1人の変わった生活の話
彼に会うには夜はダメだ。20時には眠っているので連絡がつかない。
逆に朝ならいつでも歓迎してくれる。4時に会いに行けば朝ごはんを一緒に食べられる。彼の出してくれるコーヒーはバリスタ並みにうまいらしい。
お昼でも大丈夫だが、仕事以外の連絡をとらないときがあるので気をつけること。
こんな生活をしているが、決して人が嫌いなのではなく、ただ単に朝型すぎるだけだ。20時にとてつもなく眠くなるだけだ。
そんな体質だから、なかなか人と合わなくて大変だと嘆いていたが、この生活に合わせてくれる会社を見つけてから、イキイキしだした。
ようやく人と関われる。しかも無理をせずにだ。
まぁ、周りの理解を得るのは大変だったが。このご時世、20時以降自由にならないのはダメなことだからね。
え?私かい?
彼とは真逆で、朝が苦手でね。2時まで起きて11時まで寝てるよ。お昼以外で彼と会ったことないんだ。
こんな私でも、あんな彼でもちゃんと理解できるような世の中になったんだ。
複雑だけど、この辺はありがたいね。
以上、らずちょこでした。
※この物語はフィクションです。
ここまで読んでくださった皆様に感謝を。
ではまた次回。