オレンジの悪魔が台湾で成し遂げたこと/橘色惡魔在台灣大功告成
1.追記集
2023年12月31日 追記
2023年10月27日 追記
2023年10月21日 追記
2023年9月15日 追記
これは、日台友情に奔走してきたオトナたちの数年分に匹敵する成果をたった15分で成し遂げてしまった高校生たちの物語である。
這是匹配日台雙方廣大長輩花費了多年為日台友情東奔西跑而來的碩果,居然有一群高中生僅僅花費15分鐘就大功告成的故事。
2.全台湾が泣いた
振り返ればまだコーフンも冷めやらぬ民國111年(西暦2022年)10月10日の出来事。日本の高校生+國父肖像+青天白日滿地紅旗。
写真中央で起立された台湾トップ三役、台湾総統(中央)+副総統(右)+立法院長(左)。
入場行進の場面、街路灯に吊るされた青天白日滿地紅旗と橘のバナーが大きく同じ画面に収まった異次元シーンは、いまだ日台双方多くの民たちに感動を覚えさせる。そんな日が来るとは。。。
スーザフォンに掲げられた日台友情の四文字は多くの台湾人と日本人の心を打ち、情熱を掻き立てた。(正に司会者が述べた熱心沸騰)
ナゼかというと、背景にはここ約20年の私の記憶だけでも、
◆日台相互の大震災に絡む緊急援助隊派遣、募金、連携
(台湾:1999年9月21日、日本:2011年3月11日、その他)
◆日本の花火師が台湾で慈善慰問公演
◆WBC野球対戦が絶好の交流と化した(2013年)
◆故宮博物院の国宝文物貸与(2014年)
◆90日以内の短期滞在ビザ免除
◆ワクチンの供与。次便。(謝辞)
◆パイナップルの販促などがあり、信頼と交流は長い歳月で培ったストーリーに裏打ちされているからだ。民間主体の草の根交流は、更に何十倍、何百倍も存在していると思われる。
そんな最中で京都橘高等学校吹奏楽部(オレンジの悪魔)に白羽の矢が立ったのだから盛り上がらないワケが無いとは思った。
メディア、招聘機関、総統府がリリースしたオフィシャルムービー以外にも、台湾の一般の方が自分のスマホで撮ったと思われる動画が毎日のように続々と公開され続けているのだ。
驚くことに、双十節よりも前に日本人がYouTubeで公開していた過去のタチバナ関連動画のコメント欄を見てください。実に半分以上が台湾の方からの応援メッセージで埋まるようになってしまった。
「日本の子(未成年の若人)たちが、台湾のお祝いの為に遠方はるばる駆け付けて来てくれた!」っという眼差し。初の海外楽団招聘、しかも日本から、しかもタチバナ!
オレンジの悪魔さんのことは私も前々から、ちらほら動画で見ていて(っというより有名で?勝手に出てきてたので)知っていました。主に彼女たちの先輩方がアメリカのディズニーで演奏した動画でしたね。
2012年ぐらいだったでしょうか? 日テレの「笑ってコラえて」で吹奏楽の旅と称して全国の強豪吹奏楽部を取材したものヨカッタです。あの番組を見て吹奏楽に進んだ学生さんは日本全国にかなりいらっしゃると思います。新入生としてインタビューを受けていた生徒が、現役のコーチを務めていらっしゃるという事実も泣けます。
そんな楽団をまさか双十節で拝見できるなんて夢のようなひとときでした。
もっとも、今回の招聘は政治的な視点から見れば、多少なりとも日台双方(日本側は超党派、台湾側は現政権)のしたたかな戦略が見え隠れしなくもないのだが、それはまた別の場で研究することにします。
3.ごく一部の否定的な反応
実は一方で、好意的な反応だけとはいきませんでした。あたりまえですけど。台湾人?による冷ややかなコメントも少しだけ散見したので一応紹介します。そのほうが現実的、自然だと思いますし。
「海外の楽団を呼ぶのにも我々の血税が使われているんだよ!!」系。
どこの地でも賛否両論は当たり前ですよね。なんにもおかしくない。幸い誹謗中傷ではなかった。一つの言論でした。
そしてこのコメントに反論している台湾?の方もいらっしゃって、言い分としては「私分の税金はぜひ彼女たちの為に使って欲しいな」という主旨のものでした。そしていっぱい「いいね」があったように記憶しています。
尚、これらがいつ何処に書いていたか、特に記録はしていなかったので典拠は出せないのですけどね…
4.基本的な価値観を共有する重要なパートナー台湾
今回の台湾訪問プロジェクトの実現までは、日台双方には乗り越えなければならない、主に政治面の障壁がたくさんあったんだと思いますが…
この一言に尽きます
這句話代表了一切
5.”台湾”がお洒落シンボルになる
以下記事の目次「皆).”台湾”がお洒落シンボルになる」をご参照頂ければ幸甚です。
6.成長の原理を垣間見た
もう一つ個人的に気付いたこと、驚いたことがありました!
今期のドラムメジャーさんは台湾のニュースやネット界隈では過熱気味にダントツ?の超高人氣 (チャオ・ガオ・レン・チー)で、「自信に満ち溢れた、優雅で堂々たる振る舞いと表情だ」などと高く評価されていた印象が強いです。ほとんどアイドル扱いです。先頭を率いる姿がカッコよかったです。
でも、ほんの少し前、今年春~夏頃の公演、たしかブラスエキスポ、ハウステンボス、東京総文の丸の内パレード辺りの動画を拝見したら、とっても幼くて内気そうな別人に見えたのですよ(※個人の見解です)。これはどういうことか?っと考えました。
とてつもなく大きな舞台って、やはり人間を変える、磨く、成長させるモノなのかぁ、っと感心しました。きっと彼女にとっては、本番までの長い期間、極度のプレッシャーに押し潰されそうになりながらも、見事に何らか自分なりの大きな課題と試練を乗り越え、そして臨んだ双十節であった。
私はそのように受け取りました。
自分の中のひとつの区切りとして得た成功体験って、雪だるま式に相乗効果、シナジーとなり、彼女たちを更にメキメキと、もう一段上のステージへ導き、成長を促すものです。
一緒にこれを体験した後輩生たちの限界意識の殻が更にどんどん破れて行くのも喜ばしいことです。「できるようになりたい(現状の否定)」から「できるかなぁ?!(疑心)」へ。そして「できるさまた(確信)」に変わる。一種の箍(たが)を外すことの重要性。
今回の公演は結果的にそういう位置付けになったのだろうと思いました。
7.その他の寄せ集め
2023年10月21日 追記
2023年4月23日 追記
2023年4月2日 追記
2023年3月23日 追記
2023年1月17日 追記
吹メモWEBページ:https://suimemo.com/pickup/24/
笑ってコラえて(2012)