中沢レイ

ダンサー・ヨガ講師。高齢者施設やひきこもり支援、障害者施設でダンスとヨガを指導。ダンスと対話をテーマにコミュニケーションのあり方を再考するダンサローグを実践。

中沢レイ

ダンサー・ヨガ講師。高齢者施設やひきこもり支援、障害者施設でダンスとヨガを指導。ダンスと対話をテーマにコミュニケーションのあり方を再考するダンサローグを実践。

マガジン

  • ダンサローグ実践編

    ダンスと対話をテーマに、あらゆる人とのコミュニケーションを再考するプロジェクト。高齢者、障害者、発達障害そしてもちろん一般の方とも、ダンスやボディーワークを通じて新しい価値観を探していきたいと願っています。 マガジンはダンサローグの活動報告、会員向けイベント情報、具体的な方法の紹介などをしていきます。

最近の記事

”Living Art Museum〜日常と祝祭”

最後の瞬間に、作品と呼べるものになった。 一番、美しい風景を見られたからだ。 伊賀の美術協会の方から、伊賀市文化会館の大ホールでライブペインティングと共に1時間ほどのダンスと音楽のパフォーマンスをしたいと相談をされたのが1年と少し前。 多分、こんなオオゴトにする気はなかったんだと思う。 私が、たまたま、その方の好きなタイプの踊りをするから、地元のミュージシャンと共にライブペインティングに華を添えてくれれば、、、くらいのつもりで声をかけてくれたのだろう。 しかし、伊賀

    • 踊りで福祉ってどうやるの?

      タイトルの”ダンスと福祉って、何をするんですか?”とよく聞かれます。 具体的に私なりに考えている方法もあるのですが、基本的には、その人とじっくり向き合う作業全てがダンスだと思っています。 上の写真は、ダンサーで大学教員の小笠原大輔君が、私がヨガクラスをしていた高齢者施設に来てくれて、対話とダンスの活動を行った時のものです。 もともと、施設を作るというよりは、ダンスを通じてコミュニケーションをするという活動のために、ダンスと対話を使って福祉や教育の現場に飛び出したいと、ダ

      • コンテクスト

        息子の夏休みの預け先にはほとほと困っていた。 去年まで強迫性障害で、教室に入れず、特定の人が触ったものや空気が汚染されているという考えに囚われ、コミュニケーションはすれ違うばかり。 1学期はがんばって学校に行ったけれど、さて、夏休みになった。 他の男の子は5年生ともなると少し大人びて、好きな子の話をしたりするらしいのだが、どうしてもその輪には入れない。学校がある日はかろうじて放課後に学校で合流したりしていたが、よその家には入れないらしい。 クラスで一番の仲良しで、いつ

        • 良い朝が来ること

          朝、起きて "きのう、たのしかった。" と、息子が言った。 たくさんの知らない人の輪に入るのは、いつぶりだろうか。 お盆休みを利用して、自分が主催する即興イベントのため東京に連れては来たけれど、会場に行きたくないというので終演まで近くの友人宅で留守番し、打ち上げに顔を出した。 出演していたダンサーや音楽家、照明のお兄さんや他の出演者の子供など、たくさん人がいたので、居場所を探してウロウロしていたけれど、なんだか、そこにいる人達は嫌いじゃなかったのか、"帰ろうか?"と

        マガジン

        • ダンサローグ実践編
          0本

        記事

          いくつになっても踏み出せる

          3月も最後の日になり、明日から年度が変わりますね。 環境がガラッと変わる方も沢山いるのではないでしょうか? かくいう私も4月よりなんとなんと大学生になります!49歳で! と、言っても通信なのですが、3年から、福祉関係の大学に編入するので実習もたっぷりとあり、かなり大変なようです。 私の事を少しお話しましょう。 小さい頃からバレエ教室に行って踊り始め、それ以来、ずっと踊って、、、いるのかな。いや、実際には、肉体的に見えるように踊っているかと言えば、踊っていないかもしれ

          いくつになっても踏み出せる