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父が自殺した話【遺族の四重苦とは】~死者との対話

父が自殺した話

これは、現在進行形で苦難に見舞われている私たち遺族の話

私がここ数日で経験した実体験をお話します。

私は今夫と実の母と実の妹とニャンコとワンコと暮らしています。

実の父は車で10分くらいの私の実家に1人で住んでいました。

なぜこのような暮らしの形になったのかはまた後で詳しく書きますが、まずはここ最近私たちの身に起きた大変な経験から書きたいと思います。

記事は現在、32,500文字越えです。


【0日目】緊急搬送

7月某日いつもの普通の1日が始まったと思っていました。この時はまだこんなことが自分の身に起きるなんて想像もしてなかったです。

朝から飼っているニャンコの定期検査のため妹と動物病院へ行き、検査を終え帰宅しようと出発した時でした。家にいる母から電話がかかってきたので出ると「大変なことが起きた」と神妙な声で母が言うので私は家にいるワンコの体調が悪くなったのかと思いながら「どうしたの?」と問いかけると「今病院から連絡があって、お父さんが緊急搬送されたって」と言うのです。

急なことで私は意味がわからず「何で?何があったの?」と母に聞きました。

母も病院に聞いたところわからないので早く来てほしい。意識不明の重篤だと言われたらしいのです。私と妹はすぐに病院に向かわなければならなかったのですが、ニャンコをこの猛暑の中車に置いていくわけにもいかなかったのでまず家に向かって母を車に乗せて病院に向かうことにしました。家に向かっている間、心の中でわからないって自殺じゃないよね?と妹と言ったりして心がざわついて不安な気持ちでした。

私の夫が仕事に行っていたのですぐ連絡したら帰ってきてくれるとのことだったのでそのまま病院に向かってもらうように言いました。後で聞いたら夫も自殺じゃないかとの考えがよぎっていたようです。

自宅に着いてすぐ母を乗せて病院へ向かい、着いて中へ入って少し待っていると診察室に呼ばれて医師が説明してくれました。

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