総合力の高さが光る 鮨 さかい

まずは遅まきながら、ミシュランガイド三つ星獲得おめでとうございます。

基本的には、世間の評価が圧倒的に確立しているお店は取り上げないつもりではあったのですが、やはりこのお店の総合力の高さには触れない訳にはいかないと思いましたので。

西中洲という一見、微妙に不便そうな場所にあるのですが、中洲川端の1番出口から歩いて5分でした。福博であい橋とか天神中央公園など、風情を感じるルートですので、博多駅周辺にお泊まりの方はタクシーなんて使わずに歩かれた方が楽しいと思います。赤坂時代よりもよっぽどアクセスは良いと思います。

高級そうな料亭や小料理店、バーなどが立ち並ぶ路地の一角にあるお洒落なビルの2Fにお店はあります。

靴を脱いで上がります。この体験は外国人、特に西洋人にとっては結構グッと来るポイントでしょう。日本に来たぞ！って感じにさせるんじゃないでしょうか。初めて来た時は友人との3名グループだったのですが、ソロで来た二度目の訪問時以降、名乗らずとも玄関の時点でお弟子さんに名前を呼ばれて確認されました。筆者は完全にマークされています(笑)。

12名掛けのカウンター。昨今の鮨屋としてはかなり人数が入ります。最近は敢えて改装時に席数を減らして満席状態をわざと増やす事で、予約困難店を装うとする向きも一部にはありますが、そういう姑息な事をせずに堂々と商いをされようとする、この店のスタイルには実に好感が持てます。

大将の堺大悟さん。もうこの方の経歴は言わずと知れていますよね。名店「海味」の先代 長野充靖氏から薫陶を受けた方です。お客さんだけでなく、お弟子さん達にもソフトな対応をされていますが、お弟子さん達の動きは結構体育会系ノリなのが印象的です。開店前に玄関で待っていたら『今日も一日よろしくお願いします！』って大きなお弟子さん達の掛け声が店の奥から聞こえてきました。

ここから先は過去複数回訪問時の画像を訪問時系列関係なしに挿入していますので、実際の量から品数が多めになっています。当然の事ながらメニューは季節物です。

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