4月23日(土)話題の本で教員不足問題を考えてみた話【らいざダイアリー#71】
みなさん、おはようございます。(こんにちは。)(こんばんは。)
さて、今日は自分が最近読んだ本から考えたことについての記事を書こうと思います。
読んだ本はこちら!
ドン!!
起業家の思考法
という本です。
こちらですが、ビジネス系YouTuberで有名な「まこなり社長」が最近アップした動画でも紹介されていた本です。
何でも著者の平尾さんは、まこなり社長が内定した会社の社長だったみたいです。
まこなり社長曰く、とんでもなく圧倒的な人!!と動画内でも言ってました。
さて、そんな圧倒的にすごい人が書いた本なのですが、この本で自分が気になったポイントがこちら。
①発見力
②別解力
③失敗力
です。
ただ三つのポイントに絞ったとはいえ、今日は時間が取れないので発見力について、この本で紹介されている内容に、自分の目の前にもある問題と照らし合わせながら記事を書いていこうと思います。
著者は、問題発見の基本的な方法論として最低限の次の五つの段階を明確にしなければならないと書いています。
それがこの5つです。
①問題を正しく「定義」する。
②問題を正しく「発見」する。
③問題解決のために「いつまでに、何を、どのような順番で行うか」を決める。
④どのような「障壁」があるか把握する。
⑤最終的に目指す「状態」を明らかにする。
要するにその問題が解くべき問題なのか、重要な問題なのかを、解像度を高めることによって見極めるということだと思います。
例えば、自分の身近にある大きな問題の
「教員の人員不足問題」
で考えてみます。
まず、
①問題を正しく「定義」する。
②問題を正しく「発見」する。
です。
これに関しては、教員の人員が不足することによって、一人ひとりの業務が増えて現場は疲弊して、求められる教育を行うことが難しくなる、さらに志望者が減って負のループが回るという点では、教育界においては紛れもなく大きな問題だと言えます。
次に、
③問題解決のために「いつまでに、何を、どのような順番で行うか」を決める。
です。
これがまさに曖昧なのではないかと思っています。
いつまでに
早いなら早いに越したことないとは思います。しかし、自分もそうですが、この問題を挙げる人もここが割と曖昧なんだろうなと思います。
期限を決めないことには、何事も比較や判断をできないので。
何を
新卒でも中途でもよいから、ある程度の教養をもち、マルチタスクをこなせる教員を増やす。
↑ここに関しては、失敗しない人ではなくて、失敗から学べて修正してできる人材が欲しいのが本音ですね。(単に誰でもよくて人が増えるだけでは厳しいと思っています。)
どのような順番で行うか
これに関しては、割とお手上げ感あるけど、まずはブラックな働き方というイメージを覆すために学校が担う業務を減らすことかなと。
要するに業務改善がスタートだということです。まだ、その後の解像度は甘々です。
続いて
④どのような「障壁」があるか把握する。
これに関しては、挙げればいくらでも出てくる気がしますね笑
・働き方改革を進めることに賛成しない同じ組織の管理職や同僚との分断
・例年踏襲で根強く残る価値観や多くの当たり前が残ったまま行われる新しい取り組み。
・教育の責任を学校に求める世間の声(地域・保護者も含む)
・教育効果を上げようとして現場に降りてくる教育委員会や文科省による〇〇教育
・多様な子どもたちに対する多様な支援や環境づくり。(画一的な教育からの脱却にかかるコスト)
・SNSなどによって拡散されるナマの現場の悲痛な叫び
書いてて思ったけど、どれも大きい障壁で笑い事じゃないですね、、、
最後は、
⑤最終的に目指す「状態」を明らかにする。
どんな状態かー。
教員が長時間労働することなく、学校としての本来の役割(ここの解像度が低い)を果たして、地域や家庭と連携しながら教育を進めていくことが当たり前となり、教員志望の人が増えていくこと。
こんな感じですかね。
今、ここまで言語化してみたのですが、結局のところ、自分自身もまだまだ問題に対する解像度が低いと思います。
特に障壁のところで挙げたものも、なぜそのような障壁が生まれたのか、という背景まで想像できていないので。
他にもこんなキーワードが本の中にあって、メモをしました。
☑️視座を高めて問題を発見する
☑️自分以外の視点や知識が必要
☑️視座が低いままだと見える世界も狭いまま
この辺りを転用すると、結局のところ、学校という場所で起きている問題を現場の教員だけの視点で語ってしまうことの危うさを示唆してるのかなと。
逆に考えると、これを地域、保護者、教育委員会、文科省の視点だけで語られることに対して、自分たちもおそらく違和感を持ってしまうと思うので。
今日の記事では、問題を考えてみるという記事なので、どうしたらよいとかの手立てはなく、何の結論も出ませんでしたが、こうやって問題の解像度を高めることは自分にとっては無駄じゃないなと思っています。
というわけで、今日の記事はここまで!
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