振り返りにつまづいた私だからこそ伝えたい。次に繋がる理想の振り返り方を真剣に考えてみた【テンプレートあり】
2022年もあと1か月で終了。1年間の振り返り記事を書こうと試みたものの、思うように手が進まず、振り返りの不慣れさを感じた私。
普段のタスクは情報を一括で管理できるNotion(ノーション)とGoogleカレンダーを使用しているため、そこに記載していた情報から振り返りをしようと思ったものの、そこには仕事のプロジェクトやタスクなど、"やったことの事実"だけが載っており、その時の感情や気付きの言語化ができていないことに気付きました。
こうして私は振り返りに課題を感じていることに気付いたのですが、皆さんはどのように振り返りをしていますか?今の振り返り方に満足していますか?成長に繋がる振り返りはできていますか?
「同じように悩んでいる人がいるかもしれない」そう思い、今回は1から理想の振り返り方を考えてみました。
これはあくまでも「私の中の理想」なので、この記事を読む中で「自分だったらこうしていきたいな」など、自分流の振り返りをぜひ見つけていただけたら嬉しいです。
※この記事では、仕事時の自分の振り返りとして考えています
振り返りは何のためにあるのか
振り返りにつまづいた私は、まず初めに振り返りの意味について調べてみました。
振り返りは英語で「reflection(リフレクション)」と呼ばれ、さらにreflectionを日本語に訳すと「内省」「反映」といった意味がありました。
内省の意味はこうです。
つまり、これまでの出来事を思い返し、自分の考えや言動を見つめ直し、改善(反映)することではないかと私は感じました。
振り返る手法はたくさんある
振り返りの代表的なフレームワークはこんな感じ。
「PDCA」(ピーディーシーエー)
継続的に改善を繰り返すことのできる手法。
Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)のサイクル
「KPT」(ケーピーティー)
主にプロジェクト改善を加速させるために用いられる手法。
Keep(良かった点/継続すること)+Problem(問題点/課題点)→Try(改善していくこと)
「YWT」(ワイダブリューティー)
経験による学びから改善につなげる手法で、日本能率協会コンサルティング(JMAC)が提唱した日本の振り返り手法。
Y:やったこと
W:わかったこと
T:次にやること
上記のフレームワークなどを参考に、理想の振り返りを考えてみました。
振り返りに入る前に覚えておきたい2つのポイント
理想の振り返りに入る前に大切にしておきたい2つのポイントも生まれたので、まずはその点からお伝えしたいと思います。
①振り返ることを習慣化
私が1年の振り返りを始めるときに思ったことは、急に年単位の振り返りを始めても抽象的な振り返りにしかならないということ。
普段から振り返ることを習慣づけておくことが大切です。私がNotionで管理していたこれまでのタスクシートには、振り返り時間を金曜日に設けていたものの、どう振り返るかまでは設定していませんでした。
振り返りを効果的にするためには、毎日のタスクとセットで習慣化させていく必要があると考えました。
②振り返りは反省ではない
振り返りをする時に間違えやすいのが、振り返り=反省と思ってしまうケース。
振り返りは反省するためにあるわけではありません。反省は自分の失敗や間違いに対して自身の言動や行動を見つめ直すことに対し、失敗も成功も含めてこれまでの出来事や自身の言動を整理し、次の成長へと繋げていくための手法です。
理想の振り返りシート
ここまで長くお付き合いいただきありがとうございました。そしてお待たせしました。上の2つの点を踏まえて完成した振り返りシートはこちら!
※普段はNotionを活用しているため、Notionでテンプレートを作成しましたが、手帳派の人は振り返り項目だけでも参考にしてみてください><
■振り返りシート(月間/半年/年間)
※複製するとこのテンプレートを利用することが可能です
日々のタスク管理シートもリニューアルしてみました。
■TODO管理シート(月~金)
ポイントは3つです。
①振り返り施策は自分の思考から生み出す
私はまず、自分の持ちやすい思考から振り返り施策を考えていくのが良いと考えました。
私の場合は、ページのデザイン+タスクが埋まっていく充実度が大切です。
何事にも始めるときは形から入るタイプなので、Notionページは好きな系統のデザインを重視し、習慣化しているタスク管理ページはチェックボックス形式で日々のタスクを埋めるように作りました。
先ほど「自分の持ちやすい思考から振り返りを考える」ということをお伝えしましたが、自分の欠点部分を補うための振り返り施策を考えるのも一つの手だと思います。
②過去-現在-未来を記す
日々のタスク管理で「現在」の状況を記し、週末の棚卸しで「過去と未来」を把握できる項目を立てました。
振り返りシートでも、月間/半年/年間を1つのシートで管理できるので、遡って確認する手間も省け、スムーズに取り組めるようにしました。
③数値・行動・感情で管理する
自分の中で起こった出来事だけを書くと事実だけが残り、「なぜそうなったのか?」の部分が見えにくくなります。行動だけでなく、数値と感情を使うことで「なぜその数値なのか」「なぜその感情になったのか」を一度頭の中で考えるようになります。※数値・行動・感情の管理は各シートを参照
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今回はNotionを使用して振り返りシートをつくったのですが、わたくし来年には手帳に移ります!!!!!(衝撃告白)
私は手帳を3年、Notion+Googleカレンダーを1年経験してきました。
それぞれいいところがあるのですが、理想の手帳に出会えたため2023年は手帳派に戻ります。
▼2023年のMy手帳はこちら
手帳派に戻ってもまずは一度効果的な振り返りを考えてみたいという思いもあり、今回はNotionでデータ化してみなさんにもお届けできる形をつくってみました。(手帳もうまく活用できたらいつか活用記事を書きたい…..!)
忘れてはいけないのは、書くことを目的にしてはいけないこと。「振り返りしなきゃ」になるのは避けなければなりません。
何のために振り返りをするのか、次の成長へ繋げるためにあります。
そのことを忘れずに、日々自分をアップデートしていけたらいいなと思います。
**その他**
■Notionの勉強はこちらの動画を参考にしていました
■Rayd is
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