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ホエールウォッチング🐋に行くの巻 第五話

随分と時間が経ってしまいましたが、最終話になります。

いやぁ、本当に最近ロックダウンから解放されて以降仕事が始まったり、少しでもお金貯めようとしてバイト数日出たり、資格取ったお仕事に初仕事入ったりと、てんやわんやで、ゆっくり書けなかったんですが、こんなに続けてきたNoteなので、がんばってせめて週1話くらいは継続していきたいと思っています。皆様これからも末永くよろしくお願いいたします。


それでは、本題:

大満足のホエールウオッチングが終わって、港に戻ると、母親にチップを渡されたキッズがキャプテンに$20を渡して降りていくではないですか!私は、全てカード人間で、今回も全くキャッシュを持参していなかった為、降り際に

「現金が無いんですが、本当にすみません。」

と深々と謝罪モードでキャプテンに頭を下げに行くと、

「It's Okay」

とウインクされてしまい、自分の至らなさを大反省する事態に。さすが、アメリカです。何かのサービスを受けたらチップが発生するという事、20年住んで知っているのに私ときたら本当に情けない経験でした。特に、素晴らしいサービスにはその分チップを支払う習慣の国なのに。しかも、これは、心からのもの。加えて今回はクジラの他にイルカも見せてもらえたのに。「ああ、キャプテンどうかお許しを。」

英語で、Goes around comes aroundっていう言い回しがあって、日本語で言うカルマって言うのかな。相手にする(してあげる)ことは、まわりまわって必ず自分に返ってくる。って言うんだけど、結構それを信じているから、私は、チップを払う時は、必ず20%は払うようにしているんですね。もちろん酷いサービスを受けたら私も人の子なので、ちょっと減らしたりしますが、基本は20%チップでアメリカ生活を生きています。

だからね、日本人の方、どうかアメリカに来たときは、レストランとか必ずチップ払ってね。日本人の人達、知らないとか言い訳して払わない人が本当に多いから。マナー本当に良くないんです。日本に外国人が来たら土足で上がらないのと同じ感じなんです。これはマナーだからね。20%が嫌なら、最低でも必ず10%はおいてね。現地の人間はめちゃくちゃ恥ずかしい思いをしているんです。(コレ切実なお願い)

まぁ、脱線してしまったんだけれど、だから今回の件は、本当に反省しました。そして、いやぁ、恥ずかしかった。そんな後ろ指引かれる思いで、桟橋を後にピアに向かうと、ちょっとのドーナツしか食べていなかった私のお腹がグーグーなりはじめてしまい、色々検索した結果ピアに隣接するシーフードレストランに飛び込んでみました。

Welcome!と迎えられた私は、「1人です。」と白人のおばちゃまホステスの方に伝えると、2階の海に面した2人掛けのテーブルに案内されました。荷物を置いて、先ず向かったのはお手洗い。膀胱が気が付けば、またパンパンだったのです(笑) トイレはどこですか?とウエイトレスのお姉ちゃんに聞いたら「一階よ。」と言われて、また下に降りてトイレに入りました。重厚なトイレのドアを引いて初めて気が付いたんですが、真正面の鏡に映った自分の顔にビックリ!!泣きまくったせいで、目がパンダ状態だったんです。ライナーは剥げてるし、シャドウも、マスカラも、笑えない状態に。。。。よく考えたら、子供たちがガン見するのも分かる気がした私。こんな顔を晒していたとは、我ながらあっぱれ!ペーパータオルを少し水に濡らしてようやく証拠隠滅して、なんとか見れる顔に。(笑) いやぁ、旅の恥はかき捨てとは言え、なかなか恥ずかしい経験です。ホステスのおばちゃんにも、ウエイトレスのお姉ちゃんにもあの顔で案内されてたと思うと、逆に笑えてきました。よし!思い切って食べよう!と気持ちを切り替えて、それからは、レストランにルンルンで戻りました。

夜6時までは、ハッピーアワーという事で、色んなものが少しずつ食べれそう!やったー。と言うわけで、先ずは大好きな生ガキ(Oyster Half Shells)を真っ先に注文。そして、他のメニューを読んでいると横の壁に電源を発見。早速ウエイトレスのお姉ちゃんを捕まえて、「充電が切れそうだからあそこで充電してもいいですか?」と聞くと、「ちょっと待っててね」と言い、フロアマネージャーでしょうか、お姉ちゃんは、白人のおっちゃんの所に聞きに行きました。しばらくして戻ってくると「いいわよ」と言ってくれて、私大感激!ニューポートビーチの方々に本当に良くして頂いて、また必ず戻って来たいと思いました。早速充電を差すとようやく思い切ってご飯を食べる気持ちがますます湧いてきました。

「はい、オイスターよ」とお姉ちゃんが生ガキを持ってきてくれた所で、クラムチャウダーとカラマリフライを頼みました。

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いやぁ、プリプリの生ガキ!最初の1個はレモンのみで、ぺろっと私の胃の中へ溶けていきました。アメリカ式だと、おろしニンニクとタバスコだったり、カクテルソースが付きます。と言うわけで、2個目は、カクテルソースとおろしニンニクで。カクテルソースの酸味も美味しかった~。でもやっぱり私はタバスコ大好きで、レモンとタバスコで3つ目を堪能。日本のカキより小ぶりで、あっという間に食べ終えてしまいました。

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と思ったら、クラムチャウダーも秒殺で出てきて大喜びの私。アメリカ人て猫舌ばかりいるの?っていうくらいスープというスープの温度設定がぬるいアメリカですが、こちらのクラムチャウダーは、あっつあつで、私の五臓六腑に沁みわたる熱さで最高でした。小さいときからぐつぐつ煮えたぎる味噌煮込みを食べてる私は、本当にぬるいスープが苦手。アメリカのラーメン屋特にLAのラーメンのぬるさに怒りを感じる程のアツアツ党なのです。

「カラマリよ」

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とまたお姉ちゃんが現れて、いやぁ、料理が早いのも嬉しい限りでした。近郊でとれたカラマリは肉厚で柔らかくって美味しかったです。もう3品ペロッと食べてしまう私。その後、ムール貝のトマトソースを頼みました。

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やっぱり、魚介って最高!このお皿には、ガーリックトーストが2枚もついて来てて、なかなかボリュームがあった。カウンターバーの所にあるモニターには、オールスターゲームのホームランダービーが放送されていて、大谷君まであと3人の所だったので、ご飯を食べながら見入ってしまいました。先ずムール貝を食べて、次にトーストをトマトソースに浸して食べて。海からの心地よい風を受けて、最高の休日だな。なんて自己満足に浸りながら、結局食べきれないかもと思ったトーストも、いつしか2枚食べきっていました。満足満足。

充電も、結構長い間出来て、50%以上に復活出来ていたので、オールスターを切りのいい所まで見てから、お会計をして、お姉ちゃんには充電もさせてもらったので、20%以上チップをお支払いしてお店を後にしました。レシートに、本当にありがとう!のメッセージも書いておいた。

今夜のお宿のAirbnbのお家の方には、6時半ごろまでに行きますと言っておいたのだけど、7時くらいになりそうですとメッセージすると「OK!」の返事をもらえたので、急がずに向かわずに済みました。バルボア港のピアから大通りに戻る角にリカーストアがあったので、そこでペリグリーノ炭酸水1Lを2本と、辛ラーメンを非常食用に購入。(4時半過ぎから食べていたし、夜中に腹減るかもしらんしね) いやぁ、マルちゃんといい、辛ラーメンといい、アメリカのリカーストアに浸透しているカップラーメンは凄いね。でも、私アメリカのマルちゃん味薄いしマズいし苦手なので今回は辛ラーメンを選択。実際は、ダイエット中だしラーメン控えてるから、出来たら食べたくは無かったんだけど。。。(笑)

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そこから、無事UBERに迎えに来てもらって、ひょいっとお宅まで10~15分で行けました。そこで、先ずシャワーに入ってさっぱりしたあと、今日の写真を見返したり、Note書いたりとグダグダしてたら、案の定9時過ぎ頃にお腹が空いてきてしまい、ラーメンを食べることに。アメリカのカップラーメンって電子レンジでチン方式なのもすごいよね。沸騰してめっちゃ熱い麺をフーフー言いながら食べてお汁は殆ど飲みませんでした。そして、歯磨きして、気が付けば爆睡。。。

次の日の朝、スッキリ朝早く目覚めると、とってもいいコーヒーの匂いがキッチンからしてきて、私も頂けますか?というと、家主のお姉さんは私にも一杯入れてくれました。昨日ピアで買ったドーナツを朝食に食べようと思っていたので部屋に取りに行ってから、パティオでゆっくり朝ご飯しようと思いパティオに行くと、「私はこれから仕事に行くから、あなたが出ていくときは、ココの鍵を閉めて出て行ってね。」とレクチャーされて家主を先にお見送りすることになりました。パティオは、東に面していて、昇る太陽の光が差し込んでキラキラしていてめちゃくちゃいい感じでした。ZEN(禅)スタイルが好きな白人のお姉さんは、家の中全体をZENモードにしていて、特にパティオは、ブッタの仏像にお水が巡回してチロチロ流れていて、めっちゃ和みの空間でした。

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私は、ぼーっとしたり、水の音聴いたりしながら、コーヒーとドーナツで朝食をした後、部屋に戻り、身支度を始めて言われた通りに鍵を閉めて、岐路につきました。帰路は、太平洋側のフリーウェイ1号の通称パシフィックコーストハイウェイを北上してロングビーチまで行くコースにしています。ロングビーチには、大好きな兄貴プロデューサーが居るので、7年ぶりに会いに行く事にしたんです。(前は病気で会えていなかった)

というわけで、ロサンゼルスからあえて旅気分を味わうため1泊したホエールウオッチングの旅は、楽しく終わりました。


今回の費用: 

電車 ロサンゼルス・ユニオンステーションからフラトン $14

バス フラトン駅からニューポートビーチ $2

ホエールウオッチングツアー $69.50

宿 Airbnb $50

Uber $13 

バス ニューポート市内からロングビーチまで1日券 $5

合計: $153.50 (日本円で1万7千円弱)

安くないですか?日帰りでも車で行けば充分だったんですが、やっぱり、交通機関で旅気分で。

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ちなみに、今回のホエールウオッチングは、ここからどうぞ。ここの会社の船は15人乗りで、小さくて大きな観光の何百人乗りとは違って、ピンポイントでクジラやイルカのスポットに行けるからおススメ。私も、安いツアーがあってそっちにしようかと何度も思ったけれど、やっぱり奮発して、小さい船にして本当に良かったので。今回の記事でまたウェブを見に行ったらまた行きたくなってしまった。次は、車で日帰りでもいいなぁと思う。。。

そんな感じで、5記事ホエールウオッチングの旅でした。


最後まで一読ありがとうございました。