【ライヴ原稿&動画】サブカルチャーを殺す
【原稿】
こんにちはー!!
「インターネットおばさん」こと、渋澤怜でーす!!
今日は、サブカルチャーを殺しに来ました。
サブカルチャーを殺しに来ました。という人を殺しに来ました。
サブカルチャーを殺しに来ました。という人を殺しに来ました。という人を殺しに来ました。
サブカルチャーを殺しに来ました。という人を殺しに来ました。という人を殺しに来ました。という人を殺しに来ました。
という人を殺しに来ました。という人を殺しに来ました。という人を殺しに来ました。という人を殺しに来ました。という人を殺しに来ました。という人を殺しに来ました。という人を殺しに来ました。という人を殺しに来ました。という人を殺しに来ました。という人を殺しに来ました。という人を殺しに来ました。という人を殺しに来ました。という人を殺しに来ました。という人を殺しに来ました。という人を殺しに来ました。という人を殺しに来ました。
これがサブカルの本義、殺し屋の2歩後ろには常に殺し屋がついている。
そうです人は誰かを殺さないと生きていけません。
私はしらす丼が大好物ですが食べるたびにしらすを大量殺戮に加担してしまい本当に申し訳ないと思っている。でも次の瞬間「私はしらすよりも高尚な生命体だから、別にいいのだ」と思うことによってしらすを精神的な意味でもう一度殺す。
しらすじゃ殺し足りないから、もっと大きな獲物を探す。獲物は大きくて、かつ自分に近い方が良い。その方が隣にいる自分の輪郭がよりハッキリするから。
写真に映るなら、自分の真隣はブスがいい。でもそいつと同じフレームに入ってる時点で自分もブスだ。
箱入りブスめ 枠入りブスめ さとりに入れ 色即是空空即是色
写真はイメージです。写真はイメージです。写真に写るものは全てイメージです。目に映るものはすべてイメージです。だったら写真なんか撮るの辞めればいいじゃん、なんでみんな自分の写真がほしいの? 自分はここにいるのに。なんで皆エゴサーチするの? 自分はここにいるのに。
全ての写真は心霊写真だ。つねに2歩後ろに自分を殺す自分が写ってる。(ま、多くの人がそれに気づかないからいつまでたってもパシャパシャ撮り続けてるんだけどね)
私は写真は嫌いです。だって写真になっちゃえば私が古くなるじゃない
自分の写真を見せまくるのはナルシスト扱いされてアウトなのに、自分の子どもの写真を見せまくるのはナルシスト扱いされなくてセーフなのは一体なんでですか? 自分の子どもって、自分の遺伝子が半分入った自分のコピーじゃないですか。自分のコピーの写真見せまくる人とかキモくないですか。まだ自分の恋人の写真見せる人の方がキモくなくないですか? でもなぜか、世間では子供より恋人の写真見せる方がキモくなくなくないってことになってる。
恋人と言えば、女の子がやたらいろんなバンドとか詳しいと「元カレの影響?」って言われるっていう地獄がありました。
そんなこと言わなくてもよくなくなくなくなくなくない?
なくなく 泣く泣く 殺伐 とした空気をカッとなってカットアップしてしまったけど、よくよく 考えたらこんなこと よくあるやつ と思って無難にほほ笑んで丸くなる サブカル 殺伐 丸くなる丸くなる丸くなるメルクマールというのは目印という意味です。
自分を語る目印は少ない方がいい。3つくらいそろうともう線が面になってカットアップされてしまう。渋澤さんは音楽だと誰が好き? ええと椎名林檎と大森靖子と、ああそれ系ね、それ系ねって。まだ二つしか言ってないし 三つ目にあえてあえてあえて逆に逆にアーバンギャルドとか言ってやろうか?
自分は好きな音楽と本と映画で出来ていると思っている人間は自分は他人と違うことを証明するためにできるだけ他人と違うものを好きだと言おうとする。 そうすればするほど、皆が知らない固有名詞でかためられることになって強い鎧と一緒、自分を守ってくれると同時に自分のことを誰も分からないでくれる。
自分の事すら固有名詞でしか語れない人間は終わってる。
いつか、「渋澤怜を好き」ということが「こういう固有名詞レースからおりてます」ってことの象徴になれば最だけど無理だろうな、だって私も固有名詞なんだから。
せいぜい消費してくれよ、サブカルチャーさん。
【セルフかんたん解説】
サブカルチャーという言葉が嫌い、というか、「私はサブカルチャー」も「あなたはサブカルチャー」も言えないくらい、この言葉が鬼門過ぎるんだよな、と思って、あえて正面から殺しに行ったネタ。
でもサブカルチャーとは「これだ」というモノはなく、「あ、それ、俺、経た、もっとマイナーなの知ってる」という「動き」こそが、サブカルチャーなんだろうな、という仮説が立ってきた(だからすなわち殺せない)。
まあとにかく、「はいはいサブカル」って言われるとムカつくよね。
【動画】https://www.youtube.com/watch?v=cjDXTywgo9E
これの1本目です。ちなみに2本目は「宇宙は神様のボードゲーム」です。