博多ライブ当日。 ホテルを出て、新幹線で鹿児島中央駅から博多駅まで向かう。 1時間半でたどり着くので、あっという間である。 博多は前回7年前もやらせてもらったHOMEさん。 博多では有名な親富孝通りというところにある。 僕がデビューした頃はまだ「親不孝通り」とい名前だった。 その当時、博多のスタッフに聞いたのだが、予備校が並んでいるので、浪人生が親に迷惑をかけているということで、「親不孝通り」というネーミングがつけられていたらしい。
僕はいつも直前にホテルをじゃらんで取るのだが、じゃらんで見たら、ホテルの部屋が数カ所しかなく、しかも2泊で8万円スタートである。 10万円の部屋もあった。 ただのビジネスホテルがである。 これはエグすぎる。 博多の関係者にも調べてもらったが、SixTONESと EXILEがライブで来ており、しかも受験シーズンなので、九州中の受験生が博多に集結しているという事情らしい。 博多で泊まることを、僕は諦める。 鹿児島で2泊の予定を3泊に延長した。
熊本で2日間ほとんど読書をしていた。 ホテルの部屋も今回ツアーで泊まった中でいちばん広くて綺麗だった。 そしてなぜかツインルームが割与えられた。 ベッドがひとつ余っているので、荷物をぜんぶ置くことが出来て、広々と過ごせるので、非常に快適だった。 熊本市街は熊本駅からかなり離れている。 離れてると言っても、タクシーで1600円ぐらいの距離なのだが、それでもはじめて訪れた人は、なぜこんな辺鄙な場所に熊本駅を作ったのか疑問に思うかもしれない。 大阪の新幹線到着駅である新大阪
大分に到着してから、あまりにも喉の具合が悪いので、薬を買おうと、マツモトキヨシに行った。 店員さんが親切に教えてくれて、マツキヨオリジナルの咳、痰止めで、めちゃくちゃ効くという薬を買った。 店員さんいわく、「病院でもらう薬とほぼ同じ成分が入っている」とのことだった。 早速飲んでみたら、なんと恐ろしいぐらいに効くのである。 咳も痰もいきなり止まった。 西洋医学恐るべき。
本州に戻ってからようやく新幹線で移動出来る。 新幹線というのは非常に便利である。 僕が最初に新幹線に乗ったのは6歳ごろである。 母親の兄が東京で結婚式を行うのでそれに参加すべく、家族全員で新幹線で東京に向かった。
いろいろあった四国ツアーだが、ついに本州に戻ることになる。 松山から岡山へ。 特急1本で移動する。 松山から岡山へ直通で特急が通っている。 もちろん瀬戸大橋を通るのである。 僕は瀬戸大橋を通るたびになんとも言えない気持ちになる。 この瀬戸内海を通る橋を通るたびに、独特の感慨を感じることになる。
高松から愛媛の松山まで特急で移動する。 四国は新幹線がないので、電車の特急か高速バスで移動するしかない。 朝起きて、松山まで特急で向かうが、とにかく体の具合が悪い。 喉も大阪のホテルの暖房でやられたらしく、ずっと咳と痰が止まらない。 そのうち特急の中で寝てしまったみたいだ。 電車内の清掃の女性に起こされたら、松山に到着していた。
翌日、16時半入りということで、ホテルでゆっくり過ごしてからゆっくりと会場に歩いて向かう。 距離にして15分ほど歩く。 食事はしない。 僕は歌う前は食べないという習慣が昔からある。 満腹になると体がだるくなって、声が出ない。 だから、お腹がすいても食べないようにしている。 食事はライブ終了後、ホテルに荷物を置いてからになるので、いつも夜の10時を超える。
高知のライブ終了後、ライブハウスのオーナーの西岡さんに、打ち上げに誘っていただいた。 僕があまりにもMCで「カツオのたたき」の話をしていたので、哀れだと思ったのか。 「カツオのたたき食べに行く?」と尋ねられたので。 「はい!行きます!」と二つ返事で答えた。 ギターと荷物をホテルの部屋に置いて、ホテル前で待ち合わせして、高知の歓楽街へ。 僕は高知の街のことは何もわからないので、お任せするしかない。 ある一軒の居酒屋に入って、メニューもお任せした。
翌日、徳島から高知に移動する。 僕は四国の交通アクセスを舐めていた。 四国山脈を舐めていた。 すべて事前のチェックが甘かったのである。 13時にホテルを出て、徳島駅に向かった。 おそらく到着したのは13時過ぎだと思うが、すぐにみどりの窓口に向かった。
翌日、ようやく大阪を離れて四国へ向かう。 大阪から徳島へは高速バスで向かう。 僕はいつも大阪梅田の阪急3番街のところから徳島行きの高速バスに乗るのだが、今回は難波から乗車することにする。 ホテルからタクシーで向かったのだが、どうも僕もタクシーの運転手さんも、高速バスの乗り場がわからない。
今回、僕が泊まっているホテルは、難波駅から一つ西にある駅で、まあ、便利と言えば便利なのだが、意外なことを見つけたのである。 なんとマジックスパイスの大阪店がすぐ近くにあるということなのである。
名古屋で朝起きて、この日は大阪に移動日。 京都でライブがあるのだが、大阪で連泊した方が楽なので、そうした。 お昼ご飯を食べようと思って、栄にある回転寿司を食べる。 かなりリーズナブルで美味しいので、お客さんが並んでいた。
会場に向かうために、名古屋駅からJRを利用して、大垣行きの快速に乗る。 なんと名古屋から岐阜まで19分である。 近い! 東京と横浜よりも近い。
名古屋は巨大な街である。 成立はおそらく、信長、秀吉が出て来たように、常に全国を覇する人間を生み出したところからもわかるように常に米が豊富に産出されたことから、徐々に人口が増えて行った。 豊かな穀倉地帯であった。 実際に徳川家康は、自分の息子のために巨大な名古屋城を作らせた。 設計と建設は、加藤清正であった。 加藤清正は築城の天才である。 実際に難攻不落の熊本城を作った。
すでに1月28日の東京ライブから、ツアーは始まっている。 だが、本格的に「旅」として回るのは、2月12日からである。 今回のツアーは、名古屋、関西、四国、九州エリアを回る。 実際にこのように丁寧に全国を回るのは7年ぶりぐらいかもしれない。 それだけに僕自身非常に楽しみにしている。 全国のファンの皆さんと会えるのも楽しみだ。