暦とも言うべき集大成。私たちは皆に贈り物をしようとしていて頑張ったけれど、逆に私たちが三十人の創作仲間と出会わせてもらい、この上ないプレゼントを神様にいただいたんだね。
クリスマスイブに短歌の贈り物もまた味があると思いませんか?ご自身の記憶とオーバーラップする瞬間があると思います。その一瞬一瞬が美しく、愛おしいものになりますよね。
私は普段はゲームと短歌の融合を目指して「ゲーム短歌」細々と詠んでおります。最近は「マインクラフト短歌」を詠むことが多いです。
私自身は恋愛の歌は得意じゃないのですが、せっかくのクリスマスイブですし頑張ってみました。
お時間のある時に、私のnoteもご覧頂ければと思います。
それでは、最終日の西野夏葉さんよろしくお願いいたします。
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