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≪rayout Characters File No.9≫  その情熱の源は? - "新卒4年目"rayoutの企画職人に訊く。-

社員同士が独自の視点でインタビューをし合う企画「rayout Characters File」。第9回を迎える今回は、30歳を過ぎてからこの業界に飛び込んできた古賀が、rayoutの新卒第1号として活躍する“矢田ちゃん”こと矢田菜々子さんにインタビューを実施!

「企画といえば矢田ちゃん」と社員全員が声を揃えるほど、多くの企画を手掛けてきた彼女。驚くべきことに、他社での経験はなく、新卒でrayoutに入社し、叩き上げでキャリアを積んできました。今や誰もが信頼する最高の企画請負人です。

高い案件理解力を持ち、クライアントに最適な企画を立案し、プロデューサー陣が自信を持って提案できるように支え続ける矢田ちゃん。また、時にはデザインまでこなしてしまうその存在は、プロデューサーたちだけでなく、クライアントからも厚い信頼を得ており、rayoutには欠かせない存在です。

今回は、彼女がどのようにしてこのオンリーワンのポジションを築いたのか、そしてその情熱の源は何なのか、じっくりと伺ってきました!



矢田ちゃんとは?

矢田ちゃんとは自分が入社した時に同じチームで、隣の席で、そこから一緒に飲みいくこともあったり、話すことは多いものの、このインタビューにあたり気付いたんです。

矢田ちゃんのこと、そんなに知らない・・・

なので、矢田ちゃんの学生時代からお話を聞きたいと思います!

古賀:今回のインタビューでは、矢田ちゃんの熱について知りたいと思っているので、矢田ちゃんのことたくさん教えて下さい!

矢田ちゃん:よろしくおねがいします!

その才覚の根源は大学時代に?

冒頭でもお伝えしたように、企画はパーフェクト、時にはデザインまでこなしてしまう矢田ちゃん。新卒で入社してから今日までの4年間だけではないと考えた古賀は、矢田ちゃんの過去から深堀っていきたいと考えました。

古賀:あまり聞いたことなかったから教えてほしいんだけど、矢田ちゃんって大学は東京なんだっけ?

矢田ちゃん:はい!高校まで地元の名古屋で、大学から東京に来ました。

地元は名古屋の矢田ちゃん。
中学・高校時代はサッカー部でプレイヤーだったのだと。ちなみにポジションは、トップとサイドハーフという攻めのポジションだったそうです!

そこから大学に進学した矢田ちゃん。
親元を離れ、大人として自立するためにも上京して来たらしいです。

大学時代は、都市デザインを専攻しており、まちづくり系の勉強を始め、建築のことや街の法律についての勉強をしていたそうです。

コミュニケーションデザインの根源!

古賀:都市デザインって珍しい専攻だね!

矢田ちゃん:都市デザインという分野は結構広いんです。たとえば、都市構想やまちおこしのようなプロジェクトがあって、魅力的な空間をどうやって作ったらいいか、どうやったら人を惹きつけるか、公共施設のデザインについて考えることもあります。ただ建築というより、人を絡めた建築や構造を考えてました。

なんと驚くことに、この時点から人を惹きつける企画を考えていたとのこと。矢田ちゃんは大学時代からコミュニケーションデザインに触れていたのです。
また、学園祭実行委員もしていたとのことで、ここでも飲食店意外の企画系の仕事をしていたそうです!
まさに企画づくしの大学生活ですね!

そんな中、就職活動を通してrayoutを知った矢田ちゃん。
新卒社員編に続きます!

新卒でrayoutに入ってみた!

もともと大学生のころからインターンシップをしていた矢田ちゃん。
rayoutとは別の木材業界のDX化をはかるアプリやサイトを作っている会社で、企画やデザインなどをしていたそうです。

インターンシップ先には就職せず・・・

古賀:インターンシップしてたのね!
矢田ちゃん:働いてみないと分かんないよな〜って思ったんですよね。どうせならインターンで働きながらお金もらえるところがいいなと思って(笑)
サイト周りのデザインとか。イベントがある時のバナー作ったりとかをやっていたので楽しかったんですけど、いざ入社ってなったらそのデザイン以外にも、もっと木材ビジネスの中に入ってくなった時に、私、木材にそんなに興味なかったから。。。笑

インターン中にやっていた業務は楽しかったものの、就職するとなると少しギャップが出てきそうなこともあり、インターンシップ先とは別の企業を探すことにした矢田ちゃん。この時で大学4年の12月という卒業間近の状況。

rayoutと他2,3社の面接を受けて、縁あってrayoutに入社を決めたそうです。

rayoutに決めた理由は…?

古賀:いっきに3,4社受けて、当時2期目のベンチャーに入社って、すごいチャレンジングなことだよね??
矢田ちゃん:そうですね。けど私はこういった時、いい意味でも悪い意味でもあまりネガティブな思考はしないタイプなので(笑)
もし最悪なことがあってもその時はその時だよくらいで考えていました(笑)

古賀:2,3社受けていたって聞いたけど、rayoutに決めた理由は?
矢田ちゃん:色々ありますけど、当時の池の上のオフィスはめちゃ魅力的でした(笑)

古賀:建築関係の勉強していたら確かに刺さりそうw
矢田ちゃん:ですねwあと真面目なところでいうと、吉田さんの面接が非常に印象的でした。面接という受けお答えではなく、私個人を知ろうとしてくれる感じが凄く話しやすさがあって。私のやりたいことや好きなことなどを積極的に聞いてくれた気がします。

さすが我らが代表の吉田さん。rayoutの新卒社員1号の採用面接は、吉田さんのお人柄が伝わったんですね!

そんな面接を通して、晴れてrayoutの新卒社員1号として入社した矢田ちゃん。最初は営業活動として、電話掛けなどもしていたそうですが、なかなかうまくいかなかったそうです。そんな中、矢田ちゃんは今のポジションを手にするきっかけが訪れます。

企画の鬼となる

古賀:最初は営業電話とかしてたんだね。イメージにない(笑)
矢田ちゃん:やってましたよ(笑)けど向いてなさすぎて、すぐに辞めてしまいました。その後はメールでアプローチとかしていたんですが、当時のrayoutだと企画書を作れる人がなかなかいなくて、ある日当時の先輩が作った資料を見やすく整える仕事を任されたんです。

当時のrayoutは男性7,8人の世帯で、企画は一流でも資料の見やすさやデザイン性は今ひとつ(?)というところだったそう。そんな中、インターンシップで身につけたデザイン力が活かされたのだそう。資料の評判はすぐに伝わり、他の先輩の資料も作っていくことに。

資料の数をこなしていく中、矢田ちゃんはこの業界の企画を身に着けていったそうです。

古賀:デザインについての知見が活かされてるね。企画もその中で任されたの?
矢田ちゃん:いや、企画はまだその先です。資料を整えていく中で、この業界の企画について見て覚えました。「こんな構成があるんだ」とか「こんな表現で伝えるんだ」とか!そんな中、先輩から「今回の企画書に1つ矢田ちゃんのアイデアを入れてみる?」って言ってもらえて差し込むことからはじまりました。

今や企画の鬼の矢田ちゃんですが、その最初の一歩は、1案件の1企画からだったそうですね。「誰もがいきなり大型企画ができるわけではなく、矢田ちゃんだって、1企画からだったのか」とあたり前のことですが、感心している自分がいました(笑)

企画は数?質?

叩き上げで成長していった矢田ちゃん。
教えてもらうというより、見て盗んでいったというのが職人感を感じさせられます。

古賀:徐々に企画の仕事を任せていってもらえるようになってきたと思うんだけど、(言い方は良くないけど)ただ企画を作るだけだったらリソース配分先にしかならないよね?どうやって自己ブランディングしていったの?
矢田ちゃん:受注率は見ていました。やるからには受注率を上げる存在であったりとか、自分が関わったら8割受注できますよみたいな、そういう風に定量化していくことは意識していました。それをみんなに自分の行動で示していったみたいな、そういう作戦を結構立てていましたね。

流石、、、流石過ぎます。
矢田ちゃんは自分の魅せ方まで一流です。
そんな職人にどんどん数多くの企画の相談をみんながしてくれるようになりましたが、そんな中で1つの悩みが生まれます「企画は数?それとも質?」。

企画の数をこなしている中で、数多くの相談を受けていくことになり、何案件も平行して任されるようになったのですが、やはりどんな企画も時間をかければ良い企画ができるのだそうですが、そこに時間をかけられないときもあったのだそう。

リソース配分

古賀:パワーのかけ方って難しいよね。

矢田ちゃん:そうですね。
頼まれたからにはちゃんとそれ作るかなっていう。期待以上のものをできるように、いろいろ自分の方で考えてやるっていうんですか。その中でこうみんなにうまく時には集中する時もあるけれども、「3件に1件ぐらいだったら事故を起こさずにできるかなー」と思ったりでも、やっぱり企画って時間が限られているから難しくて。

量をやるにはちょっと質を落としたりしないと。質を重視するとそんな量ができなくなるし、結局は会社のためになるのかよく分からずとりあえず量をやったけど、(そんな規模の小さい案件いっぱいやっても)あんまり意味がなかったりもして、それよりは大きい案件を出してそれが実現した方がいいみたいな考え方もあるし。

その辺の考え方を自分だけで考えてたけど、もうちょっと周りに戦略じゃないですけど、聞きながら多かったが少しありました。

この部分って、企画職だけでなくどんな職種の人にも当てはまりますよね。自分の仕事で今どんなバランスで進められているんだろうって、営業職の自分も非常に思うことがあります。

そんな中、当時新卒2年目オンリーワンのポジションは先輩たちに相談をして、自分の中でのバランスを見つけていったそうです。
その根底には、自分の仕事のすすめやすさというより、rayoutにとって最大益という考えがあるから素敵ですね。

矢田ちゃんの現在のミッション

品質管理チーム

古賀:(ここまで話を聞いて、語弊があったら書き換えるんだけど)俺は何かもう勝ち取ったっていうものだと思ってるの。自分の強みを活かせるところを、自分で今の居場所を。そこをカチッと自分で掴んで形成して、矢田ちゃんはみんなが認めている人っていう、すごく格好いい存在なんだけどさ。
矢田ちゃん:笑
古賀;そのうえで聞きたいのが、今って新しいミッションになってるわけじゃんか。少し教えてもらってもいい??

実は矢田ちゃん、今年の6月から品質管理チームという、rayoutのクリエイティブの質という観点から、お客さんにより大きな価値を与えるというミッションについています。文字通り品質を管理するポジションです。

矢田ちゃん:そうですね。クリエイティブの質を上げて、お客さんを増やしたり、お客さんからいただけるお金を増やしたり(笑)実際は、受注後の企画・構成・演出を考えたりするので、企画の面が大きいです。
あと、今チームで走っているのは、新しいクリエイター探しであったり、演出のバリエーションを増やしたりもしています。質の高い映像を作ってサポートする感じです。

古賀:半分くらい元のミッションとは違う感じだね。
矢田ちゃん:そうですね。そこに関しては、これもひとつの企画かなって思っています。会社のクリエイティブ力を上げるという。

更に企画の鬼、、、いや巨匠は次のようなことも話してくれました。

矢田ちゃん:クリエイティブの品質を上げてくっていう1つの大きい企画やって、そのためにどういう仕事を自分たちがしたらいいかとか、どういうミッションを達成したらそれができるのかっていう企画していくっていうような感じなのかなと。めちゃめちゃ面白いです。この考え方を、この企画をいつまでに納品しなきゃいけないという企画ですね。

いやもう、巨匠には頭が上がりません。
この捉え方、この表現。完全に古賀がライティングしやすいように察しt,,,じゃなかった、インタビューの読者に伝わりやすいようにしてくれました。

鬼から巨匠となっていた矢田ちゃん

今回のインタビューを通して、矢田ちゃんが叩き上げで成長をしてきた素敵女子ということがわかったのですが、最後にこんなことを聞いてみました。

矢田ちゃんが目指すもの
古賀:大学時代から合わせるとこの7,8年ずっと企画をやっているとおもうんだけど、将来こうなりたいとか、こういうことをやりたいっていうのがあれば教えてほしい!

人と人をつなぐ空間作り

矢田ちゃん:コミュニティとかをつないでいくための空間作りみたいな企画をしたいという想いがあります。建築というより、イベントとかそういうのがやりたいっていうのがあって、今の仕事とか知識とか経験が通じてると思うんで、そういう大きい仕事をやっていくために色々企画の力をつけていっていると思っています!

「コミュニティをつなぐ空間づくり」は矢田ちゃんの中では、人と人の繋がりのイメージだそうです。音楽フェスというよりは、地域のお祭や、まちおこしイベントのようなことをしたいそうです。

矢田ちゃん:集客もそうだし、住んでいる人が「ここにこういうイベントができる地域でよかったな」と感じて満足度が得られるような企画がしたいですね。
古賀:それこそ心を動かすコミュニケーションデザインをするみたいな感じじゃない?
矢田ちゃん:そうですね(笑)イベントとかもコミュニケーションデザインになるし、町とかもそう。そこが根底にあるんだと思います。

そういって目を細めながら話してくれる矢田ちゃん。原体験は、地域のお祭だったそうです。

矢田ちゃん:(私の住んでいたところは、)本当に地域の商店街という感じのところなんですけど、何か色々まちおこしをしてる人がいて、その商店街のキャラクターの着ぐるみの中の人のバイトをしたりしていました。
何かそういうのを大学の時とか、そういう関係者いっぱいいて、まちづくりとかまちおこししてる人のを見て、こういうすごくいいなって思いましたね。
何回も子供たちも来てくれたりして、楽しそうにしている姿を見ると本当に嬉しいですね。

まとめ:矢田ちゃんの情熱の源を訊いてみた結果。

まず始めに、今回の長文のインタビューにお付き合いいただき、ありがとうございました。
今回、rayoutの企画職人こと、矢田ちゃんのインタビューを通じて、矢田ちゃんの情熱の源泉はどこにあるのかを知ろうとしました。

企画って受注をするために、より魅力的であったり、より尖ったりといろいろ試行錯誤する必要があって、筆者である私も頭を悩ませることが多かったです。正直、企画はやりたくないという人もこの業界にはいたりします。

そんな中、矢田ちゃんの情熱の源泉は「人の喜ぶ姿」にあるのではないかと思いました。

大学時代から都市デザインを通して、コミュニティについて考えたり、学園祭実行委員をしたり、rayoutではその経験を遺憾なく発揮して大活躍な矢田ちゃん。社内の仕事についても、全て「rayoutのために〜」とその目線の先には、rayoutや関わる人がいました。

こんな書き方を最後にするのはどうかと思いますが、矢田ちゃんはどちらかというとクールキャラと思っていたのですが、このインタビューを通じてとんでもなく熱い人間であり、とんでもなく優しい人なんだなと心底思えて、より矢田ちゃんのことが好きになった気がしました。

こんな熱量の人と働けるベンチャー企業はなかなか無いのではないでしょうか?!
この他にも個性あふれるメンバーが書いたインタビュー記事が沢山あります!
よろしければぜひー^^

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


記念写真^^

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