プロジェクトリーダーが語るPeople Tech構想②組織編|17ポジション採用強化中
People Tech事業を展開するアトラエで採用を担当している加賀です。
「アトラエさんは、なぜ今、採用を強化してるんですか?」と質問いただくことが増えてきました。そこで本日は、アトラエの採用強化の背景や今後の構想を出来る限り言語化していきたいと思います。
今回は、取締役CTO 兼 Yenta(イェンタ)プロジェクトリーダー岡と、Wevox(ウィボックス)プロジェクトリーダー森山に根掘り葉掘り質問し、2人の視点で捉えていることを記事にしました。想像以上に盛り上がり濃厚な内容になったので、①事業編(前編)と、②組織編(後編)に分けてご紹介します。
①事業編(前編)では、採用強化の背景やPeople Techの本質についてお話しました。続いて本記事、②組織編(後編)ではそのPeople Techを追求するアトラエの組織文化や今後必要な要素を深掘りします。
岡利幸:2007年に東京工業大学を卒業後、新卒1期生として株式会社アトラエに入社。転職メディア「Green」の立ち上げ、2つの支社の立ち上げを経験後、2009年にエンジニアに転向し、2012年より同社取締役、2016年に取締役CTOに就任。その後、ビジネス版マッチングアプリ「Yenta」の企画・運営に従事し、機械学習などの技術領域から、組織作り、事業開発など幅広く従事している。
森山雄貴:1990年大阪府生まれ。2012年新卒でアトラエに入社。「Wevox」生みの親。主力事業の転職メディア「Green」のエンジニアとして、企画から実装まで幅広く経験。その後、2017年5月に自身の発案で新規事業として「Wevox」を立ち上げ、プロジェクトリーダーとして事業を牽引。現在は、Wevoxアカデミー「Engagement Run!」のセミナー講師を担当。チームを率いる一方、サービス企画から開発、顧客折衝、イベント立案/運営など広範囲で活躍。
①事業編(前編)はこちら
メンバーの一人ひとりがビジョンに対して自ら意味づけする
「世界中の人々を魅了する会社を創る」というビジョンを掲げるアトラエの“People Tech構想”を追求するために、どんな組織の在り方が重要だと考えていますか?
森山:一般的な会社は、会社という枠組みの中に統制があって、基本的にはその中で企業活動をおこなっていくのだと思ってます。
この枠組みを作る中心人物が代表取締役や取締役といった方々で、会社をコントロールする一定のガバナンスを作って、その中で従業員が自由に動けるようにしたり、必要に応じて枠組みのサイズを変えたりしている。
その一方で、アトラエは全く逆のやり方だと思っていて。「基本的には円の中心となる”ここだけ”はしっかりと守ろう。あとは自由にやっていこう。」といったスタンスで、組織を運営していると個人的には理解しています。
ピラミッド型のように、頂上にビジョンがあって、従業員がビジョンの実現を目指していくというよりは、円(組織)の中心に「なぜアトラエなのか?」という問いだけが存在しているイメージ。
メンバーの一人ひとりが、「世界中の人々を魅了する会社を創る」ことと「大切な人に誇れる会社であり続ける」ことを実現するために、自分なりにアトラエの中心にある問いを解釈し、その上で好き勝手やる、といった文化っていうのかな。それがアトラエの組織文化において大事な概念だと思っている。
岡:俺もそれはその通りだと思う。
別の視点になるけど、俺の最近のホットトピックとしては、アトラエの組織文化をもっと強くしていかないといけないなということ。
常識に囚われず、既存のルールにも依存せず、「本質的に価値のあるものは何なのか?」「そのために何が必要なのか?」「なぜ自分たちがやるのか?」というような問いを立てたり、解決のための思考をしたり、思考するための学習をしたり、それらを実行するためのメンタリティを鍛えるなどあらゆるサイクルを回し続けることが大事だと思っていて。
それらのサイクルを回す際のプレッシャーと無理なく向き合えて、当たり前に楽しめる文化を作っていくことが重要だなと。
組織文化を強く育てるといったことを誰かが考えないと、時間の経過と共に組織って弱くなっていくと思うんだよね。メンバーの人数が増えることで、メンバー間に年齢や世代を背景としたギャップが広がり、昔の当たり前が古い考えになることもある。、常に組織の状況は変化していくよね。
今後、四方よし(よんほうよし:社員・ユーザー・株主・社会、四方の幸せの追求)を最大限に狙っていく中で、導き出したベストな状態が社会の既存のルールや法律に合わなくなってくる時が、もしかしたら来るかもしれない。
場合によってはそれらを健全に変えていくという選択を取ることもあるかもしれない。
メンバーの人数が100人に近くなってきた今の拡大フェーズだからこそ、組織の中心を強く育てるという、文化づくりをもっとアトラエは意識しないといけないと思う。強い組織文化を創ることは、究極的には社会全体にも活かせると思うし。
森山:僕もまさにそう思います。
今のフェーズであることは関係なく、アトラエでは一人ひとりが、中心となるビジョンに対して自らどう意味づけするのかを考え抜くことが求められますよね。
「なぜアトラエにいるのか?」という意味づけを、何人がちゃんとできているのかが、アトラエの組織文化の強さを表す指標になるんじゃないかな。
メンバーの人数が100人を超えようとしている今このタイミングで、そういう組織文化づくりはもっと強化していきたいですし、これからもその変化を楽しんでいきたいですね。
未知なることをさらに探究し、好奇心を活かす
アトラエに新しくジョインする方に求めることは?
森山:アトラエが大事にしている中心的な概念への理解や、ビジョンの実現に向けて自ら考え理想を創ってほしいということに加え、今のフェーズでは未知なる未来や可能性をさらに探究し模索していくことを求めたいですね。一般的な言葉で言うとラーニングアニマルのような方というか。
岡:俺の場合は、当然社会の中心に興味を持っていてほしいけど、特に「アトラエの中心にもめちゃめちゃ興味をもってほしい。」って思うかな。
アトラエに染まってほしいからじゃなくて、アトラエをどう変えていこうか、どう料理していこうか、どう社会に適用していこうか、どういう偉大な会社にしてやろうか、ということを考えるために組織の中心に興味を持てる人ってイメージ。
アトラエに関して言えば、中心そのものは真っ当なことを言っている会社だと思うので、そこに本気になれる人で、一言で言えば森山の言うラーニングアニマルや好奇心モンスターになるんだと思うな。
そういう人が社内に入ってきたらその人自身がめちゃめちゃ楽しいだろうし、活躍するだろうし、その人の強みが活きるはず。実現することは簡単ではないけど、本気で実現しようと踏ん張った人は相当学びは深いし語れることが多くなる。
信じる価値への挑戦を、最高の仲間と共に
アトラエに興味を持った候補者へメッセージをお願いします!
岡:「世の中をより良くしていきたい。そのために人生をかけて挑戦したい。」という好奇心の強い方がいたら、社員、業務委託、あるいは飲み仲間であろうが、まずは一緒に話をしたいですね。形式は問わないので、何らかの形でぜひ一緒にコラボレーションしたい。
「さぁ、世の中をどう変えていこうか?」とチャレンジしていきたいですね。
森山:ビジョンを実現するために、会社としても熱量も好奇心も探究心もまだまだ足りていない。今回の採用強化を含め総力を挙げてここで話をしたような会社を創っていきたいです。こんなに面白い会社はないと思うんでぜひ気軽に話を聞きにきてください!
取材&編集:大滝智美・加賀れい
①事業編(前編)はこちら
採用ピッチ資料と、採用中の全17ポジションをご紹介
[1] プレイングマネージャー
会社のフェーズの変化に伴い、管理監視ではないマネジメントの重要性が高まっています。広く浅くなタイプの人も狭く深くなタイプの人も全員がやりがいをもって生き生きと働けるようにし、それによりもちろん会社の生産性が上がり、アトラエを支えてくれている株主にも利益をもたらし、更には社会までもを良くしていく、そんなマネジメントがアトラエのマネジメントになります。
いわゆる2:6:2の法則の当てはまらない、全員が自走する組織におけるマネジメント経験というのは中々経験できることではなく、とても刺激的で、面白いです。アトラエらしいマネジメントを進めつつ、現状では同時に何らかの形で手を動かすことにもなるとは思いますが、興味のある方は是非!
[2] フロントエンドエンジニア
Green:大規模な求人サイトリニューアルに向けた設計と実装。レガシーな技術からモダンな技術への移行。技術選定、働いてみたいとユーザーが感じるための新機能の画面設計・実装。|Wevox:生き生きと働ける組織を増やすため、ユーザーが気付きを得られる情報設計。各会社のチーム単位で組織改善が出来るような、対話や思考が行われる機能の企画、画面設計・実装
[3] スマホアプリエンジニア
新規機能の企画、実装。Flutterを用いたAndroidアプリの開発。既存アプリのFlutterへの移行。Kotlin, Swiftでの開発。アトラエではYentaを筆頭に、iOSはSwift、AndroidはKotlinを用いて開発を行ってきました。最近ではGreenのAndroidアプリの新規開発に伴いFlutterを採用し、元々あったiOSアプリのFlutter移行も進めるなど、その幅を拡げています。
[4] バックエンドエンジニア
Green:大規模な求人サイトリニューアルに向けた設計と実装。レガシーなコードのパフォーマンス改善。RubyからGoへの移行。リニューアルと並行した、より人と組織を元気にできるような新機能の設計・実装。|Wevox:急激な利用者増加に伴う、プロダクトのパフォーマンス改善。イキイキと働ける人を増やすための新機能の設計・実装。マイクロサービスを意識したアプリケーションの開発。
[5] オープンポジション:Web エンジニア
心から信頼できる仲間と共に、人類の可能性を拡げられるような大きな意義のある事業を通して社会に貢献する、そういったことを一度でも想ったことのあるエンジニアの方は是非一緒にお仕事をしましょう!
[6] Green UI・UXデザイナー
転職サイト「Green」のUI・UXを始め広告、営業資料など、運営に携わる全てのデザインを社内のデザイナーと協力しながら推進。ReactやMaterialUIを使用した実装にも携わっていただきます。
[7] Yenta UIデザイナー
エンジニアやプロジェクトリーダーと共創して、企画からプロトタイピング・時にはコーディングも担い、チームメンバーと密にコミュニケーションを取りながらサービスをデザインします。興味のあるメンバーは、ビジネスモデルや事業方針の議論にもどっぷりと参加することが可能です。
[8] Wevox UIデザイナー
エンジニアやカスタマーサクセスと共創して、企画からプロトタイピング・コーディングまで担い、サービス全体をデザインしていきます。7つの言語(日本語/英語/中国語/韓国語/タイ語/フランス語/ドイツ語)にも対応し、すでに韓国や中国の企業でも導入が進んでいます。国を越えて多くの人が使ってくれるサービスにするには、圧倒的に使いやすいUI・スピード、また安定して開発し続けられるデザインが必要です。また、データサイエンスにも注力しており、今後データから分かる事実を如何にユーザーに届けるかが肝。そんな世界レベルのプロダクトを一緒にデザインする仲間を大募集中。
[9] Wevox カスタマーサクセスリーダー / CSM
事業開発の為の組織開発 / 人材開発のプロジェクト設計支援、Wevoxの活用支援、プロダクトの改善フィードバック、大企業を中心とした営業活動、アップセルやクロスセルのためオプションプランなどの営業企画/提案、個人情報の取扱や利用規約へのリーガルチェックなど幅広く活躍いただけるようなイメージです。
[10] Wevox ビジネス企画
仕事内容の詳細は以下【1】〜【4】に詳細を記載していますが、いずれかのポジションだけを担うというより、ご本人の意志と適正を鑑みコミュニケーションを取りながらアレンジしていきたいと思っています。また事業や組織の状況に応じて業務の染み出しや兼務が発生することがあります。
【1】カスタマーサクセス
組織をより良くしたい顧客の伴走役です。「サポーター」というよりは「パートナー」です。従来の組織改善の形式で多い「医師と患者」のような、情報を与える側と与えられる側の立場ではなく、顧客自身が自走して組織改善サイクルを回せるような体制づくりの実現に挑戦します。状況に応じてオプション提案等をおこなう役割も担います。組織が持つ課題や理想は千差万別ですので、顧客の経営戦略や組織戦略にどのようにWevoxを活用すべきかを提案したり、プロダクト自体の不足箇所をプロダクトチームにフィードバックしたりなどチームのハブとなる重要なポジションです。
【2】エンゲージメントアカデミー企画・講師
エンゲージメント向上に必要な基礎知識から実践ノウハウまで幅広く学べるアカデミーを独自開発しています。2,000社を超える顧客と向き合う中で発見した知見を体系化し、受講者のレベルに合わせ多種多様な学習コンテンツを鋭意制作中です。カスタマーサクセスと連携して必要なコンテンツの企画・制作・講義を一気通貫でおこなっているメンバーもいますし、顧客と伴走するカスタマーサクセスと兼務して講師にチャレンジしているメンバーもいます。
【3】グローバル立ち上げ
組織づくりは、国内以上に海外から注目を集めている分野です。現在は7つの言語(日本語・英語・中国語・韓国語・タイ語・フランス語・ドイツ語)に対応しており、すでに韓国系や中国系企業でも導入が進んでいます。組織づくりの本質を海外企業に向けて開拓していきたい方はぜひ。
【4】事業開発
顧客にとってより良い組織改善のため、状況に応じてアップセルやクロスセルの提案をしたり、パートナー企業様の開拓やアライアンス締結を担います。未だに確立されていないような組織づくりに必要不可欠な要素の探究や専門家の方々とR&Dプロジェクトを推進することもあります。
[11] Wevox インサイドセールス
電話やメール、メルマガを通した、顧客接点や商談機会の創出。SalesforceやPardotを活用したデータドリブンなリードナーチャリング。フィールドセールスやマーケティングチームと連携したセールス施策の企画や実行。チームで出す成果を重視しているため、営業戦略だけにとどまらず、事業戦略やチーム、組織戦略など幅広い視点でリードできる方を求めています。
[12] Green デジタルマーケティングスペシャリスト
Green登録ユーザについての行動データ分析とUI/UX改善方針策定。Webマーケティングを中心とする、プロモーション施策の企画・実施。新規集客チャネルの企画・開拓。プロダクトとしてのブランディング方針の策定・社外パートナーへの伝達。外部運用パートナー企業との連携。これら以外にも必要な動きが出た場合にはその都度柔軟に業務内容を修正することも可能です。
[13] Green 新規営業・企画営業
B向けマーケ、インサイドセールス、営業戦略立案から提案営業に携わっていただきます。企画営業だけでなく、インサイドセールスから、戦略の方向性など様々な仕事に対して、全て自分の意志で関与することができます。またチームで出す成果を重視しているため、営業戦略だけにとどまらず、事業戦略やチーム、組織戦略など幅広い視点でリードできる意欲的な方を求めています。
[14] 経理・財務
私たちは管理部門ではありません。管理もサポートもしません。“Accelarate Atrae”をチームのテーマとし、事業・組織の成長を加速すべく、日々の業務に取り組んでいます。様々なバックグラウンドをもつ専門性をもったメンバーが集まっているチームで、経理・財務、IR、法務、人事領域を担当するチームです。定型的な業務のみに携わるポジションではなく、ビジネスの成長を加速させるため、素早い変化に対応し、考え抜き、自ら動き、常に挑戦できる環境です。
[15] 新卒採用:エンジニア
ポジションとしては、スマホアプリ、フロントエンド、バックエンド、インフラ、などがあります。具体的な仕事内容や配属先は、「ビジョンを実現するために解くべきイシュー、本人の強み、関心事」の3つが重なる部分で決まるので、ぜひ意思や希望をお聞かせいただいた上で相談させてください。
[16] 新卒採用:ビジネス
職種としては、マーケティング、セールス、カスタマーサクセスなどがあります。具体的な役割はご本人の意欲や強み、成果に応じて柔軟に調整します。事業リーダー、マーケター、セールス、カスタマーサクセス、デザイナー、エンジニア、データサイエンティストなどのチームと共創していただくことになります。
[17] 新卒採用:UIデザイナー
デザイナーは、プロダクト開発においてハブになる存在です。エンジニアやカスタマーサクセスと共創して、企画からプロトタイピング・コーディングまで担い、サービス全体をデザインしていきます。
スマートフォンアプリやWebサービスだけでなくチームワークやエンゲージメントを向上するようなカードゲーム・ボードゲームを制作したり、多くの方に参加いただくカンファレンス・展示会などを企画しグッズや雑誌の制作などをしたり、広くサービスを知っていただく為のCMの企画や撮影に関わったりしています。
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