ノンデュアリティを分けて捉えよう
ノンデュアリティサイドからの仕組みの解説です。細かい話なので詳細は省いてさらっと読み流しておきましょう。
量子の世界線
今ここという事もできないような極いまのここだけを見た時、それは自動で起こってきています。
「今」のさらに「最先端の今(「今」の「い」と思う「間」のさらに前)」にだけ意識を向けてみると、そこには気づきの「間髪性」しか存在していません。即時性というよりも速く、応答性、即答性、間髪性です。
在るというよりも速く、「あ」というよりも速く、「あ」を言おうとする間よりも速く、処理が実行されています。処理が済み、スタンバイOKになっています。
レスポンスが1のみ、在らしめるのみだからとにかく速いです。無限の速さです。
なので気づきしかできません、気づき以外はワンテンポ以上遅れるからです。無限に速いスピードで実行しているCPUに似ています。
だから気づきがしていることは気づいていることだけでそれしかしていません。
気づいているとは常にスタンバイOKの状態でいつでも答えられる状態のことです。また、即時(無限の速度)に応答している状態のことです。ただそれだけでした。それしかできません。
無限の速度で間髪入れずに応答し終わり、待機しているのが「気づき」です。これがみそです。
レスが速ければ速いほど、レイテンシーが、ギャップが無ければ無いほど、一体性を帯び、調和した全体性に行き着くという仕組みです。
物理の世界線
起きてきた現象に対して感情が自然に起こって、思考も自然に起こって、そこで気持ちを経験しています。
物理は仕組みなので意味づけが無い世界線です。無意識領域(本能)とも言い換えれます。
情報が波及して、波及した情報を元にそれぞれの仕組みがそれぞれの処理過程を経ていきます。
プログラムのように、ある入力に従い、感情を現す必要があれば、どう表せばいいのかを次のシステムに知らせます。受け取った情報から自分の管轄で情報を再編纂し、次の部署に支持を出すシステムです。
それが人間の内部システムです。コンマゼロ秒以下で素早く行われています。各種プログラム的な処理過程です。
感情と思考が挟まれないので超速で、経験を実行できます。こういった内部構造です。
集合意識の世界線
物事が動いた瞬間に、後付けの意味をつけて解釈していきます。
集合意識的な意味づけというのは、例えば値段とかそれに対する高い安いという条件反射的な想いに代表されます。なんか知らないけど、みんな大体同じことを感じているよねというジャンルのことです。文化のことですね。
自分の引き出しに無い出来事が自分の身に起きたとき、解釈に困ったときに、瞬間的に集合意識を検索して答えをダウンロードしてくるという感じです。ダウンロードした答えが自分に合わないとき、拒否反応が現れて悩んだりします。
デュアリティとノンデュアリティを分けられないと、起こってくる全てに適度な意味付けをしつつ、条件反射で付けてしまった意味付け(=集合意識からのピックアップ)に悩むという時期があります。
また、それに逆らい思考してより良い意味を見つけ出そうとしたりもします。プロセスとして通る道なので、フラットな意味付けのなさを学んでいる最中です。
個の意識の世界線
もうその出来事は終わっているのにも関わらず、何日も何年も持ち歩いて悩んでいる、未解消の状態です。
個人的な経験から照合作業する層です。
ノンデュアリティとは何たるかを捉え違いしているというポイントに行き着くまで未解消になります。
デュアリティ目線での処理を進行しつつも、並行して、ノンデュアリティ目線での処理も同時に進行するので混乱します。
そしてそのノンデュアリティ的な目線というのがそもそも曲者で、ノンデュアリティが何たるかと言うのを個人的な「好み」や「思考の癖」、自由な発想で固めたものを使っているのだから、それは解消できませんね。という感じです。ノンデュアリティのイメージを自由に決めていた時期特有の悩みです。
例えて言うなら、新宿という街がどこにあるのかというのは答えが決まっており個人的に変えれませんが、新宿という街のイメージは自分好みにどのようにでも切り取ることができます。そんな感じです。
ノンデュアリティというのは自分好みに切り取るものではなくて、ある程度答えが決まっているものです。それをトライ&エラーで導こうとしています。だから思考して悩むのですね。
以上とてもざっくりとですが、4つの世界線が層のように別々にありつつ、順番に流れてきて総合して一つの実際の現実として経験できているんですよ、という流れを示しました。
物理の世界がリアルタイムではなく順次展開です、というところにつながります。
魂独自の世界
宇宙には魂の乗り物がいくつでもありますが、肉体機構もその内の一つです。
乗り物の設計をシンプルに書くと、、、
体の受信機で知覚したサインを判別し、そこに当たり判定を設定します。VRゲームのようにいくつもの知覚が的確に働くことで実際に動いて存在しているかのような生きている錯覚を利用でき、サインが幾重にも重なる仮想現実を経験できます。これが仕組みです。
確かに五感を通してサインを受け渡しています。そのサインを受けて思考が出てきて思考活動をします。
ですが思考活動により自己イメージを形作ることはできても、その形作ったものが実際の「私」と一致するということではありません。
できているのは「投影」です。出来事に自分の考えを投影して意味を与えているということですね。あるがままを見ているのではなく、見たい見え方を選んでいます。
見たい見方を見れることによって経験したい経験を選べています。魂にとってはそれがとても重要なことだからですね。
バシャールの視座
バシャールがこちらの動画で「The One」と言っているのは、ピュアアウェアネス(純粋な気づき)です。空ではありません、識です。空から派生した最もシンプルな気づきです。
ノンデュアリティでは単に「気づき」と呼ぶもののことです。単に気づきが「気づき」に気づくということです。(もっとも簡単にとらえてください。)
上記、量子の世界線で描かれていることです。
また、「All That Is」と呼ばれているものは、ワンネスの意識です。要は、個別化する以前の意識の総体ことですが、便宜上個別化しても性質は変わりませんので意識が他の形態(デュアリティの意識など)に変わっても、ワンネスであるという事実は変わりません。バシャールは意識を細かく分けて解説しないということになります。
上記、物理の世界線の前段階で端折ったので書いていない部分からあと全部です。
ワンネスは伝統的にスピリチュアルの世界で情報がシェアされてきました。おそらくは1970年代ごろからかな?おそらくはニューエイジ世代ですね。
次に、ノンデュアリティは日本では2015年ごろから情報が解禁され始めましたが、ノンデュアリティが目指しているものの一つがまさにこのバシャールが言うところの「The One」についての解釈です。
順番的に言ってワンネスだけが重要視されてきましたが、ワンネスが指しているのは至高の到達点だということではない、ということです。構造的に空(くう)があり、識が生まれ、その識の一番原初のものがノンデュアリティが指している「気づき」とか「The One」と呼んでいる意識で、その後の派生として量子などの世界が生まれてそれがワンネスの意識だとか「All That Is」と呼ばれているものです。
おすすめの書籍(Kindle Unlimitedで無料)
次はこちらです。
前はこちらです。