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IRONMAN Japan South Hokkaido
ゴールラインを通過したあと、走ってきた道を振り返って、思わず口を覆った。
9ヶ月間このレースを走ることを考えて生活してきた。
ゴールの時に目に入った10時間という数字。
達成感のあとに強烈な悔しさが湧き上がってきた。
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Result
IRONMAN Japan South Hokkaido
M18-24
🥇1st place out of 13
17th place out of 1168 by gender
Swim 3.8km 1:09:35 (73)
Bike 180km 4:59:24 (6)
Run 42.2km 3:42:57 (61)
T1 4:56
T2 4:13
Total 10:01:03
結果から言うと、総合17位、年代別(M18-24)1位だった。アイアンマン3回目にしてやっと年代別1位になることができた。
10時間切りを目標としていたのでとにかく悔しい。
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IRONMANへの取り組み
9月1日まで大学の自転車部で活動をしていたため、トライアスロン中心の生活を送るわけにはなかった。
しかし、9ヶ月間常にアイアンマンを意識して生活していた。
練習内容としては、
・スイム→週1行ければ良い
・バイク→ロード、トラックレースに向けた練習。8月はバンク練習が多いため、距離乗れなかった
・ラン→キロ5〜5.5jog 月50kmぐらい?
アイアンマンに向けて上手く練習できたとは言えなかった。スイムはちょっと頑張って、バイクで取り返して、ランは気持ちで粘るというイメージだった。
以下レースレポートです。最後までお付き合いいただけると幸いです。
レースレポート
レースまで
函館到着後、受付へ
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2023年は3月のニュージーランドとIMWC(ニース)に出場していたのでAWAのシルバーでちょっとしたグッズがもらえた。嬉しかった。
AWAの獲得も他のエイジに比べて圧倒的に楽だと感じる。M30とかどれだけはやくないといけないんだろう、、、
レースナンバーは13。13日生まれなので少し嬉しい。
1日目 9/12
夜に五稜郭で6kmランニング。
すごく調子が良かった。今年で一番。
出発の1週間前に風邪をひいて寝込んだ。完休3日となったため、疲労が抜けて良い方向に作用していたと思う。
2日目 9/13
スイム1500〜2000@プール
バイク1.5h @北斗市
スイムはウェットを着てペースを確認した。泳いでないので調子が悪かった。
バイクは刺激を入れることを目的として結構踏んだ。感覚は悪くない。
競技説明会へ行った。
気温が低かったので試泳はスキップ。
レース前日
完全休養日。
T1とT2にトランジションバックをセッティングしに行った。
お腹を壊さない程度に頑張って炭水化物を摂った。昼パスタ大盛り、夜焼きそば、ジャガイモ、日中にはモルテン320も飲み切った。寝る前に300キロカロリーのゼリー
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レースナンバー13番はわかりやすい場所にラッキングできるのでトランジションで迷うこともなかった。
雨水対策はどうしたら良いのかわからず、他の人がしていて、真似できそうな工夫は試してみた。
スタート前
朝はギリギリまで寝たい人なので、ギリギリに起きて急いでおにぎり×2と味噌汁を食べた。
移動中の車で300kcalのゼリー1本
スタート地点に移動して、補給をバイクにセッティング
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バイクにセッティングした補給
・マグオン×3
・ウィダー
・ccd500ml×2
・maulten320 400ml
トランジションバックにも補給物を入れておいて、背中のポケットも併用した。
スイム 1:09:35
スイムは5人ずつのローリングスタートだった。
波は高めで海は濁っていた。スイムが苦手な自分としてはあまり好ましくない環境だった。
ニースではノンウェットで1時間8分だったので、1時間5分を目標にスタートした。
一周目を終えた時に時計をチェックすると35分かかっていたので、1時間10分目標に切り替えた。
波が高くてヘッドアップのタイミングを波の高いところに合わせないと前が見えなかった。
ペースの合う人も見つからず、みんなと違うところを泳いでる時間も長かったのでかなりロスの多いスイムだった。
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バイク 4:59:24
バイクは高規格道路を往復するコースだった。
過去のアイアンマンでは2回ともバイクでエネルギー切れを起こしている。車でコースを試走した感じは踏みっぱなしで休めないコースというイメージだった。踏みっぱなしのコースは苦手なのでぺースを抑えてレースを進めることに決めた。
バイクに跨ってペダルをはめようとしたらペダルがはまらない!!
トランジションでクリートに砂が詰まってしまったようだった。シクロクロスで泥を落とす時みたいにペダルをキックしたら砂が落ちるのと一緒にデュラペダルの金属プレートが飛んでいった。
さようならDuraペダルのプレートさん👋
その後無事クリートははまり、高規格道路に向けて、海岸沿いのコースを抜けていく。
プレートが外れてしまうと本来はガタつくのだが、砂が挟まっているおかげがトラブルは起こらなかった。
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高規格道路に乗ってからは踏みたい気持ちをぐっとこらえ、心拍を160程度にキープしてレースを進めていく。av.36km/hぐらい。作戦通り。
ひたすらエアロ。どんどんと人を抜いていく。
そこから4時間ぐらいはあまり覚えていない。
(摂取したと思われるもの)
・ccd×2
・アクエリアス×2
・水×2.5
・maulten 200ml
・ウィダー
・ウィンゾーン300kcal
・マグオン梅味×2
初め1時間はスイム上がりでムカムカしていたが、後半は吐き気なく快適に過ごせた。
セオリーには反するが、補給所で水を飲むのがよかった。気温が低かったからかもしれない。気づいたら残り1時間ぐらいのきたのになっていた。いつもはエネルギー切れになってフラフラなのに今回は意識もしっかりとしてまだまだいける感覚があった。
個人的にコースで一番好きだったのは茂辺地のインター(コースで1番登るところ)だった。
行きは下を突っ込めば折り返しまで踏まなくてよく、帰りも下りで加速しておけば登りの1/4は勝手に登っていく。単調なコースで唯一の刺激で楽しかった。
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本当に全くキツくないバイクだった。まぁ調子いい時ってこんな感じ。
早い人が少なくて、いても自分よりずっと前にいるため、ずっと1人で走っていた。
海外に行けばパックを作れるのでもっとバイクタイムを上げれると思った。
バイクラップは6位で5時間を切れた。リムブレーキのp3に借り物のホイールで走ってこれは上出来すぎる!
T2に入るとバイクは10台ぐらいしかかかっていなかった。めっちゃいいポジションでレース進めれてる!いままでずっとこーゆーレースがしたかった。
ラン 3:42:57
ランはあまり練習できていなかったので良くてもサブ3.5だと思っていた。コースは平坦なのでキロ5を切るぐらいで突っ込んでいく。
1〜3 (4:18.9-4:39.5-4:44.3) 足軽い
4〜6(4:51.3-5:00.9-5:02.8) 足重い
7〜9(5:01.1-5:13.4-5:09.7) 足戻った😇
10〜12(5:18.9-5:17.4-5:05.0) 登り
13〜15(5:02.7-5:07.1-4:59.9) 2周目
16〜18(5:07.8-5:07.7-5:07.3)
19〜21(5:13.2-5:19.6-5:13.0)
ハーフまでのラップは最高だった。
1周目はコースに人がいないので孤独だけど、どこまでこの順位をキープできるかワクワクして楽しかった。
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今回のコースはパーソナルニーズバックがゴール地点にあるので14km or 28km地点でしか取ることができない。
28で取ろうと決めていた。一周目終了時は調子が良くスルーした。
パーソナルニーズにはmaulten 320 cafをフラスクに入れておいていた。
ハーフから失速し始め、キロ5:30ぐらいになっていた。それでも悪くはない、しかし25kmあたりから左の臀筋が痛み始める。高校の時に大腿骨を骨折し、脚長に差があるので負担がかかりやすい。過去のレースではここまで痛くなかった。
そこからはできるだけペースを保つがやはり少しずつ落ちていく。28kmでモルテンを取るが効いた感じがしないし、お尻が痛すぎてそれどころではなかった。
ラスト10kmは根性!!!
ストレッチしたりしてました。
こちらも記憶がほぼありません。
ゴール
ラスト3kmはキロ5ぐらいまで戻した。
赤いカーパーットが見える。
矛盾するけど、すごく短く感じたけど、長かった。
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総合もそこそこよかった。年代別1位は確保。
10時間ギリギリ切れなかった。悔しすぎる。
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次の日は表彰式にいった。
来年から社会人になるため、世界選手権のslotはスルーした。スルーすると決めていてもやっぱりちょっと行きたい気持ちもあって複雑。
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最後に
いつかコナのslotをとる。
次の目標は9時間半。いや、9時間。
まだまだ伸びしろがあると思えるレース内容だった、これからもトライアスロンを続けたいと思う。
大会を開催してくださった方々、ボランティアの皆様、トライアスリートの皆様、サポートの母、自転車部のみんな。
そして、最後までレースレポートを読んでくださった方。
ありがとうございました。