しろさとTT200(第8回)
アイアンマンジャパンのバイクパートは4時間59分だった。まだまだタイムは伸びると感じたし、次のレースでも安定して5時間を切れるようにならなければならない。そのためにはペース配分、補給を研究し、パフォーマンスの再現性を高めていかなければならない。
しかし、180kmの距離を足を止めずに練習できる場所はない。しろさとTTに出たいと思っていたら、たまたま追加エントリーをしていたので売れ切れる前に急いでポチった。
移動
神戸在住なので、宿がある土浦まで1人で車移動した。熱帯低気圧?の影響で土浦までずっと雨だったため、すごく疲れた。腰が痛かったので次の日のTTに影響しないか心配だった。SAで夕食をとった。カーボローディングとしては、移動中にジェルを水に溶かしたものを摂取し、寝る前にウィダーを飲んだ。
アイアンマンの前日はmaulten320を飲むが、今回はジェルで代用した。
当日朝
5時半起床。土浦から城里まで車で1時間程度なので、日の出と共に移動。茨城初めて来たけど、のどかで良いところだった。今回は会場の駐車場が有料1000円だったので、無料駐車場に駐車して会場まで5kmリュックを背負って登った。参加者は300人ぐらいいるはずなのに、無料駐車場には6台しか停まっていなかった。大人はいいなぁ。笑
あまり時間がなかったので受付をして、急いで補給をセットしに行った。
バイクには2L積んでいるが、流石に200kmだと足りないと思ったので、暑くなってきた時のことも考えてボトル4本ほど用意した。
レース
補給を設置した後は急いでトイレに行き、スタートラインへ。
一定間隔でスタートしていき始め1周はローリングなのでゆっくりと走る。
できればペースが合う人の後ろでスタートをしたいと考えていたが、周りの実力がわからないのでそんなことはできるはずもなかった。
スタートライン手前で前にいたのはオープン参加のめちゃ強い選手。ついて行けるはずがないので見送った。
このコースはトラック形状の車の試験場で路面が綺麗。走っている人だけに注意を払えば良いのでほとんど前を見なくてもよかった。ストレスが少なくて自分との対話に集中できた。
スタートして15分ぐらいからトイレに行きたくなってきた。それ以外は全く問題なし。初め2時間はロードレースなどに比べ強度が低いのでついつい踏みたくなるができるだけ踏まないようにと自分に言い聞かせる。大切なのは頭を下げること。
45分ぐらいから補給をとり始める。タイミングとしてはいつもに比べてかなり早い。
今回の補給作戦としては、45分から補給をとり始めてそのあとは調子を見ながら30〜50分おきに1本ずつジェルを取っていく作戦。
ジェル1本あたりのcarbが25g。
その後も尿意以外は問題なかった。同じパックで走る人を見つけることができず、1人でペースを刻む時間が多かった。気がついたら100kmを超えていて、尿意もおさまってきていた。100kmの通過はピッタリ2時間30分ぐらい。きつくはないが、筋疲労で足がだるくなり始めていたことに加え、トイレストップを考えると5時間切りは厳しそうだと思った。
トイレストップで少し足を休めることができると考えていたのでそこから4周ほど少し強度を上げてトイレストップ。
ピットに入って自転車を降りる時転けそうになった。思っている以上に疲労していたのかもしれない。エイドに設置していたウィダーとmaultenを飲みながらトイレを待つ。3人ぐらい並んでいた。
トイレから出て、ハンドルのボトルケージにmaulten320cafを入れて再スタート。
これがミスだった。ccdのボトルを入れとくべきだった。いつもは低血糖を起こすので、自信がなくてmaultenをチョイスしたが、この日は足りていた。
足が軽い!踏みすぎてしまう。心拍も上がる。一時は170後半まで上がっていたと思う。全くきつくなかった。多分体がバグり始めている。
残り2時間を切ったと考えると頑張れる。しかし足が徐々にキツくなってダラダララップが落ちていく。気温が上がっているからか、トイレでスッキリしたからか水分が欲しくなってくる。1番アクセスしやすい場所にはmaultenしかない。maultenを無理やり飲むが、美味しく感じないし甘すぎて喉が渇く。
ダラダラとペースを落としている感じがした。
ラスト30分は吐き気が半端なかった。最終周は頑張れるはずなのに出てきそうで全くあげることができなかった。
ゴールして、芝生に倒れ込んで20分ぐらいは吐き気が止まらなかった。この感じだったら、アイアンマンの本番ランは厳しそう。
補給とペースを調整する必要がありそうだ。
振り返り
まずは補給の振り返り。
レースで摂取したものをカウントしてみた。
思ったよりカロリーが取れていた。これだけ取れているなら最後の吐き気は取り過ぎによるものかもしれない。ラストはモルテンじゃなくてccdかスポーツドリンクで良かったかもしれない。
感覚で補給してる部分が多いので、しっかりとカロリーと炭水化物量を計算し直して、計画を立てた方がよさそうだ。
夏のレースではもっと水分量が増えることが予想される。
carbのエナジージェルを1番多く使用したが、飲みやすくて良かった。吸収が早い。
続いてペースの振り返り
以下ラップタイム
ラップタイムはしろさとTTで公開されている。
なんて素晴らしい大会だ!!!
Lap1〜5
0:08:11 0:08:24 0:08:19 0:08:30 0:08:33
Lap6〜10
0:08:39 0:08:32 0:08:31 0:08:23 0:08:09
Lap11〜15
0:08:26 0:08:12 0:08:18 0:08:20 0:08:39 Lap16〜20
0:08:36 0:08:35 0:08:51 0:09:00 0:08:49 Lap21〜25
0:08:59 0:08:55 0:08:53 0:08:57 0:08:42 Lap26〜30
0:08:25 0:12:08 0:08:54 0:08:54 0:08:46 Lap31〜35
0:08:53 0:09:00 0:09:03 0:09:06 0:09:34
めちゃめちゃ綺麗なポジティブスプリット!!
特に最後の5周がひどすぎる。
多分200kmTTは前半100より後半100をはやくした方がタイムが出そうだ。
もっと同じラップを刻めるようにならないと行けないと感じた。
その他の振り返りとしては、まずギアが軽かった。フロントシングル54で後ろが11-28だと思うが、アウタートップ使っていた。アウタートップは捩れ抵抗大きいはずなのでフロントをもっと大きくして真ん中のギアを使いたい。
長いTTはケイデンスを落として心拍も落とす傾向にあるので、フロントを56or58ぐらいにしたい。
アイアンマンからの怪我でなかなか思うように練習できておらず、ほぼぶっつけ本番の200kmTTだったが、やらなければわからないことがたくさんわかったので良い遠征だった。
アイアンマンのバイクを4時間45分ぐらいで走りたい。そのために細かいところを一つずつ丁寧に修正、改善していきたい。
最後まで読んでいただきありがとうございます♪