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性格は、わるい(日記)

今日は仕事をしていた。社会人をやっている。

通勤時は編曲をして、帰宅をしたら決めた時間(近隣の迷惑を気にする)で曲作りや弾き語りの練習のような娯楽を行い、飯を食らい(高頻度で酒を飲み)、シャワーを浴び、最近は筋トレやストレッチを行い、寝る。

大概これでわたしの精神は保たれる。回復魔法はわたしが一番よく分かっている。簡単な事、心に従うのみ。

ただ今日は腹が立っていた。むしゃくしゃした。むしゃくしゃってなんか可愛いな、むしゃむしゃみたいで。むしゃくしゃしてむしゃむしゃ、あるあるです。あまりよくないが、心に従えば楽になる時もある。

頭に血が上ってんなと思いながら仕事をした。年だけ立派に取った子供みたいな大人の振る舞いに対して、色々と心労。

学生時代、協調性なしオブザイヤー受賞に相応しい変な子だったわたしは、あれやこれやと表面に社交性と協調性を貼り付けて生きている。楽だった。自分の心が。人前で協調性の無さを露呈するよりも、面倒事が起こらない気がする。ちょっと貼り付けるだけで生きやすくなると思った。自己肯定感低めのひねくれ猫かぶり人間。

人の物差しは人それぞれだが、何となく、誰かが1それを貼り付けているのだとすれば、わたしは5くらいは貼り付けている感覚になる。

完璧な人間はいない、わたし含め、と思うとあまり過激には出られない。ただ、胸の内は汚い言葉で溢れかえっていることが大概だ。

ああまだ修行が足らんな。寛い心を持ちたいねえ。なんてひとりだから思えること。

自分のことばっかりなお馬鹿さんはわたしもだが、それよりも自分のことばっかりだなと思ったのでいらいらしていた。

あ〜頭に血が上っているなんて思っていたら、5年前くらいに開けたピアスの穴から血が出てきた。本当に血が上ったらしい。肝が冷えた。

そんな思いでいたのだが、帰ってきたら歌詞が浮かびまくった。久々の強そうなやつだ。

前回のライブの時に、書きたいと思った。わたしの感情の、闇の部分。怒りと哀しみと葛藤。

仕事が嫌なんじゃなくて、仕事の人間関係がだるいってさ。

同じようなものを抱えるひとが、それでいいんだと思えたらいいなあ 等身大の歌を歌うよ と思いつつ、そこにはわたしはわたしでいいんだと思い込みたい希望と、歌にして報われた気になるという安堵だってセットで付いてくる。

報われなくていいから、とにかくこの感情を綺麗に削って磨いて研ぎ澄ましてやりたいと思った。

結局そうする事で、嫌なクソ人間たちを愛せるのだよ。

そうやって、人に優しくなれるわけだ、表現は偉大だ。わたしは表現する。その表現を受け取って、わたしと共に胸を張って生きられる人がいたら嬉しい。

クソ人間の図太い神経、人にどう思われたっていいから自分らしく生きてやるよと無意識に振舞ってしまう能力に辟易する。恐ろしいよ全く。それでわたしよりも生きているのだもの。

分かり合えない人間がいて、音楽とは違うコミュニティに所属して、吸い取れるものは全部吸い取って表現できるのは美味しい。こんな所で燻っている自分じゃねえだろ、れいさ。おつかれいさ。

帰り道はちょうど雲から月が顔を出した。暗闇の中にいて雲に隠れて形を変える、月が好きだ。太陽の光を浴びて光る。わたしも誰かの太陽になりたかったけれど、愛する人たちの暖かさで光ることができる月が自分に似ていると思った。丸いし。

さてシャワーを浴びて、ストレッチしよう。セロトニンだいじ。


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